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これいいよ!

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May 12, 2024

マリーナ・ブルフシュテイン博士と語り合おう会

 アドラー仲間の梶野真さん(日本アドラー心理学協会)からご案内いただきました。

 現在、世界のアドラー心理学をけん引するマリーナ・ブルフシュテイン博士と直接語り合えるというオンラインの会です。

 マリーナさんは国際アドラー心理学会の会長で、私もアメリカや日本で何度もお目にかかっています。

 まさに本物、存在感抜群のゴッドマザー、私も最も尊敬しているアドレリアンの一人です。

 アドラー心理学に関心のある人は、その謦咳に触れる絶好のチャンスです。

 今回は正式のお勉強のワークショップというより、気楽にマリーナさんと語り合おうという主旨みたいなので、肩の力を抜いて参加できると思います。

 普段聞けないことを聞けるかもしれませんし、まだ本格的に勉強したことがなく、本でしかアドラー心理学に触れていない人も大丈夫と思います。

 もちろん通訳付きだから安心。

 是非、ご参加ください。

「アドラーと仲間たちプラス」2024年5月「マリーナに聴いてみよう♫ Q&Aセッション」お申込みフォーム

May 06, 2024

スポーツ賭博を巡って

 大谷翔平選手の通訳、水原一平氏のスポーツ賭博と金銭トラブルの件で4月は大騒ぎでしたが、事件も世間も落ち着いてきたようで、大谷選手もホームランを打ち続けて調子が戻りつつあるようです。さすが、タフですね。

 私は『労基旬報』というある業界紙に毎月連載を持っているのですが、最新の4月15日号にこの件について少し書きました。通り一遍のマスコミ記事とは一味違うかもしれないので一部転載します。

(転載始め)

 ‥‥この騒動の中で心理臨床家の私として引っかかったのは、アメリカのギャンブル事情とギャンブル依存症という言葉でした。

  スポーツ賭博の違法性と合法性

 アメリカにおいては、スポーツ賭博は違法である州と合法である州とわかれているそうで、ネットで調べた限りでは38の州で合法、12の州で違法とのことです。ちなみに先進7か国(G7)でも、日本以外の国ではスポーツ賭博は何らかの形で合法化されています。大谷選手と水原氏がいるカリフォルニア州は違法だから問題になったといえそうです。もし二人が合法の州で生活していたら、どうなっていたでしょうか。合法の州で合法のやり方でやっている分には罪になることはないはずです。ただ、大谷選手の口座から水原氏が勝手にお金を引き出していれば窃盗か横領の罪は問われるでしょう。もし大谷選手が友人である水原氏に懇願され、自ら借金の肩代わりをしたとしたら、それ自体は犯罪にならないことになります。ニューヨークっ子は、「オオタニはドジャースなんかに行くからだ。ヤンキースに来てればよかったのに」と思っているかもしれせんね。

 依存症の治療をしている私からすると、当事者のギャンブルの負債を身内や他者が肩代わりをするのは好ましくありません。「とりあえず返しておくから、もう二度とするなよ」と諭しながら、親が借金を返済するなんて話はたくさんありますが、それで本人がよくなることはほとんどないようです。本人はホッとしてしばらくはギャンブルに手を染めないでいますが、いずれ再発してしまうのです。依存症が病気であるといわれるゆえんです。周囲は、借金はその本人の課題として突き放しながらも、回復を応援する姿勢が大切です。

 さらに私が興味を持ったのは、カリフォルニア州ではスポーツ賭博がなぜ違法であるのかということ。実はカリフォルニア州は、マリファナは完全に合法です。医療用、嗜好用共に合法なのです。むしろ、カリフォルニア州は(というかそこの人たちは)マリファナ合法化を積極的に推し進めていた印象があります。

