March 31, 2020

この時期に倒れた

 自粛の波に乗り、私が主催する太極拳教室も会場の要請に従い、3月はお休み状態でした。4月も稽古は中止です。

 約週2日、2時間の稽古時間がなくなって、オフィスにこもる生活を送っていると、先日、知らぬ間に体力が衰えているのを感じました。仕事の合間に武術や気功をするのですが、やはり狭い空間で短時間だと稽古の密度が違います。

 そんな中で先週末からの天候不順で気温差が大きく、29日は雪まで降ってきました。

 私、気温差が大きいのが苦手で、すぐ体調に影響が出ます。この日も「なんか落ち気味だな」という身体感覚を得ていました。

 そしたら夕食後2時間して、猛烈な胃痛が襲い、食べたものをすべて嘔吐してしまいました。

 胃が刺すように痛くて眠れず、「まさか、コロナか?」と思いましたが、巷でいわれている症状と違うし、不安のまま夜を明かしました。コロナなら家族や職場にも迷惑かけるだろうし、自営業だから収入が途絶えるし、どうしようかと悪いストーリーが頭の中を巡ったこともありました。

 翌朝早々に近所の内科で診てもらったら、「風邪のウイルスが胃に来たのでしょう」とのことで、お薬を処方されました。

 確かに2日目の今日は、大分楽になって、固形物も食べられるようになっています。ただの風邪だったようです。

 やはり免疫力が落ちていたのかもしれません。

 ただ、この時に新型コロナウイルスに感染したら、どうなったかはわかりませんね。

 私みたいに武術の稽古などしなくても、普通の暮らしをしていると通勤や買い物などでけっこう体を使っているものです。いきなりの自粛生活になって、大分身体に影響が来ている人が多いかもしれません。

 少し新しい生活スタイルを考えないといけないですね。

 皆さんもご自愛ください。

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March 27, 2020

『インテグラル理論』

 まさに東京ロックダウン前夜か、という感じになってきましたが皆さん、お元気でしょうか。

 まあ私の山梨は元々ロックダウンされているようなところで、ホントにするとしても主要幹線道路と鉄道を止めればロックダウンできてしまいます。数年前の大雪の時はまさにそうでしたね。

 新型コロナや自粛についていろいろ思うところはありますが、せっかくの自粛ですから本を読んだり勉強する時間にしたいですね。

 アドラー心理学をさらに進化させるために、そしてポスト・コロナの世界を展望するために、最近トランスパーソナル心理学のケン・ウィルバーに改めて注目しています。大学時代、『意識のスペクトル』(春秋社)で心理学、神秘思想、宗教学に開眼した私は一時期傾倒していましたが、臨床現場に出るにつれて次第に関心がなくなり、最近約30年ぶりに戻ってきました。

 昨年出た、ウィルバーの思想をまとめたのが、ケン・ウィルバー著『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』(加藤洋平監訳、門林奨訳、日本能率協会マネジメントセンター)

 以下は研究顧問を務めていたある企業の幹部と行った研究会で、私が書いたレポートの一部です。日本の古神道と臨床心理学、発達発達学を統合しようという試みの一部です。

 覚えにここでも載せておきます。

 本書の概要を知ることができると思います。

(転載貼り付け)

 統合と意識進化

はじめに

 ケン・ウィルバーは、トランスパーソナル心理学の代表的論客として知られている。80年代前半、「意識のスペクトル論」によってアメリカの心理学界に衝撃のデビューをしてから30年以上経つが、現在も精力的に著作を発表をしている。

 特に最近は「ティール組織」のアイデアを提案し、組織論の世界でも注目されているという。

 本書『インテグラル理論』はウィルバーの著書『The Theory of Everything』の最新訳であり、彼の関心の中心である人類の意識進化論と人間科学に関するあらゆる科学理論を統合する枠組みを、「インテグラル理論」として提案している。ウィルバーの仕事は、○○株式会社の研究開発、○○の関心、理論と重なるとことが多いと思われるので、ウィルバーの発想の主なところを抽出し、比較のための資料として供したい。

