September 24, 2018

『マンマミーア! ヒア・ウィー・ゴー』を観た

 連休はカウンセリングの間に実家に帰って先祖供養をしたり、原稿を書いて過ごしました。

 そして時間の空いた時に、映画「マンマミー! ヒア・ウィー・ゴー」を観に行きました。全編アバの音楽で構成された楽しいミュージカルです。

 実は私、中学時代アバの大ファンで、今は懐かしいLPレコードを何枚も持っていました。私より上の世代はビートルズで英語を覚えた人が多かったかもしれませんが、私はアバでしたね。アバはその後の洋楽人生の入口でした。

 だからもちろん、前作の「マンマミーア!」も観ていて、舞台のギリシアの美しい景色やメリル・ストリープやアマンダ・セイフライドらの美しく明るい女優陣、「3人のパパ候補」たちがとても魅力的でした。10年たって彼らが帰ってくると聞いて、絶対行こうと思っていたのです。

 内容は書きませんが、とても感動的で楽しい映画でした。前作の登場人物たちの若い頃を演じた新しい若い俳優陣も魅力的でした。

 同世代の方々、是非ご覧ください。懐かしい気持ちいっぱいになれますよ。

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September 21, 2018

『催眠トランス空間論と心理療法』

 9月は割と研修講師が多くて、13日(金)は山梨県南アルプス市にあるケアプランいなみで、ケアマネジャーなど約15人にメンタルヘルスの話をしました。

 さて、最近読了した本です。催眠に関心のある方は必読です。

 松木繁『催眠トランス空間論と心理療法 セラピストの職人技を学ぶ』(遠見書房)

 といっても臨床心理士やカウンセラーにどれくらい催眠に興味を持つ人がいるかわかりませんし、そう軽々と学び、身につけられるものではありませんが、実力をつけるには、催眠をやるやらないは別として、知っておくべきだと私は思っています。

 年末には公認心理師が世に大量に生まれます。心理の基礎資格として、多くの人が持つことになります。これからは心理職サバイバルの時代になると思います。そうなれば、逆に専門性が問われ、どれだけの付加価値をその人が持っているかが問われるようになるかもしれません。

 その時、変にスピリチュアルではない「正当な催眠がわかる、できる」というのは、いいかもしれませんよ。

「催眠は心理療法の打ち出の小槌」と言われています。いろいろな心理療法との組み合わせも可能です。催眠精神分析、催眠認知行動療法というのも既にあるらしいです。

 そこで本書ですが、日本で催眠療法の第一人者である著者が、催眠の本質を独自の「トランス空間論」として説明しています。では、それは何かというと、難解というわけではないのですが、ここでの要約が大変なので本書を見てください。

 実は「催眠とは何か?」というのはいまだに解けない難問で、「状態論」とか「非状態論」とか、世界中で議論が戦わされてきました。著者はそこに一定の視点を与えようと挑んでいると思います。

 本書でさらに面白いのは、後半にやはり一流の催眠療法家や心理療法家が次々と出てきて、自らの方法論と「松木理論」との対話を寄稿しているところです。私も存じ上げている先生が何人もいます。

 その中に、アドラー仲間で共に活動している八巻秀先生(やまき心理臨床オフィス、駒澤大学教授)もいます。だからアドラーも出てきますよ。

 なんか名人たちの面接室の楽屋裏(?)を覗いているみたいで、そこも大変面白かったです。

 玄人向けですが、是非どうぞ。

 

 

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September 17, 2018

『J‐マインドフルネス入門』

 マインドフルネスブームの中に一石を投じながらも、臨床的にも面白い本です。

 山田秀世著『J‐マインドフルネス入門』(星和書店)

 マインドフルネスといっても本書は、仏教瞑想をベースにしたマインドフルネス瞑想ではなく、そのエッセンスは既に森田療法にあったことを主張しています。

 既にマインドフルネス瞑想と森田療法の共通性は専門家の間で認識されていて、何年か前に関係団体間でシンポジウムなどは開かれたこともありました。

 著者の山田先生は、

 でも、その本質的な側面(マインドフルネスのこと=ブログ主注)、つまり「今ここの体験を重視して、それを評価することなく、そのあるがままに受容していく」という方法や態度は、実は日本固有の治療法である森田療法の核心をなす部分にほかなりません。