 私のカリフォルニアのイメージは、リベラルで先進的、前衛的な文化の最前線というもの。70年代はヒッピームーブメント、フラワーチルドレン、カウンターカルチャーで盛り上がり、若者文化の発信源でした。その後ITの最前線の地にもなり、何かとお騒がせなところでもあります。日本の禅も人気で、スティーブ・ジョブズが参禅したことでも知られています。こう見ると、カリフォルニア州はスポーツ賭博の方がマリファナより害が大きいとでもいっているような気さえします。

 ちなみに近年のアメリカ全体でもマリファナ合法化の波は進んで、現在40州くらいが何らかの形で合法化しているそうです。これは現在、世界中のトレンドです。日本は徹底禁止ですが、本当にそれでいいのか、どうするべきなのかを考える時が来るかもしれませんし、私はそれを期待しています。

 ギャンブルやドラッグは、時代や文化、歴史が複雑に絡み合って何が合法か決まっていきます。私自身は、何でも禁止、違法化することには反対です。禁酒法時代のアメリカでアル・カポネみたいなマフィアが闊歩したように、禁止すればアンダーグラウンド化して、反社会勢力が跋扈します。今回の水原氏のように、とんでもない負債を抱えた依存症者が現れてしまう可能性もあります。

 ギャンブルは歴史と共にあり、刺激に興奮する人間の本性に根差しているところがあるので、禁止したからといってなくなることはありません。社会が適度な合法化、すなわち規制化を模索するしかないと思います。

依存症へのアプローチの基本

 また水原氏がアメリカのメディアのインタビューで、「大谷選手が借金の肩代わりしてくれた」と話していたのを、一夜明けたら「彼は全く知らなかった、関与しなかった」と前言撤回したのも疑惑を深めました。大谷選手の代理人と水原氏が話して、大谷選手を守るために証言を変えたのではないか、という見方もありますが、依存症者の発言にはウソが多い、内容がコロコロ変わるのはよくあることで、その点では私は疑惑を感じながらも違和感は一般の人より少なかったです。依存症は「否認の病」ともいわれ、自分がそれにまた手を出したことや借金を膨らませてしまったことを話したがらず、ばれるとわかるようなウソをつくことはよくあります。したがって依存症の治療の最初の一歩は、「正直になること」とよくいわれます。

「酒を飲んだ」「ギャンブルをした」と正直に告白できることが第一歩です。そして、「今日はやらない。明日はまたやるかもしれないけれど、今日はやらない」と決断することが大切です。決断と失敗の繰り返しが積み重なることで、回復に向かっていきます。

 水原氏は自らをギャンブル依存症と言ったそうで、実際に専門医にそう診断されたのかはわかりませんが、その可能性は高いと思います。今回の事件を機に、水原氏が回復の道を歩まれることを祈っています。

(転載終わり)

April 30, 2024

コロナワクチンへの全体論的アプローチ

 私のいる心理臨床の世界では最近、「生物-心理-社会的アプローチ」という考え方が推奨されています。アドラー心理学の「全体論」とほぼ同様の発想だと思うのですが、人を援助するときは生物学的次元、心理学的次元、社会学的次元と多層的に理解し、アプローチを工夫しようということです。

 要するに、ものごとの部分に捉われるのではなく、全体像を理解しようということで、これはとても真っ当な姿勢だと思います。

 この言葉は主に認知行動療法の世界から出されたもので、それまでの心理臨床家はいたずらに「心の内側」のみに注目しすぎていたことへの反省から来ています。

 また、医師は自分の専門の身体の細かい部分に、ジャーナリストや政治家は人々の集合体である社会的現象にのみ注目しがちなので、他分野の人にもこのような全体を俯瞰して見ようとすることは大切な姿勢でもあります。