問題意識:意識進化の時代的必然性、統合への関心

 ウィルバーは将来の人類社会の方向性を、「意識進化」「統合」という方向で見定めている。

「人類は孤立した部族や氏族から始まり、小さな農村へと、古代国家へと、征服を求める封建帝国へと、国際的な法人型国家へと、そして地球共同体へと、歩みを進めてきた。この驚くべき進展の先に、統合的共同体(インテグラル・ヴィレッジ)が現れることは、もはや必然であるように思える。

 言い換えれば、今日、意識進化の最先端は、来るべき統合的時代ー少なくとも、その可能性―の一歩手前にまで到達しているのである。統合的時代とは、全ての人間が、人類が現在もっている全ての知識、知恵、テクノロジーに触れることができる時代である。そしてもちろん、私たちは遅かれ早かれ、全てを説明する「万物の理論」を手にすることになるだろう・・・。  p34」

 これは、現代における意識進化の必要性、必然性を訴える○○とほとんど同じ問題意識に立っているといえる。網羅性、階層性を重視するところも同様である。

ウィルバーの仕事

(1)意識進化モデルの構築

 初期のウィルバーの意識進化モデルは、心理学の心の発達理論を、仏教やスーフィー、キリスト教やユダヤ教の神秘主義の理論を接続したところに特徴があった(意識のスペクトル論)。

 本書では、さらに発達心理学や組織心理学の最新の理論を駆使して、さらに詳しく8段階のモデルを構築した(スパイラル・ダイナミクス)。各段階を色で表現しているところが特徴的である。(詳細は本書を参照)

 

世界観1 ベージュ 古代的 生存の感覚 本能と生まれ持った感覚と研ぎ澄ます

世界観2 パープル 呪術的 血族の精神 神秘に包まれた世界の中で調和と安全を求める

世界観3 レッド  呪術的-神話的 力のある神々 衝動を表現、自由になる、強い存在

世界観4 ブルー  神話的 真理の力  目的、秩序、未来を確実にする

世界観5 オレンジ 合理的 努力への意欲 分析、戦略を立てる

世界観6 グリーン 多元的 人間らしい絆 内なる自己を探求、他者を平等に扱う

(以上、第1層)

世界観7 イエロー(ティール) 統合的 しなやかな流れ 複数のシステムを統合、調整

世界観8 ターコイズ 全体的 全体の眺め シナジーを起こす、巨視的視野

(以上、第2層。ウィルバーの図は第1層が最下位にある)

 

 ウィルバーの見立てでは、現代は人口比において、ブルー段階にいる人は40%、オレンジ段階は30%で、ほとんどの人は秩序や制度、合理性の世界(ブルー、オレンジ)に存在していることになる。

 世界の多様性を認め、ポストモダンやエコロジーに関心があり、新しい世界像に関心のある人(グリーン)は10%程度しかいないという。

 それらよりもっと原始的な意識(途上国や未開社会、紛争地域にいる人:レッド、パープル)は20%程度もいるとしている。

 そして、統合的な意識に達した人、ティール組織を実践できる人(イエロー)は1%ぐらいしかいないと見ている。つまりほとんどの人は、平等性、無支配性の高い組織を作って運用するほどのレベルに達していない。

 そのためウィルバーは、人類の意識進化の道筋を描きながらも、そこに至るにはまだまだ時間がかかる、100年単位の出来事と見ているようである。そこで、意識進化の障害になるところも考察している。例えば、ベビーブーマー世代の自己中心性や、エコロジーや精神世界に関心の高いグリーンの人たちの、非合理主義や反科学主義には警鐘を鳴らしている。

 バラ色の理想をただ描くのではなく、発達の妨げになる個人心のあり様や社会の問題にも目配せしているところは参考になると思われる。

 そのようなウィルバーの現状の社会に対する認識は、広範な文献や研究を網羅しているだけあって、妥当性が高いと思われる。ただ、その意識進化の速度については、我々との認識の違いがあると思われる。

