November 2023
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

これいいよ!

無料ブログはココログ

November 24, 2023

ホワイト革命をニーチェ的に生き抜けるか

『ニーチェのふんどし』で著者の藤森かよこ氏が、ホワイト革命についてまとめているところをメモします。

「弱者救済」「ユートピア構築」を目指す近代思想の究極の姿、なれの果てがホワイト革命だとしたら、臨床家の私は一応それに賛同しないわけにはいかない。

 確かに正しい思想であり、理念には共感できる。

 ただ、弱者を「そのままでいい」「あなたは正しい」と肯定するだけでなく(それは出発点に過ぎない)、ニーチェのいう「強者」、いわゆる「超人」へ私と共に進んでほしい、その援助をしたいという思いがあります。

 超人とは、スーパーマンとか超能力者とか新人類いう意味ではなく、独立自存した人、「価値観乱立の世の中で、自分が生きることを自分なりの意味を探し求め続ける人間」を指します。

 著者の超人の表現です。

超人であろうとすること、そう意志して生きることそのものが、動物ではない人間である。 常に古い自分、 矮小な自分、安逸に自足する自分を超えようと志向しなければならない。だから、人間 は、橋だし、一本 のロープなのだ。

 アドラー心理学的には劣等感の補償や優越性追求、目的論の在り方と関係するところでしょう。

 その辺りが、普通の心優しくリベラルな心理臨床家と私との違いであると、本書を読んで思いました。

 私はどうしてもホワイトだらけの社会は不快に感じるので、ホワイト革命に従うことはニーチェのいう「畜群」「末人」になることに思えて仕方がありません。

岡田斗司夫が予測した来るべきホワイト社会は、近代まではヨーロッパ 世界に、近代以後は全世界に広がった道徳的目標「弱者救済」 と、政治的目標「弱者も生きて行けるユートピア構築」 を、ほんとうに実現させるべく人々が動く社会だ。なんとなれば、史上初めてと言っていいほど、社会的不公正を憎み、正義を愛する、繊細で優しい善意の良い人々の数が増えるからだ。環境問題や人権問題にも意識的で、持続可能な世界の構築に協力する人々が増えるからだ。それは、今までの歴史の成果であり、メディアや教育機関 がそのように教えてきたことの成果だ。p158

 ところが人々が他者や社会にホワイトさを求め続けた結果、ポリコレ・ヒステリーのネット炎上やキャンセルカルチャー、SDGs、外見至上主義に行きついてしまった。

 そんなもので世の中がよくなると考えている彼らは思想的に浅いので、支配者がばらまくホワイトっぽい餌に簡単に騙されてしまう。

 コロナ対策に従順な人々は、まさにニーチェのいう末人といえるでしょう。

 もしかしたら、国連のSDGsや世界経済フォーラムのグレートリセット、脱炭素社会の構築なんてそうかもしれません。文系の著者は、自分は理系のセンスがないからわからないけれど、これらの環境問題や社会変革運動は、「全体主義であることは確実だと思う」と言っています。

 そうでしょうね。

 

November 19, 2023

ホワイト革命の衝撃

 藤森かよこ著『ニーチェのふんどし いい子ぶりっこの超偽善社会に備える』(秀和システム)で知ったのですが、2年近く前にアニメ、オタク文化評論家の岡田斗司夫氏がとても面白い概念を提案していました。

 ホワイト革命です。

 日本の上から下まで、今、あらゆる領域で席巻している思想です。

 岡田斗司夫氏は昨年、自身のYouTubeチャンネルで、「ホワイト革命」とこの時代の流れを名づけて一部で大きな話題となりました。

 コロナ戦争とホワイト革命 岡田斗司夫ゼミ

 私も見たらとても面白かった。

 ここでいうホワイトとは白人のホワイトではなく、「「ホワイト企業」のホワイトが示すように、 倫理性が高いとか、公平であるとか、人権意識が高いとか、搾取的ではないとか、社会的責任を果たしている」という意味です。

 一種の大衆による思想運動といえますが、岡田氏は、一見誰も反論できない考えを押し付けて、人々の思考や行動を縛りあげようとする態度が社会に広がっていることを指摘しているのでしょう。。