 この姿勢が、新型コロナ・パンデミックとワクチンに関してはなおざりにされていたし、完全に無視されていたと私は思っています。

 遺伝子ワクチンの作用機序について、推奨派はメリットのみを強調し(生物学的側面の一部にのみ注目)、そのデメリットは言わなかった(生物学的側面の一部を無視した)。

 心理臨床家を含めた一般人は、煽られた不安を解消するためにワクチンに飛びついた(心理的状態の一部にのみ注目)。

 心理臨床家を含めた医療人、マスコミ、政策担当者は、感染者数を減らすことのみが解決だと信じ込み、感染対策の人々の心や社会への悪影響を予想せず、無視した(社会的側面の無視)。

 学者や知識人も自らの不安を解消するために、あるいは周囲から責められたり失職したりする恐怖からか、ワクチンやコロナ対策の問題を指摘できなかった。特にWHOやワクチンを製造した巨大製薬企業の問題は調べればわかることなのに、声を挙げなかった(社会的側面の無視)。

 私たちは見事に、コロナ禍から現在でも、視野狭窄に陥っているのです。

April 24, 2024

山梨のゆる体操教室、HP開設!

 山梨各地でゆる体操を指導、普及している河野貴仁先生が、いよいよ自身のHPを開設しました。

 

 ゆる体操と達人調整@平岡 

 しかもHPには、「お客様の声」として、なんと私がでかでかと登場しています。

 ちょっとアップ過ぎて恥ずかしいわ。

 簡易にして奥が深いゆる体操は、本当によくできたメソッドです。

 私の体験談にある通り、武道家、アスリートは自身のトレーニングに取り入れるとよいでしょう。

 臨床家やカウンセラーは、効果的なリラクゼーション法としてクライエントに紹介するとよいでしょう。

 一般の方も、日常生活の隙間時間、就寝前や起床時などのちょっとした時にやることで、疲労解消や回復を果たせます。

 私もお風呂上りや寝る前は、「寝ゆる三点セット」をいつもしています。

 これを機に山梨でゆる体操熱が一層高まることを期待したいですね。

 ヴァンフォーレ甲府よ、ゆる体操を取り入れればJ1昇格間違いなしだぞ。

April 18, 2024

郷土作家、岩崎正吾氏逝去

 山梨県出身の作家、出版社社長の岩崎正吾さん(79歳)がつい先日亡くなり、本日お通夜に参列してきました。

 岩崎さんのことをご存じない方は多いかもしれませんが、ミステリー作家として90年代頃にご活躍後(有栖川有栖さんらと同世代で、一緒に本も出しています)、山梨ふるさと文庫という出版社を立ち上げ、郷土山梨で地方出版の先駆けとして活動をされて、数多くの著者を発掘し、たくさんの山梨関連の本を出版していました。

 岩崎正吾-Wikipedia

 岩崎正吾-Amazon

 私はもう30年近く前からお付き合いをさせていただき、甲府で岩崎さんが主催していた小説教室の生徒だった時期もあります。

 岩崎さんから、ミステリー小説の構造や小説の書き方を学んだことは、その後の私に大きな影響を与えました。

 ただ結局私は小説を書くこともなく、だから当然小説家にはなれなかったけれど、文学作品の読み方、状況の描き方や文章作法などを教わりました。それは今もとても役に立っています。

 独自の歴史観も岩崎さんは持っていて、本能寺の変や武田氏に関する本も出版されていています。

 ある時一緒に話をしていて、岩崎さんは、私の深澤姓のルーツと思われるある山里は、武田信玄の時代には忍者の村だったのではないかと推理されていて、私も歴オタなので話が大いに盛り上がったのはよい思い出です。

 早稲田大学時代は演劇サークルに所属していたそうで、アナウンサーの久米宏さんや政治家の田中真紀子さんもいたので親交があったらしく、ある著書の帯には久米宏さんが推薦文を書いていましたね。

 また、県内在住の作家、詩人、歌人、文学愛好家らに声をかけて、山梨文芸協会の立ち上げにも関わり、事務局長も務められ、地域文化の振興に民間の立場から大いに活躍されていました。