 禅を中心に修行していたウィルバーは、意識進化の方法は本書では明示していないが、瞑想を中心にした「気づきのライフスタイル」を徹底させることにあるように見える。いわば、アナログの修行方法、生活態度を中心にしている。

 その過程で、人の心理的ブロックやトラウマ、誤った価値観などで意識進化が停滞したときは、サイコセラピーや代替療法などで修正していきながら、コミュニティーの改善や政治的実践を行う(ディープエコロジーなどと呼ばれる)といった方向性と推測される。

 したがって天才と呼ばれたウィルバーでさえ、基本的には修行的、伝統的なアナログな方法による以外のイメージは乏しく、デジタルデバイスを使用しての意識進化の可能性はまったく考慮していないようである。

 また、仏教や神秘主義思想の該博な知識があるウィルバーも、日本の神道に関してはまったく言及がないので、知らないといってよいだろう。むしろ、多神教的、呪術的な宗教を意識の発達の初期の段階と捉えている(パープルやレッドの段階)ので、もしウィルバーが一般的な神道について教えられれば、意識進化の初期の段階と位置づけたかもしれない。

(パープル、レッド、ブルーの説明 p51-53)

(2)意識進化とはどんな状態か

(イエロー(ティール)、ターコイズの説明 p59-60)

 現在の人類が意識進化した状態では、柔軟さ、自発的、機能的であることがもっとも重視される。差異や多源性は統合される、自然で様々な流れが相互に依存しあう。

 全ての存在が網目細工のように絡み合っているという認識。多種多様なレベルの相互作用を認識できるようになる。どんな組織にも調和と神秘的な力を感知し、フロー状態が遍満している。

 ウィルバーは、「発達とは自己中心性の減少である。」「発達においては基本的に自己愛の減少と意識の拡大という二つの出来事が起きる。」と端的にまとめているが、自己愛(ナルシシズム)の狭い世界から人が抜け出して、「公」という広い視点を得るプロセスを意識進化とする○○のアイデアを、別の面から表現しているといえるだろう。

 ウィルバーの描く意識進化した状態と、我々の描くそれとの異同は、今後の論点となるかもしれない。

 

 

 

 

 

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March 23, 2020

自粛要請の目論見

 オリンピックが東京に決まったとき、私はイスタンブールを推していたのでとても残念でした。

 安倍首相の「アンダーコントロール」というウソに始まり、次から次へとトラブル続きで、ついに疫病で消滅の危機。麻生財務相が「呪われた五輪」と珍しくいいことを言っていましたが、神様が「お前らにはやらせん」と祓い清めようとしているかのようにも見えてしまいます。

 ただ、私は地元山梨の平野美宇ちゃんがやっと出られるはずだったので、かわいそうでなりません。

 そしてついに延期の方向になった途端の今日、首都のロックダウンが小池知事によって示唆されたそうで、本田健さんが言っていた通りの流れになってきてます。

 皆さん、備蓄は始めておいた方が良いですよ。

 ただ、どこまでちゃんとロックダウンができるか。中国や欧米のような本気のロックダウンは、日本はしないのではないかという気がします。それは安倍政権が国民にやさしいからではなく、はっきりいって国民の命はどっちでもよくて、金を出したくないからでしょう。

 実際もう既にソフトなロックダウンは「自粛要請」という形で始まっているといえます。

 それはもちろん安倍政権が国民を信頼しているのではなく、責任を取りたくないから。

「自由をあまり制限しないで、お金は出さない」、そして自粛の中で国民同士で監視させ、イベントなど叩けるところを叩かせて分断させる。「分断して統治せよ」の模範例で、それに乗る日本人は死地へ連れていかれる羊の群れか。

 そんなところをうまく表現しているユーチューバーさん(前記事でも紹介しました)の動画をつけておきます。

 

 