 森田療法は、不安や症状と闘ったり排除しようとする姿勢をよしとせずに、それらを“あるがまま”にうっちゃっておくことを特徴としています。 p1

 と説明しています。

 マインドフルネスは本質的にはある心的態度であり、瞑想はそのための一つの手段に過ぎないわけですから、確かに十分に考えられることです。

 本書は森田療法のエッセンスと、ストレスマネジメントに役立つ簡単なテクニックの解説が、森田療法の達人で、日本笑い学会員でもある山田先生ならではの軽妙な筆致で説かれています。臨床家にも、一般の方にも役立つと思います。

 私は先月参加した日本ブリーフサイコセラピー学会京都大会の書籍コーナーで本書を見つけて早速購入し、参加していた山田先生にお会いしてサインをいただきました。

 しかも前々記事で書いたように、私はヒューマン・ギルドで山田先生の森田療法のワークショップに出たことがあったので、先日受けた公認心理試験になんと森田療法が出題されたのを見て、(そこだけは)「やった!」と思いましたね。 国試受験

 けっこう恩を受けています。

 そうそう、森田正馬とアルフレッド・アドラーはほとんど同時代人です。山田先生もこの二人の思想に出会って精神科医を志したと、紹介欄に書いています。マインドフルネスだけでなく、森田療法とアドラー心理学も共通性の高さが認められます。

 この二つはこれからも要注目ですよ。

 

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September 12, 2018

『可能性のある未来につなげるトラウマ解消のクイック・ステップ』

 ブリーフセラピーやエリクソン催眠の視点からトラウマを扱うときの格好の参考書です。

 ビル・オハンロン著、前田泰宏監訳・内田由香里訳『可能性のある未来につなげるトラウマ解消のクイック・ステップ 新しい4つのアプローチ』(金剛出版)

 私はオハンロンさんが好きで、ワークショップにも出たことがありますし、これまで何冊もここで紹介をしてきました。本書はトラウマ治療に焦点を当てていて、いつものやさしいオハンロン調を感じられて、とても気持ちよく読めました。

 トラウマを解消するためには、そのトラウマになった過去と向き合い、何度も追体験することが必要だとされてきた。その追体験の過酷さから、トラウマを克服するのは困難だとされてきたのだ。

 本書は、オハンロンが「解決志向」「未来志向」「可能性療法」「インクルーシブ」「スピリチュアリティ―」「エリクソニアン催眠」「ストレングス」「ポジティブ・サイコロジー」といった枠組みや概念を通じて提示してきた臨床に関する豊かなアイデアや手法をトラウマ解消のために生かした、臨床家向けの実践書である。(表紙裏解説より)

 特に未来志向のところは、アドラー心理学のセラピストも十分に活用できると思います。オハンロンさんはフランクル(この人もアドラーの弟子だった)のエピソードを引いた後、いいます。

 セラピーでは大抵(時間と因果関係に関するほとんどの西洋の概念では)、私たちは過去が現在を作っているという考えを持っています。私は、未来(あるいは少なくとも、私たちの想像上の未来)は、現在に対してかなり大きな影響を及ぼしていると提言します。 p60

 アドラー心理学の目的論と重なるのは明らかです。トラウマ治療をする前に、本書をちょっと開いて目に入ったとこを読むだけで、セラピストは勇気づけられると思いますよ。

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September 10, 2018

国試受験

 先週から私も二学期モードに入りました。

 9月6日(木)は朝日カルチャーセンター湘南教室で「アドラー心理学 家族の見方・付き合い方」という講座をしました。
 毎期毎に一回講座があって、その都度、アドラー心理学の中から一つテーマを選んで講義とワークを行っています。

 今回は11人の参加者で、家族布置を中心にきょうだいの競合関係などの話をしました。みんな自分の出身家族に引き付けて考えてくれたので、その後のご感想をうかがうと、楽しくも印象的な時間になったようでした。