 誰かがこの思想運動のリーダーということはなく、暗黙のホワイト革命の理念の下、誰もがお互いに縛り合い、攻撃し合い、身を守り合っています。

 その運動はマスメディアとネット双方が増幅装置になって、大衆を燃え上がらせています。

 以下、岡田氏の発言を同書より引用します。

「ここずっと、人々は見た目を非常に気にするようになっている。外見を清潔に美しくする ことが、何よりも重要になってきている。女性のみならず、男性も脱毛し、歯列矯正も一般的になり、美容整形手術に抵抗がなくなり、おしゃれに余念がなくなっている。

外見ではなく中身が大事という、かつての正論が通用しなくなっている。

この現象は単なる外見至上主義( lookism)ではない。見た目が綺麗 であることは 精神の綺麗さの表れであり、生き方が綺麗であることの表れであるという思想が生まれつつある。

最近の漫才芸人たちは非常に見た目が綺麗になっている。と同時にネタも綺麗になっている、かつてのように、ハゲ とかデブとかの外見イジリ 減った。「下ネタ」 も忌み嫌われるようになった。性差別ネタや貧困や学歴差別ネタもダメ。動物虐待系もダメ。悪口陰口風刺批判ネタもダメ。

芸能人だからという理由で、不倫とか女遊びにギャンブルに暴力団との交際が大目に見られることはない。妻帯者の芸人が公共のビルの多目的トイレで妻以外の女性と性交 したら芸能界に復帰できない(妻が相手でも問題だが)。

Twitterで罵詈雑言的なつぶやきをする人は、さっさとミュートされている。政治家を名指しで口汚く攻撃する投稿は、かつては面白がられたが、どんどん読まれなくなっている。悪口や批判や辛辣さに対して若い世代の耐性が低くなっている。」

 まさにその通りで、コロナウイルスへの過剰な不安に基づく消毒やマスク着用の徹底はその表れといえるでしょう。

 私たちは、身も心もきれいでいないと生きることが許されない社会に入ろうとしています。

「清濁併せ呑む」なんて言葉はあり得ません。

「清く正しく美しく」なければいけません。

 こんな社会、私のような旧世代は窮屈に感じますが、これが居心地がいいと感じる人はホワイト革命の「革命戦士」といえそうです。

 岡田氏は割とホワイト革命を好意的に見ているようで、我々を暮らしやすくしてくれる効果も指摘しています。

 ただ、藤森氏も「超偽善社会」というように、これはただの偽善です。自分さえよければいい、自分の命だけが大事だ、自分の価値観に合わないものは消去してもかまわない、というエゴイズムの思想だからです。

 人間の多様な側面を見ようとしない柔軟性のない精神であり、ホワイトでないものは徹底的に排除しようとする非寛容で攻撃的な態度でもあります。

 現代の「心の病」は、この延長にあるに違いありません。

 私はこのホワイト革命に簡単に同調しない「反革命・反動分子」になりたい。

 その方が免疫力、レジリエンス力は強くなるでしょう。

 

 

November 16, 2023

『ニーチェのふんどし』

「なんだこりゃ」と思うようなタイトルが秀逸。

「人のふんどしで相撲を取る」という言葉がありますが、ニーチェのふんどし(はしてなかっただろうけど)で相撲を取ろうという本です。

 藤森かよこ『ニーチェのふんどし いい子ぶりっこの超偽善社会に備える』(秀和システム)

 相撲の相手は、この日本社会。

 今社会は、とにもかくにも消毒、感染対策、清潔、平等、倫理、ポリコレ、多様性、環境などだれもが反論できないことを全面的に押し出して、無理やりにでも浸透させ、逆らう者は炎上させ、社会的に抹殺することに血道をあげています。

 確かに人類の理想には間違いない。これらを目指すリベラルの流れが、全世界を覆っています。

 しかし、何かがおかしい、こんなことをして大丈夫なのか、おかしくないか。

 そんな疑問も浮かびます。

 そんな時代への対抗思想として、ニーチェ大先生にお伺いを立てようというわけです。

 実際に起きていることは、誰もが反論できないことを主張して実は権力を得ることや金儲けの手段でしかないということがありそうです。SDGsなんてそんな香りがします。

 つまり偽善に過ぎないかもしれません。

 こんな時代は、偽善は偽善と言い立てることも必要と思います。

 ニーチェはアドラーも影響を受けた哲人、アドラー心理学は平等性の重視など確かにリベラルなところもあり、それ故に今注目されている面もあるかもしれません。

 ただ、アドラーが「人生のウソ」と呼び、アドラー心理学には偽善を暴き立てるところもあると私は思っています。けっこう過激なところもあるのです。

 語り口がアドレリアンは優しいから、あまり気づかれないけど。

 アドレリアンでなくても、対人援助職や心理学者はリベラル系の人が多いと思うけれど、「正しさ」にあまり熱くならないで、この狂った時代を少し斜に構えて見る視点も欲しいところです。