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March 20, 2020

新型コロナの世界を俯瞰する

 新型コロナウイルスのパンデミックはいまだ収束の気配もありませんが、これが人々の意識や社会の在り方にどのような影響を及ぼすか、ネット上では喧々諤々の発信がなされています。まさに「コロナ論壇」という状況。

 私も仕事の合間についついいろいろ見て楽しんでいます。

 政府やマスコミ、御用学者、コメンテーターらの言っていることは噓八百とは思わないけど話半分、話3分の1ぐらいがちょうど良いと思っています。

 面白いなと思ったのをリンクします。お暇なときにどうぞ。

 東大教授と語るコロナウイルスとメディアの罪 メディア発で狂ったコミュニケーションが日本に溢れる危険性

 東大教授といっても御用側ではなく、原発事故の時期、「東大話法」というワードで東大の御用学者たちの問題を暴いた安冨歩教授。

「移してやる」と街で遊びまわった陽性患者が亡くなったことについてのマスコミの報道の問題、ニュースを見てつい怒りを抱いた人も多かったと思いますが、そのあおり方は正しかったのか。私も少し反省した。

 そして、ここ20年程世界を支配したグローバリズム、新自由主義の資本主義社会がいかに脆いものだったか、感染症一つで崩れ去ろうとしていることを指摘しています。これはこのパンデミックのもたらす一つの希望かもしれないな。ついでに竹中の勢力も一掃してほしい。

 社会学者・宮台真司さんがキレッキレで口汚く(笑)、政府の対応やそれを支持している連中を罵っているのが、

 宮台真司×ダースレイダー 「コロナ対策という社会問題!」

 仕事柄か性格か、私は口汚くなれないので、実はこういうの好きです。「医療崩壊を防ぐ」ことをPCR検査をしないことの正当化に使うことの欺瞞性、非科学的な政府のアナウンス、ああ日本は崩れ始めている。

 コンスピラシー系で最も高度な分析をしているブログ、「カレイドスコープ」さんは有料記事がお勧めですが引用禁止なので、無料記事でもよいのがあります。

 五輪延期と強制検疫、強制ワクチン接種

 最悪のストーリーを知っておくのは良いことです。このくらいで怖いと思ったり、拒否反応を起こすようではダメね。

 自己啓発系、スピリチュアル系の人たちに大衝撃を与えているらしいのが、あのベストセラー作家・本田健さんが極めて深刻な警告を発していること。これは必見かも。私は著書を呼んだことはなく、初めて本田さんを拝見しましたが、「いい人だな」とその姿勢には感心しました。

 本田健が語る「新型コロナウイルス・激動の時代に備えておきたいこと」

 本田健が語る「歴史的緊急事態! 日本、世界はこれからどうなるのか」

 本田健が語る「オリンピック中止、日本封鎖、歴史的金融崩壊に備えて、今すぐ準備しよう!」

 これからどうなるか。個人のレベルではろくなことはないような気がしますが、捉えようによっては新しい時代が来る前の試練の時代とはいえるかもしれません。

 ただロックダウンに備えて、最低限の備蓄はしておきたいですね。

 

 

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March 15, 2020

『何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損をしない方法を教えてください!』

 新型コロナウイルスの影響は悪いことばかりですが、数少ない良いことは、確定申告の期限が一か月延びたことですね。

 私は気持ちにゆとりができた分、逆にやる気になったのか、学校の仕事もなくて暇だったこともあって、先週一気に仕上げて、税務署に提出に行きました。例年この時期は激混みの税務署はホントに人がまばらで、駐車場も難なく入れて、すぐに提出することができました。

 公認心理師という国家資格ができて、これからは開業(私設とこの業界ではなぜか言います)カウンセラーが増えるでしょう。私のような零細開業心理士は、慣れない確定申告に右往左往すること請け合いです。私も遅まきながらようやく最近わかってきました。

 そんな金勘定に弱いカウンセラーさんが税金のことを学ぶには、この方の本や動画がお勧めです。

 大河内薫・若林杏樹『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(サンクチュアリ出版)