 次回は11月29日(木)に「課題の分離」をします。

 9月8日(土)は山梨看護協会で「看護に活かす自殺防止対策」という研修をしました。いわゆる「ゲートキーパー」を養成しようというもので、厚労省の委託を受けて県や自治体が実施しているものです。最近、なぜか私が講師を頼まれる機会が増えています。

 自殺研究から導き出された対応法やアドラー心理学の勇気づけの話をしながら、けっこう徹底的にロールプレイをしました。

 そして、昨日9日(日)、第1回目の公認心理師試験を受験しましたよ。私は東京・茗荷谷の拓殖大学でした。

Photo


 感想は既にSNSやブログで多くの受験者が、思い思いのことを言っています。どれも興味深いのですが、私としては、「意外に細かいところが出たな」というのが第一の感想。

 公認心理師の職責とか関係法令は少なかったです。でもできなかったなあ。裁判員裁判なんて気にもしていなかった。

 当たり前と言えば当たり前ですけど、心理学系の問題が大半でした。基礎心理学系は遠い昔に学んだことなんで、ほとんど山勘でしたな。

 アドラーの名前は選択肢の中にありました(多分正解ではないと思う)が、フロイト、ユングは全く出ず、これも時代の流れか、臨床心理士との差別化か。

 代わりにサイコロジカル・ファースト・エイド関連や森田療法が何回も出たりで、SNSでは驚いたり、不満の人が何人もいたみたいでした。

 実は私は被災地支援に何度も行っているし、森田療法はヒューマン・ギルドやブリーフセラピー学会で、精神科医の山田秀先生(大通りメンタルクリニック院長)から学んでいたので、「やった!」と思いいましたよ。
 森田療法を学ぶ

 山田先生、ありがとう。

 全体としては出題のバランスが良かったのではないかと思いました。やはり連携と初期対応が公認心理師の重点であることが示唆された試験だったかもしれません。

 自分の回答を振り返ると、うっかりミスもあったみたいで、どうでしょうね。試験対策は現認者講習会のテキストを読んだだけでしたが、それだけでは足りないと思いました。

 そんなんで、悲喜こもごものような記念すべき第1回の心理職の国家試験、もし落ちてたらスルーして何も言わないので、察してくださいな。

 あと、北海道の方は、今回の地震で試験が延期になったみたいです。是非、いろいろ参考にして頑張ってください。

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September 07, 2018

あさイチで不登校特集

 酷暑、大雨、台風、地震と、なんか天変地異というか、日本中大変なことになっています。被災された方には心からお見舞い申し上げ、一日も早い復旧を願っています。しかし、いまや他人ごとではありません。

 奈良や平安の時代なら、これほどのことが連続して起こるならそれは為政者への天罰であり、責任を取っておろされるかもしれませんが、残念ながら今の日本はそうはいきません。

 Twitterで、「もうオリンピックやめて、大仏建立したら」なんてツイートが流れてきましたが、こういうユーモアでチックリ刺すのは好きですね。

 さて、9月3日(月)のNHK「あさイチ」で、不登校の特集がありました。
「もしもわが子が学校に行けなくくなったら・・・」
 ご覧になった方もいるかもしれません。2学期が始まって子どもの自殺が増える時期に呼応して企画されたのでしょう。

 ゲストコメンテーターに宮本亜門さんと、臨床心理士の掛井一徳さんが出ていました。宮本さんも不登校経験者として、すごく良いことを言ってくれていましたが、掛井さんのコメントもまた良かったです。

 実はこの掛井さん、今は名古屋方面で働いていますが、山梨で臨床心理士として活動していた時期が長く、私もケースの紹介をし合ったり、事例検討会やスクールカウンセラーの委員会などの県臨床心理士会の仕事を通して、大変近しくお付き合いをさせていただいていました。私が委員長を務める委員会の会議では、彼は緊急支援の担当者になってくれ、よく私のオフィスを訪ねてきてくれました。

 番組をご覧になった方は感じていただけたと思いますが、掛井さんは豊富な臨床経験に基づいて、子どもの立場に立った、とてもわかりやすくて説得力のあることを話していました。全然緊張しない様子で、「さすが、パフォーマンス力が高いなあ」と私は感心しました。