 次回、本書の中に面白いキーワードがあったので、引用します。 

 

November 09, 2023

MVP近本選手がゆるトレ

 日本シリーズで大活躍し、MVPを取った阪神の近本光司選手はとても才能豊かな人のようです。

 頭もいいのか、視点も独特で勉強家みたいです。

 そんな近本選手は、高岡英夫氏の本を読み、ゆるトレを取り入れているらしいです。

 スポーツ新聞の記事になっていると、地元のゆる体操の先生が教えてくれました。

「魚になる」とは、まさに高岡氏が常日頃主張していることですね。

 魚のように自在に背骨が動かせることが達人の条件の一つであり、そのためにはゆる体操などで徹底的に身体をゆるめることが必須となります。

 彼は大学生時代からゆるトレに取り組んでいるらしいです。

 私もゆる体操の効果を日々実感しているので、近本選手の能力開花にそれが一役買っていると確信しています。

【阪神】近本光司アレの裏にあった衝撃発言「人間も魚みたいなものやからなあ」変態発想で骨折乗り越える

(転載貼り付けはじめ)

阪神選手会長の近本光司外野手(28)は、リーグ制覇が決まった瞬間、センターで歓喜を爆発させた。6回に右前打を放ち、大山の犠飛で先制のホームを踏んだ。入団5年目以内で通算764安打。巨人長嶋を超えて単独2位だ。8回には二ゴロで相手失策を誘い、貴重な4点目を挙げた。

「あ~よかった。よかった…。(胴上げは)よく上がってんなあって思ってました(笑い)」

7月2日巨人戦で右脇腹に死球を受け右肋骨(ろっこつ)を骨折。肺を包む胸膜が傷つくほどの重傷だった。「折れててもできる」。早期復帰しか考えていなかった。だから、20日後にはグラウンドに立った。

9月3日ヤクルト戦。同じような場所に死球を受けたが打撲の診断で済んだ。骨折箇所から約3センチ、ズレていたから助かった。耐えた。2試合欠場し、スタメンに戻ってきた。

数センチが命運を分ける。バットでも同じだ。その勝負に勝つためにストイックどころか“変態”になれる。衝撃の発言が飛び出したのは、7月下旬のことだ。

「人間も魚みたいなもんやからなあ」

真顔で言った。

関学大3年時から「ゆるトレ」に取り組む。遠征先のホテルで、あおむけに寝転んで足で山をつくり、背中を左右に揺らす。まるで魚が泳ぐかのようにゆらゆら、と。人類の祖先である魚類のような動きは交感神経を鎮め、人間本来の自然治癒力を高めてくれる効果があるという。人間=魚。常人には理解しがたい発想が、野球人生の核にある。

すでにキャリアハイの打点を挙げるなど、ポイントゲッターとしても機能した。涙の終戦から10カ月。骨太な猛虎の先頭に近本がいる。【中野椋】

(転載貼り付け終わり)

November 06, 2023

阪神タイガース日本一!

 昨日5日、阪神タイガースが日本一になりました!