 長ったらしいタイトルですが、マンガ家の若林さんが税理士の大河内先生に鍛えられながら税金について学んでいく、「マンガで学ぶ確定申告書の作り方」です。大河内先生はなんと日本大学芸術学部卒ということで、クリエイター、芸術・芸能系のクライアントに特化、支援している方のようです。まさにフリーランスの味方ですね。

 Amazonの節税対策部門で第1位のベストセラーなのもうなづけます。

 もっと早くこの本が出てほしかった。

 これから開業するカウンセラーさん、「思い切り臨床をやりたい!」とはやる気持ちを抑えながら、先ず税金やコストのことを考えてスタートしてくださいね。

 

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March 10, 2020

『キレッキレ股関節でパフォーマンスは上がる』

 スポーツや武道、格闘技だけでなく、日常生活全般において、よい動きをするための最重要ポイントは股関節です。股関節を意識できて動かすことができれば、その人のレベルはグーンと上がること請け合いです。

 ただ、股関節はとても意識しにくい箇所といわれます。普通の人は自分の股関節をありありと感じることは難しいし、先ずできないと思います。

 イチローが打席に立つ前に必ずやっていた股割り動作や、力士の四股、太極拳や形意拳などの中国武術の気功(立禅、站椿)などの専門的トレーニングが必要です。

 そこで、高岡英夫先生の『キレッキレ股関節でパフォーマンスは上がる!』(KANZEN)は、誰でも股関節の意識を高めることができるための、理論とエキササイズがあり、お勧めです。

 私も自分の稽古の前に、本書にある股関節を感じるためのベーシックな方法をしています。型をしているときに股関節の動きが何となく感じられて、深いところから動いている感覚があります。また、普通に歩くときもとても快適です。

 とても効果的じゃないかな。

 新型コロナのせいで自粛、自重だらけの今、室内で過ごす時間が長くなっている人が多いと思います。こんな時は室内でできるトレーニングが必要です。高岡先生のメソッドは常にゆるむことベースなので、とても快適に取り組めると思います。

 

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March 06, 2020

ひきこもりのススメ

 新型コロナウィルスの影響で全国の学校が休校になりました。

 まさか国が不登校を要請し、外で遊ぶな、人と会うな、とひきこもりを強制するとは思わなかった。

 なんと、「ひきこもりこそ善」、という時代に突入しました。

 その疫学的効果は専門ではないのでわかりませんが、心理的健康に対する影響については大いに懸念されます。

 ある程度育ちのよい子、今や数少ない中流以上で勉強が好きな子ども(私みたいな)は、めんどくさいクラスメートや担任に会わずにすみ、好きな勉強や読書だけして相当偏った知識を得て楽しむでしょう。受験に邁進する子どもは、家が裕福であればいろいろ手立てがあるでしょう。

 しかし実際は自発的なひきこもりではなく、無理矢理させられたひきこもりで、子どもたちは軟禁状態に置かれているといえるので、マイナスの影響の方が大きいと予想されます。

 特にやることもない、勉強も嫌い、外で遊ぶことはできない、お金がない、うるさい親はいない、といった子どもは運動不足、免疫力低下になり、ついにはスマホ・ネット依存、甘いものばかり食べる砂糖依存に陥るでしょう。

 この問題に心理学的にズバッと切り込んだのは著名な応用行動分析家、奥田健次先生です。ブログで怒っています。

 コロナ感染よりも自宅アミューズメント感染を憂う(緊急投稿)

 さすが、毒舌は行動科学者の真骨頂、為政者を「アホやね、アホ」と罵りながら、そんな政治家を選んだ国民も「アホ」と斬り捨て、とても正しいことを言っています。

 一斉休校で子どもたちが失うものはなにか、それは学校での「6時間程度の行動」です。

 これを奪われた子どもたちは、替わりとなる「別の6時間程度の行動」を探し出します。シンプルだけど、絶対の原理です。その結果上記のようなことになるのは明らかです。自宅が過度のアミューズメントパーク状態になることは、奥田先生が言うように学習習慣への打撃と同時に、共同体感覚の育ちという視点からも好ましいものではありません。

 この影響は、長期的には深刻なものになるかもしれません。

 

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March 03, 2020

ホームページをリニューアル!