 彼は音楽も好きでバンドを組んでライブをやったり、実は武道家でもあって、合気道(富木流)も長年稽古しています。そのため、肚が座っているのでしょう。

 しかも普通の臨床だけでなく、「合気道と心理臨床」をテーマにして学会発表をしたり、2年前は日本心理臨床学会で、 「合気道と心理臨床学との接点」という自主シンポジウムを企画、実施したこともありました。

 実は私、そのシンポジウムで、掛井さんから頼まれて発表者になったのでした。私はもちろん、太極拳の話をしました。彼のキャラも相まって、とても楽しいシンポジウムになりました。

 合気道と心理臨床学との接点

 掛井さんはいつも活動的で、ユニークで、愛すべきキャラクターです。子どもたちからも絶対好かれるでしょう。

 不登校、思春期を中心に次代を担う臨床家が堂々のテレビ出演を果たして、友人としてとても誇らしく感じました。

 かけい臨床心理相談室

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September 04, 2018

2018アドラー心理学自主シンポジウム

 8月31日(金)午前10時、日本心理臨床学会の2日目、神戸国際会議場402教室で、 「臨床アドラー心理学のすすめ~心理臨床実践で活かしていくために~」と題された自主シンポジウムを行いました。

 公認心理師試験の1週間前というバッドタイミングで、いつもは何千人もの参加者でごった返している学会はかなり少ない印象でした。だからアドラー心理学なんてどマイナーなものにどれだけの人が来るのか多少は心配でした。でも来なければ来ないで、言いたいこと言い散らかして立ち去ろうという気持ちでしたね。

 果たして朝一番の時間帯にもかかわらず、ざっと数えたところ、40人もの人が会場に入ってくれたみたいです。今までやった中でも多い方だと思います。

 その様子は八巻先生の日記にも出ていますが、内容を少し報告します。

 まず鈴木義也先生(東洋学園大学教授)が先陣を切って、 「アドラー心理学を使う勇気」を話してくれました。そう、臨床心理士など心理職は、これだけアドラー心理学がブームになっても、なかなか手を出そうとしてくれません。そんな「アドラーへの抵抗」状況をユーモラスに語りながら、「アドラーへの期待」「アドラーでよかった」ことを話してくれました。

 得体のしれないものへの警戒感(?)をもって会場に来た人には、良いほぐしになったことでしょう。

 続いては私の番、 「心理臨床と課題の分離」というテーマで、最近のアドラー心理学といえば出てくる「課題の分離」について焦点を当てました。実際、日常実践でも臨床でも、最も使うのはこれだと思うので、臨床技法としての課題の分離を提案しました。質疑応答でもここは質問しやすかったようで、フロアからよく出ていましたね。私も手ごたえを感じました。

 何となく本の中でしか知られていない「課題の分離」をさらに技法として明確に、使いやすく提示できるようにしたいと、心に決めました。

 次は八巻秀先生(駒澤大学教授、やまき心理臨床オフィス)が、お得意の対話主義、オープンダイアローグとアドラー心理学を絡めて、最先端の臨床思想を解き明かしてくれました。心と言葉に対するフロイトとアドラーの違い、オープンダイアローグとアドラー心理学の深いレベルでの共通点など、いつも大変勉強になります。

 最後は、コミュニティ心理学の大家、箕口雅博先生(立教大学名誉教授、IP心理教育研究所)による指定討論、コメント。「アドラーは世界で最初のコミュティ・サイコロジストである」ことを主張され、コミュニティ心理学とアドラー心理学を対比させ、 「アドレリアン・コミュニティ・アプローチ・モデル」という新しい発想を紹介してくれました。

 3年ぶりの本学会での自主シンポジウムでしたが、とても充実感があり、終了後、これからもこういう活動を続けることの意義をみんなで確認し合いました。次回以降は、私たち以外のアドレリアン臨床心理士・公認心理師の方たちにもご登場を願うことになるかもしれません。

 