 前回は20歳の時、大学生で上京中、神宮球場に応援に行ったり、西武との日本シリーズはテレビだったけど西武球場での試合はよく覚えています。

 あれから38年、これほどの時間がかかるとは。

 熱狂的な阪神ファンから大分冷めてしまったけれど、ずっと陰ながら(隠れる必要はないけど)応援し続けてきました。

 死ぬまでに、あと1回は見たい。

 岡田監督、選手の皆さん、おめでとうございます。

 ありがとうございました。

 

October 30, 2023

mRNAワクチンの実像

 コロナワクチンの実態を知るにはマスコミやYouTubeを見てはダメです。完全に情報統制されているからです。

 かろうじてX(元Twitter)やニコニコ動画など、あとは活字メディアで流れてくる情報に耳を澄まさなくてはなりません。

 ニコニコ動画で東京理科大学名誉教授の村上康文先生が、松田学氏(松田政策研究所)を相手にコロナワクチンの現状を伝えてくれています。わかりやすく整理されているので、いくらか予備知識はいりますが理解しやすいと思います。

 ただ打った人たちは震え上がるかもな。

 特番「新型コロナウイルスパンデミックの現状と展望 mRNAワクチンの実像」と題して、5本の動画ありますので、是非見てください。1本目だけリンクします。

 特番『新型コロナウイルスパンデミックの現状と展望mRNAワクチンの実像』その1ー日本と世界のワクチン事情 日本以外は接種を中止しているー - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

 覚えの為に、主な内容を要約します。

・既にコロナワクチンは世界中で接種されていない。いまだにやろうとしているのは日本だけだ。

・ワクチンでの死亡はアメリカでは144万人、日本では48万人ぐらいいると推計できる。

・すでに日本は超過死亡が2022年から急に増えている。ワクチン前の2020年には逆に減っているのに。

・ワクチンを打ってから1月後くらいに死亡するケースが多いのが、データによって明らか。

・ワクチンを打っていない人が最も感染しないのが、データによって明らか。

・ワクチンを打つ方が免疫を抑えられる。つまり免疫力が低下する。

・ワクチンを打てば打つほど、感染しても免疫が誘導されない。つまり効かない。

・世界各地に製薬会社を訴える動きが急速に広がっている。

・ワクチンは死亡者を減らしていない。

・ワクチンを打てば打つほど感染者数は増える。

・世界的レベルでは、ワクチンの考え方は破綻している。

・最大の問題点は細胞内で異物であるウイルス抗原を産生してしまうこと。

・ワクチンが生み出すスパイクタンパクは毒性がある。それが全身を巡る

・mRNAを包む脂質ナノ粒子にも強力な毒性がある。自己免疫疾患を誘導する。

・特に帯状疱疹やガンを多発させる。

・ウイルス変異のスピードに、ワクチン開発は追いつかないので無効である。

・打った人は古い抗体しか誘導されないので、新しいウイルスには無効になる(抗原原罪)。

・ワクチンは基本コンセプトが破綻している。

・ワクチンはIgG4抗体を誘導し、ウイルスを除けなくなり、感染してもわからない、発熱反応がないまま全身が悪化する。

・IgG4とスパイクが結合すると塊となり、血管が目詰まりしやすくなる。脳梗塞、心筋梗塞、腎障害リスクが高まる。

・コロナワクチンは失敗作であり、ミスコンセプトである。

・コロナワクチンは工業製品としてはありえないほど品質にばらつきがある。これが人によって反応の違いになっている。

・デンマークの研究ではロット間の差が激しく、一番激しい反応が出るグループ(4.2%)、まあまあ反応が出るグループ(63.7%)、ほとんど反応が出ないグループ(32.1%)がある。ところが危ないロットをなくそうという動きが全然ない。

・ワクチンの製造過程の中で、DNA(プラスミド)の断片が残って入っていることがこの5月頃に研究で判明して、世界中が大騒ぎになった。DNAは遺伝子に入りやすいからだ。

・その中に発がんDNAが入っていることが分かった。発がんリスクが高まるので、欧米では「どうしてこの配列が入っているのだ?」と大騒ぎになった。

・製造技術に問題があるので、コロナワクチンは即刻中止するべきである。

・ワクチンの効果があるという研究には、その結果を出すため接種後の期間設定をするやり方があり、それを除くと効果はないという結果になる。

・今度出るレプリコンワクチン(自己複製型ワクチン)ほ、新たな脅威となる。mRNAが細胞内で増殖される。恐ろしいことにその増幅にはブレーキがない。でき上る抗体はIgG4になって免疫寛容を起こす可能性がある。

・そしてエクソソームにmRNAが入ってしまうと人から人に広まるかもしれない。まるでウイルスであり、製薬会社はこれが絶対に人に広まらないことを証明するべきである。

・XBB対応ワクチンは、欧米は買わないのに日本だけが買おうとしている。古い抗体しかできないので、打っても全く効果がない。

・むしろ毒性のあるスパイクタンパクが全身にばらまかれることになる。非常に強力な副反応が発生する可能性がある。

・XBB対応ワクチンは効果がなく、毒性しかないので即刻中止するべきである。

 