 私には、同じ高校と大学卒ということもあってか、ずいぶん目をかけてくださったと思います。

 私も本を出すたびに献本させていただき、3年前、単著『アドラー臨床発達心理学入門』(アルテ)を出したときには持参してお渡ししたら、岩崎さんはとても喜んでくれてサインも求められ、光栄にも師にサインをさせていただくことができました。

 あれがお会いした最後の時になってしまいました。

 とかく中央、東京に眼差しが向けられがちな文化を地方から発信するという、まさに先駆者だったと思います。訃報を受けて、私も後を引き継いでいきたいと思いました。

 お通夜では岩崎さんのお顔をも拝見でき、親しい文芸仲間と息子さんからは、「気がついたら最期はスーッと逝かれた、苦しむこともなかったようだ」ということで、いつも穏やかで飄々とした岩崎さんらしいと思いました。

 感謝と共に、ご冥福をお祈りいたします。

April 13, 2024

リニアを巡る疑問、川勝知事って

 川勝平太静岡県知事が、不適切発言をして急遽辞任を表明しました。

 そのこと自体に私は特に何も思うところはないのですが、川勝知事はリニア中央新幹線の静岡県内での工事に強硬に反対して開業を遅らせたことが、山梨県民としては腑に落ちないでいました。

 辞任会見の際、2027年の東京-名古屋間の開業をJR東海が断念したことをもって、自身の手柄であるかのように「大きな区切りを迎えた」と発言したことにはムカッと来ましたね。

 彼の辞任を受けて、山梨県知事や甲府市長がチクリと嫌味や批判を地方紙に述べていたのが、山梨県民の気分を代表していたように思えました。

 私自身はリニア中央新幹線について、反対か賛成かという意見は特にありませんでした。

 環境破壊があるだろうといわれれば確かにそういう面はあるだろうし、電磁波はどうなんだろうという心配もあります。

 一方リニアには、日本経済や地域社会の復興の起爆剤、災害インフラの強化というプラス面も大きいことは間違いありません。

 一部でいわれる、新幹線によって地域社会がかえって衰えるというストロー効果も信じていた時期がありましたが、藤井聡京都大学教授らの言説を学ぶ中で、必ずしもそうではないことを知りました。むしろ、インフラをいかに整えるかが、現代社会を維持し発展させ、国土を強くするかの最重要ポイントであると認識するようになりました。

 だから、私はリニアについては賛成派になっていたといっていいと思います。

 そして川勝知事が、かたくなに工事をさせないのはなぜなんだろうと思っていました。

 なぜなら、いかにも環境に配慮するように見せながら、彼の発言が二転三転していたからです。

 当初その知事の姿勢を支持していた環境保全団体の代表が、そのウソに気づき告発した『知事失格 リニアを遅らせた川勝平太 「命の水」の嘘』という本さえあります。

 素人、一般人には「環境保護を考えてくれている良い知事だ」というイメージを振りまいていて、実は専門家にはそれが盾に過ぎないことを見破られていたのです。

 だから川勝知事には、どうも別の意図があるのではないかといぶかしんでいました。

 そしたらなんと、川勝知事は環境に配慮するのではなく、中国に配慮していたのではないかという見解がありました。

 リニア開業を遅らせた大罪。中国かぶれの知事がひとり反対して日本復活を送らせていた=鈴木傾城

 川勝知事は、以前から習近平国家主席を礼賛しており、中国に媚びるようなことばかりをしていたというのです。

 この記事を読んで、なんか腑に落ちたというか、でも本当なら極めて問題ではないですかね。

 辞めてもらってよかったですが、静岡県民には後継者の選挙によほど気をつけてもらいたいと思います。

April 07, 2024

和田秀樹氏とアドラー心理学動画

 前記事で精神科医・和田秀樹先生の著書『プラグマティック精神療法のすすめ』(金剛出版)を紹介しましたが、実は最近アドラー心理学の大家とのYouTube動画が出ています。