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September 02, 2018

神戸へ

 8月30日(木)、日本心理臨床学会に参加するため神戸に行きました。

 私の出番は明日なので、初日は観光をしました。神戸は3回目のはずですが、いつも仕事が終わるととんぼ返りなので、あまり街を観たことがありませんでした。

 まず三宮の生田神社を参拝。

 明日の自主シンポジウムの成功を祈願しました。

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 生田神社は一般には縁結びや安産で知られていて、日本書紀や源平合戦にも出てくる由緒あるところですが、本来ここは、伊勢神宮の天照大御神の和魂(にぎみたま)なのだそうです。古神道で和魂は、「優しさや平和を生み出す働き」を意味しているので、明日のシンポの成功を祈るにはうってつけでしょう。

 そのまま歩いて北野の方へ。異人館街と呼ばれる一帯を散策しました。しかし、散策というより、山麓から上がっていくため勾配が長く、きつく、とても暑い日だったので汗びっしょり、ドロドロになりながら歩き回ったといったほうが正確です。

 こんなにきついとは思わなかった。

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 夕方になってそこから歩いて下っていき、再び生田神社近くのちょっとした高級居酒屋へ。明日ご一緒する先生たちと前祝をしました。とてもおいしい料理に舌鼓を打って、先ほどの疲れを癒すことができました。

 そして、本番のシンポの様子は次回にご報告します。

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August 28, 2018

アドラー心理学シンポジウムやります

 橋口さんもアップしくれていましたが、今週末の第37回日本心理臨床学会大会でアドラー心理学の自主シンポジウムをします。

 昨年出した『臨床アドラー心理学のすすめ』(遠見書房)の出版記念ということで、執筆者全員、対談で登場していただいた箕口雅博先生も指定討論者として登場です。

 場所は神戸、公認心理師試験の一週間前というタイミングで、どれだけの参加者があるのかわかりませんが、日本一でかい学会であるし、そこそこ来るでしょう。ただマイナーなアドラー心理学ですから我々の集客はどうでしょうかね。

 ご参加の方、よろしかったらどうぞ。

 あらかじめ書籍コーナーで本を買ってくれたら、全員のサインをもらえるかもよ。

「臨床アドラー心理学のすすめ」
  -心理臨床実践で活かしていくために-

八巻秀(駒澤大学・やまき心理臨床オフィス): 企画者、司会者、話題提供者

鈴木義也(東洋学園大学): 企画者、話題提供者

深沢孝之(心理臨床オフィス・ルーエ): 企画者、話題提供者

箕口雅博(立教大学・IP心理教育研究所): 指定討論者

8月31日午前10時 402教室

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August 26, 2018

縄文展に行ってきた

 私にとって実質的に夏休み最後の26日、都合をつけて東京・上野の東京国立博物館に行ってきました。

「特別展 縄文 1万年の美の鼓動」が9月2日までなので、是非観たかったのです。

 国立博物館の平成館でやっていました。

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 すごく良かったですよ。

 いかにも縄文土器らしい火炎型土器が全国各地から集められ、遮光器土偶(宇宙人みたいな顔で有名)とか、教科書に載っていたものが直に見られました。国宝が6点集まり、呪術や儀式で使われたと思われる道具や仮面など、たくさん展示されていました。

 それらの放つエネルギーに圧倒されました。

 実は私でも、「進んだ縄文文明」といっても何となく原始時代的なイメージがあって、心のどこかで軽んじている部分も正直ありましたが、完全に払しょくされましたね。

 天才・岡本太郎や柳宗悦、川端康成、中沢新一ら、名のある人たちが絶賛した理由がわかりました。

 他にも漆を使った土器や、木で編んだ「縄文ポシェット」や釣り針など精緻な生活道具などがあって、知らなかったものをたくさん見ることができました。

 山梨からも長野に次いで10数点の出土品が展示されていました。素晴らしい土器がいくつもありました。そう、山梨も縄文王国で、私の実家、オフィスの場所は甲府盆地の北の端の山の麓で日当たりが良く、縄文遺跡が集まっている場所です。

 縄文人と同じ景色を毎日見ることができるので、幸せです。

 あと一週間ですから、関心のある方、ぜひご覧ください。

 撮影許可場所で撮った写真です。

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