 

 

October 25, 2023

よく人が死ぬ

 前回谷村新司さん逝去に寄せる思いを書きましたが、その前後にミュージシャンや芸能人の訃報が続いています。

 後期高齢者の人もいますが、50~60代の人もいるようです。

 実は私の周りにもそんな感じがあります。

 仕事やプライベートで具体的に知っているケースがいくつもあって、「そうかもしれない」から「いや、これは絶対そうだろう」とまでいろいろあります。個人情報だから控えますが、やはり疑いますね。

 コロナワクチンを。

 少なくともコロナ禍でほとんどの人が打った(打たされた)のだから、死因の背景因子の第1候補にするべきだと思うのですが、マスコミは不気味なほど報道しません。

 ワクチンについて一言も言及せず、「コロナ後遺症」で収めようとしているように見えます。

 私はそれで余計疑いを深めますがね。

 以前から東京理科大学名誉教授の村上康文先生らが警告していた「ワクチンを打てば打つほど免疫が弱くなる」ことが起きているのかもしれません。

October 19, 2023

谷村新司さんの思い出

 谷村新司さんが亡くなったという報道が日本中を駆け巡りました。

 たくさんの追悼記事がテレビ、ネットで流れ、SNSでも個人的な思い出を語る人がたくさんいます。

 私のような昭和40年代生まれの世代には、特にいろいろな感慨が心に湧いてきたと思います。私も個人的な思い出だけを綴ります。

 アリス全盛時代がまさに中学生の時、フォークがニューミュージックに代わる頃、誰が誰のファンになるかはけっこう大事な課題でした。

 女子はさだまさしやオフコースが好きな子が多かったですね。

 まだ洋楽に目覚める前、私はアリスを選びました。

 男らしい低い声の男性デュオで、シンプルなコードがとっつきやすかったからだと思います。

 そしてお小遣いを貯めてはLPを買い続けました。

 ギターも買って、アリスのコピーもしました。全くうまくならず家の中だけの一人ライブで終わってしまったけど。

 地元のラジオ局では谷村さんの番組はやっていなかったので、周波数のつまみを文化放送になんとか合わせて、ノイズの中、谷村さんとばんばん(ばんばひろふみさん)の笑い声を聴いていました。

 その中の「天才・秀才・バカ」は大好きで、単行本化されると必ず買って、ゲラゲラ笑っていました。

 ビニ本の存在を知ったのも、谷村さんからでした。谷村さんは日本有数のビニ本コレクターとのことで、ラジオでも下ネタ満載で楽しかった。

 私は、「おお、都会にはそんな素晴らしいものがあるのか!」と驚き、俄然「おれ、東京に行くづら」と受験勉強のモチベーションが上がりましたね。

 そして念願かなって東京の大学に合格、谷村さんがおっしゃっていたビニ本店にも行きましたよ。神田神保町の芳賀書店とか。

 谷村さんのエッセイも読みました。『蜩』というタイトルだったかな。旅やコーヒーの話があったような記憶が。外の世界への憧憬を掻き立てられました。

 谷村さんがシャンソンにはまっていた頃があって、銀座の銀巴里というお店や金子由香里さんの存在を知りました。早速私も聴きいてみたら、ドラマチックな歌に子どもながらに感動しました。

 アリスだけでなく、シングルアルバムも好きで3、4枚持っていました。大人の男女の歌詞など聞き入っていましたね。

 本当は田舎の中坊、高校生には実感できていたとはとてもいえないと思いますが、谷村さんは、いろいろな大人の世界があることを作品と語りを通じて教えてくれました。

 まさに兄貴のような存在だったと思います。

 生の谷村さんを見たのは2回、いずれも山梨に来た時、中学の時のコンサートとコロナ前の約4年前です。

 今にして思うと、直近の谷村さんを見られてよかったです。

 谷村さんに紐づいて、いろいろな思い出がよみがえってきます。

 思春期にとても大きな影響を受けていたことが改めて実感されます。

 これからも折に触れて、谷村さんの作品を聴いていくことになるでしょう。

 ありがとうございました。

October 15, 2023

コロナとワクチンは人工兵器だった!