 私をアドラー心理学に導いてくれた岩井俊憲先生(ヒューマン・ギルド)との対談です。

 和田先生とアドラー心理学の対話が実現して、とてもうれしいです。

 それぞれのYouTubeチャンネルで対談しているので、記念にリンクを貼っておきます。

 お二人は、フロイトとアドラーの比較など、専門的な話でもわかりやすく語ってくれています。

 お楽しみください。

【心理学コラボ!】幸せに生きるための心理学って!アドラー心理学入門【岩井俊憲先生】

 

【スペシャル対談!】アドラーと精神分析【和田秀樹先生】

 

April 02, 2024

『プラグマティック精神療法のすすめ』

 精神科医、作家として著名な和田秀樹先生は、私も以前から著書を拝読したり、YouTubeチャンネルを拝見してきました。

 元々精神分析学を専門にされていたのに他の分析家と違うのは、全く違うオリエンテーションの学派からも積極的に学んで評価していることを公言することです。

 今時精神分析家でもさまざまなアプローチを学ぶ時代ですが、「これはいい!」とはっきり言う人はこの業界では珍しい。

 それは、より患者に役に立つために、臨床の腕を上げるために、というプラグマティックな姿勢を和田先生が持ち続けたためだと思います。

 アメリカに留学中は臨床催眠やブリーフセラピーも学んだみたいだし、特に日本発の森田療法がお気に入りで積極的に取り入れているようです。

 そして和田先生は、臨床家としてのアドラー、アプローチとしてのアドラー心理学をとても高く評価しています。

『プラグマティック精神療法のすすめ 患者にとっていい精神科医とは』(金剛出版)は、和田先生の自己啓発的な他著とは違って、臨床家としてのこれまでを振り返ったものです。

 本書の第8章に「プラグマティック精神療法の元祖 アルフレッド・アドラー」という章があります。

 アドラーについて和田先生はこう述べています。

 アドラー学派の特異性というのは、アドラーの名前を忘れられても劣等コンプレックスの概念はいまだに通用するように、概念の普遍性にあると言えるのだろう。

 もう一つは精神分析学のように内部で分派していくのではなく、個人心理学の枠外に大きな影響を与え、多くの新しい学派を生み出していったことだ。

 アドラーの影響を受けたとされる心理学者には、人間性心理学のアブラハム・マズロー、カウンセリングの父カール・ロジャーズ、交流分析の祖エリック・バーン、そして自己啓発の父デール・カーネギー、そして前述のアーロン・ベック(認知療法の創始者:ブログ主注)がいる。