 新型コロナウイルスの流行で、イベントや集会は次々に中止され、全国の学校も休校になっていますが、私がやっているカウンセリング・オフィスは幸いなことに特に影響は出ていません。キャンセルが増えたとか、予約が来ないということもなく平常運転です。

 できる限りこれが続いてほしい。

 そう思っていたちょうどこの時期、我がオフィスのホームページを一新しました!

 心理臨床オフィス・ルーエ

 前のは私が開業時に作ったもので、字がやたらと目立つ素人臭いものでした。訪れた人は、作文を読ませられた感じがしたかもしれません。

 今回は知り合いのプロに依頼しました。

 知企画の加藤さんといって、イベントや学会、私のようなカウンセリング・オフィスのホームページなどを数多く手がけている方です。実にセンスが良くて、私が作ったホームページに載っていた文章をそのまま生かして、まったく違う印象に作り替えてくれました。

 ついでにリーフレットと名刺も作っていただきました。

 これでカウンセリングが必要な人により届くようになって、さらなる集客アップを目指します。

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March 01, 2020

突然の春休み

 ご承知の通り、先週2月27日(木)、安倍首相が突然乱心したのか、それともいつもおかしいのか、全国公立小中学校、特別支援学校を休校せよと「要請」がありました。

 夕方ネットニュースで知り、仰天しました。

 翌日スクールカウンセラーとしての勤務校に行き、大慌ての校長先生以下先生方の動きを同情を持って見ていました。

 午前中に県教育委員会が招集した校長会で対応が話し合われ、準備に若干の余裕を持たせるために2日(月)ではなく、3日(火)の午後から休校することになりました。せめてもの抵抗でしょうか。

 昨日夜には安倍首相の会見がありましたが、私は彼の顔を見ると何か変なものが憑くのか、気持ち悪くなるのでさっと見ただけで、テレビを消してしまいましたよ。昔からあの人、妙な「気」があるという感じがして仕方ない。これは心理屋ではなく、気功修行者としての感覚です。

 28日(金)は、面接室に来てくれていた3年生の生徒さんたちが、私に会う最後の機会と知って次々にあいさつに来てくれました。うれしかったですね。中にはすでに合格が決まった子もいますし、これから受験の子もいます。これからの子は、思わぬ環境の変化に動じずに実力を発揮してほしいと思います。彼ら彼女らの明るい未来を祈りました。

 ただ困ったことに、日本にはこの人がいる。

 日本はこの妙ちくりんな指導者をいただいてもうだいぶ経ちますが、この国難に実に不幸なことだと思います。選んだ国民の「自然の結末」(アドラー心理学用語)だけれども。

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February 27, 2020

感染防止と意識

 ここ数日の世間の動きを見ると、日本個人心理学会第1回学術大会の延期は時宜を得た適切な判断だったと思います。これしかなかったですね。

 第1回という記念すべき大会ですから、改めてすっきりとした状況でやるのがよいでしょう。それまでは力を蓄えていきたいと思います。大会は遠くても、学会としての発信はしていきたいと思います。

 私たち以外にも、学会や研修会の中止、延期のお知らせが続々と舞い込んでいます。みんな苦労しているんだろうなと共感の思いがわきます。

 しかし、ついひと月ほど前と、世の中の雰囲気が全く変わってしまったような気がします。咳の一つに敏感になったり、人との距離を取ろうと意識したり、強迫症状かと思うばかりに除菌にこだわったり、感染防止に必要なことのそれぞれが人々の意識を変えているような気がします。

 これからは直接会ってコミュニケーションするより、ネット経由で人とやり取りすることが主流の時代になるのでしょうか。

「人は濃厚接触なしで、いかにして共同体感覚を育成することができるか」という命題に、アドラー心理学は取り組むことになるかもしれません。

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