 と書くと、すぐ「陰謀論」だと騒ぎ立てる馬鹿がいるけど、いいのだ。

 世の中、とりわけ政治や経済という権力と金の世界では陰謀があるに決まっているからだ。

 それが分からないのは、お子ちゃまの証拠。

 心理臨床を通して社会の裏側を見ながら、なんとか60近くまで生き抜いてきた私なりの「知恵」で見ると、新型コロナとワクチンは妖しさプンプンなのは自明の理。

 ただそれは、私個人の直感といわれれば、それはそうです。

 しかし、今や京都大学の宮沢孝幸准教授や福島雅典名誉教授らが厳密な科学的知見を基に、まさに命をかけるような思いで告発しているのを見ると勇気と自信が湧いてきます。

 それに対して副島隆彦先生が彼らをサポートすべく、いつものように激しくアジっています。

 副島隆彦の学問道場・重たい掲示板・「重大な事態である。コロナとワクチンは人工兵器であると京大教授たちが断言」 (会員ページのようだからコピペは控えます。コロナウイルスの起源と、どのようなプロセスで中国で「撒かれたか」、先生の推理が書かれています)

 以下が関連情報です。

 宮沢孝幸教授「オミクロン株は人工的に作られた可能性が高い。自然界で起こることはない」地上波で取り上げられる | Total News World (totalnewsjp.com)

 宮沢先生に関するXのリンク

 福島先生の記者会見(Xのリンク)

 これからどんどん暴かれ、形勢逆転といきたいものですな。

 

 

October 08, 2023

八ヶ岳初登山

 7日(土)、八ヶ岳の編笠山(標高2,524メートル)に初登頂しました。

 昨年突然思い立って人生初の登山で富士山に挑戦、単独登頂を果たしました。

 それで味をしめたのか、今年はその対面にある八ヶ岳に登りたいなと思っていたら、アドラー仲間で八ヶ岳山麓に住んでいる佐藤丈さんが誘ってくれました。

 佐藤さんは小学校教諭にして、登山家、高校時代から北・中央・南アルプスなどの高山を登りつくしたアルピニストです。

 これ以上ないガイドを得て、無事登頂することができました。

 登山中は中国武術・気功由来の胎息というゆったりと深く長い呼吸をすることで、昨年の富士山は高山病にならず、今年も快適にいられました。

 ただ、こちらは体は鍛えているとはいえ、登山初心者、靴もあまり自分の足にフィットしてないのか、延々と続く岩場を歩いているうちにマメができて、やがて足が痛くなって下山は大変でした。

 でも初秋の森の気配と、甲府盆地から諏訪盆地、南アルプス、中央アルプスまで見渡せる雄大なパノラマ、峻厳な八ヶ岳連峰を間近に見られて、大いに楽しめました。

 周囲を山に囲まれた山梨に生まれ育つと、登山にまったく興味を持たない甲州人は私を含めて実は多いのですが、最近は身近にある名山に関心が出てきました。これも年のせいかもしれないし、武術や古神道を学んだからかもしれません。


 神道的には、昨年はコノハナサクヤヒメ、今年はイワナガヒメにご挨拶したということになるのかな。
 このお二柱、神話では姉妹ですが、地元の民話ではある時、背比べをして負けてムカついた妹のコノハナサクヤヒメが姉のイワナガヒメの頭をぶっ叩いて、頭である頂上が八つに分かれたとか。すさまじい姉妹喧嘩ですが、きょうだい関係を重視するアドラー心理学的です。
 幸い私は、両方とも快晴でうかがえたので、女神様たちに歓迎されたと受け止めておきましょう。

 今度はもう少し、気楽な山も登ってみたいです。

Photo_20231008192701

岩の間をくぐったり、ゴツゴツした岩を上ったり下りたり、けっこうハードでした(私の背中、佐藤さん撮影)。

Photo_20231008192501

編笠山頂上です。

Photo_20231008192301

頂上から八ヶ岳連峰を望む。

Photo_20231008192401

遠く富士山も見えました。実際にコノハナサクヤヒメとイワナガヒメが向き合っているかのようですね。

 

«ジャニーズ報道の裏に