 自らの名前より、そこから派生する学派によってその理論が広まっているという数奇な運命をたどるのだ。  p133-134

 とても正直な和田先生は、多作だし、歯に衣着せぬ政治的発言もあり批判的な人はいるかもしれませんが、私はとても信頼できる人だと思います。

March 27, 2024

禁止よりも合法化=規制化

 大谷翔平選手の通訳、水原一平氏の違法賭博疑惑は今も日本中を揺らしています。

 アメリカでは野球はアメフト、バスケ、アイスホッケーに続いて第4番目のスポーツだそうだからよくわからないけど、重大な事件であることは間違いないでしょう。

「違法」であれば、どこであっても有罪は免れませんが、合法の州の野球賭博とはどういうものなのでしょうか。

 アメリカ在住者の大変興味深いレポートがあります。

 冷泉彰彦氏:「大谷翔平はアメリカの罠を克服するか?水原通訳の危険なテキストメッセージ・・・野球賭博の有無最大の焦点に」

 これを読むと、アメリカのスポーツ賭博は大変高度にシステム化されているようです。

 勝敗に賭けるだけでなく、もっと細かい試合の経過や選手個人の成績も賭けの対象になっているそうです。

 賭けの参加者は試合を観ながら、スマホのアプリで賭けに参加できるそうです。

 オンラインで気軽に参加できるのでしょう。

 どこかの雑居ビルの暗い地下室に潜り込むわけではないようです。

 逆に高度に情報化、システム化されているからこそ、違法性の有無や、ギャンブルとしての公平性に厳しくなる面もあると思います。

 ケチで小心者の私は、オフィスの近くに場外馬券場があるにもかかわらず、馬券一つ買ったことはありませんが、実はギャンブルを全面禁止することはよくないと考えています。

 ギャンブルに限らず、薬物(アルコール、タバコ、大麻など)、セックス(売春、性産業)は人類の歴史と同じだけ存在し、眉を顰める事態や家庭崩壊などの悲劇が後を絶たなくても、絶対になくならないできました。

 これらは人間の本性に根付いた行動文化だからでしょう。

 だから、アメリカの禁酒法時代にマフィアが闊歩したように、ただ禁止すればよいというものではありません。

 かといって自由化はカオスを生むだけで、社会が崩壊します。

 ある程度の合法化、つまり認めた上で適度な規制をかけていくのがベターというしかないでしょう。

 その程度が難しいけれど。

 カリフォルニア州は大麻合法化先進地なんだから、ギャンブルも合法化すればいいのに、と思ってしまいます。

 闇の方に行きたがる人はどこにでもいるけれど、多くの人は公認ギャンブルの方を楽しむことができ、犯罪者にならないですみます。

 水原氏も大谷選手のお金を使い込みした部分だけの罪、窃盗罪か横領罪を問われても、「違法賭博」をしたわけではなく、ギャンブル依存症者として治療対象になるだけでしょう。

 

 

 

March 23, 2024

スポーツ賭博ってどうなんだ

 大谷翔平選手の通訳、水原一平氏の違法賭博疑惑が世間を震撼させています。

 私も大変、驚きました。

 ただ感想としては、「とんでもない!」と怒る気にはならず、賭博とはそれ自体の有害性の他に、まさに法と文化が絡む複雑な現象だな、というものでした。

 なぜなら、アメリカでは大半の州でスポーツ賭博が合法で、数少ない州で違法であるということだからです。

 もし大谷選手が合法の州のチームに移籍していたら、どうなっていたでしょうか。

 ギャンブルで巨額の損失を出した水原氏は、大谷選手を巻き込んだ倫理的な責めを問われても、罪を問われることはないでしょう。合法なんだから

 むしろ、一人の「ギャンブル依存症者」として「治療対象」になっていただけかもしれません。

 そうすればMLBもマスコミも、友人の回復を支援する大谷選手という美談を作り上げることができたかもしれません。

 臨床的には、ギャンブルの損失を家族や知人が肩代わりするのは、本人にとって良くないとはいわれますけれど、今後大谷選手が水原氏を適切にサポートすることは十分に可能です。

「オオタニはドジャースなんかに行くからだ。ヤンキースに来ていればよかったのに」とニューヨークっ子は思っているかもしれせんね。

 私も「変なリベラルの巣窟のカリフォルニア州よりも、フロリダ州のマイアミ・マーリーンズとかに行けばよかったのに」と思います。現役晩年のイチローがいたし。でも貧乏球団らしいから無理か。

 カリフォルニア州はかつてのカウンターカルチャーの発信源、大麻とかドラッグには寛容だけど、ギャンブルには厳しいのはなぜなんだろう、とは思います。

 もう一つの感想は「陰謀論者」の私らしく、アジア人、日本人の大谷選手の活躍を快く思っていない人たち、あるいは巨万の富を持つ彼から金を引き出させようという一団がいる可能性。

「将を射んとすれば、まず馬を射よ」の格言通り、水原氏は狙われた可能性があるかもしれません。

 ネットでアメリカのスポーツ賭博の記事を見ると、セレブが狙われることも実際にあるらしいので、当然大谷選手が「ターゲット・リスト」に入っていたことだってあるかもしれません。

 おお、怖っ。

「君子、危うきに近寄らず」ですね。

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