June 26, 2017

ポモドーロテクニック

 私は基本不注意タイプのADHD傾向のためか、元々長時間の集中は苦手で、特に時間の融通のきく自営業になってからは、せっかく時間があってもついだらだらとネットを見たり、本をパラパラめくったり、音楽聞きながらだったり、なかなか効率よく仕事や勉強ができない悩みがありました。
 
 何かやっているうちに外が薄暗くなってきて、「あれ、もうこんな時間!」と気づいて、ギリギリになってやっと少し取りかかる、そして十分にできずに後悔するといった具合です。
 
 そんな人でも短時間の集中と休憩を繰り返すことで、高い生産性を上げることができる方法がありました!
 
 ポモドーロ・テクニックといいます。
 
 既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
 
 アメリカの英語学習サイトVOAでその存在を知って、調べたら日本にもいくつか言及しているサイトがありました。
 
 

手順

  1. 25分を1ポモドーロとし、やるべきタスクを1ポモドーロ刻み(25分毎)に分ける。
  2. 25分間は、他の事は一切やらず、タスクに集中する
  3. 25分経てば、5分間の休憩を入れる
  4. 4ポモドーロ毎(2時間毎)に30分程の長い休憩をとる
  5. 後は上記を繰り返す
 標準は25分だそうですが、25分間仕事をして、5分休んで、また25分仕事をして5分休むことを繰り返します。
 
 単純すぎるほど単純で、最初は疑っていましたが、やってみたらすごくよかったです。
 スマホのタイマーを25分に設定して、7月の研修や講演のプレゼン資料を作り始めました。
 すっきりと集中状態に入れて、25分後、ストレッチやゆる体操などで5分間の休憩をすると(この切り替えが大事みたいです)、また集中を続けられます。仕事が進む、進む。
 
 ADHD的な人は自分が集中できる分だけ、時間を小刻み使うといいとはよく言われますが、それだけのアドバイスだと不十分です。ここまで具体的に構造化させた方が、取り組みやすいと思います。
 集中時間は25分に限らず、自分に合っている長さに設定すればいいでしょう。
 
 私にはこの方法が向いているなと思っていたら、実際の発達障害の当事者を名乗る方のいくつかのサイトで体験記が出ています。関心のある方は、調べてみてください。
 
 アメリカの関連サイトをリンクしておきます。動画や音声があってリスニングの勉強になりますよ。
 
 説明サイト : The  Pomodoro technique
 
 なお、この記事は2ポモドーロを使って作成しました。

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June 23, 2017

心理療法とヒーリングの共通構造

 臨床心理士などがする心理療法・カウンセリングと、巷のヒーラー、セラピストと呼ばれる人々(野の医者)の治療には何か違いがあるのでしょうか。
 
 もちろん中身やそこで使われる言葉に違いがあるのは当然です。特に臨床心理士には、「一緒にするな」と怒る人も多いかもしれません。
 
 しかし両方の世界を知る者としては、そうでもないぞ、意外に近いんじゃないか、という印象を私はずっと持っていました。特に精神分析学とユング心理学はそうです。私のやるアドラー心理学も例外ではありません。では、どんなところでしょうか。
 
 東畑開人著『野の医者は笑う』(誠信書房)に、医療人類学と著者の体を張ったフィールドワークから得た結論が参考になるので、メモします。関心のある方は本書をお読みください。
(引用開始)
 心の治療は時代の子である。現代の外科医が幕末日本で活躍するドラマがあったが、体の医学についてはそういうことが可能でも、心の治療では不可能だ。
 心の治療では時代の生んだ病に対処し、時代に合わせた癒しを提供するものなのである。その時代その時代の価値観に合わせて姿を変えていかざるを得ない。   p245
 
 ここまで再三書いてきたように、野の医者たちに会う中で私が得た結論は、心の治療には「イワシの頭も信心から」のメカニズムが根深く埋め込まれているということだ。
 つまり、ジェローム・フランクという精神科医が見抜いたように、心の治療はクライエントがいかに治療者を信頼し、希望を抱くかにかかっている。  p265
 
 信じさえすれば、皆同じように病が癒えるわけではない。治癒は一つではないのだ。心の治療は、それぞれの治癒へと病者を導くのだ。  p266
 
 治癒とはある生き方のことなのだ。心の治療は生き方を与える。そしてその生き方は一つではない。  p266
 
 精神分析なら悲しみを悲しめるようになること、ユング心理学ならその人が生きてこなかった自己を生きていくこと、人間性心理学なら本当の自分になっていくこと、認知行動療法なら非合理な信念を捨て去り生きていくこと、マインドブロックバスターならマーケティングにさとく経済的に独立して生きていくこと、X氏なら軽い躁状態になって素早く起き上がること。   p267
 
 心の治療はニュートラルではない。無色透明な健康をもたらすものではあり得ない。
 すべての心の治療が、独自の価値観をもっている。ここにあるべき生き方が含まれている。
 あるべき生き方を目指して、治療者たちは治療技法を考案する。その技法は、その治療法の独特の価値観を暗に明にクライエントに伝達する。クライエントはそれを自分なりに取り込んで、自分の新しい生き方を作り出す。ここに治癒が生まれる。  p268
 
 心の治療とは、クライエントをそれぞれの治療法の価値観へと巻き込んでいく営みである。  p268
 
(引用終わり)
 
 
 全く同意します。
 
 そして歴史的に、治療者側の価値観に最も自覚的だったのがアドラー心理学であることも記しておきたいと思います。
 

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June 19, 2017

『野の医者は笑う』

 今年上半期、一番面白い本でした。知的に面白いだけでなく、実際に笑い転げました。そのくらい面白い。
 
 
 気鋭の臨床心理士、心理学者が勤務地であった沖縄で、いわゆるスピリチュアル、ヒーリングの濃い世界をどっぷりとフィールドワークした(浸かった)ドキュメントです。
 その体験を通して、「心の治療とは何か」「人が癒されるとは?」という根源的な問いを考察しようという、実に意欲に満ちた「研究報告」です。
 
「野の医者」とは、精神科医でも、公的機関に勤めるような臨床心理士やカウンセラーでもない、全く在野にいて、世間の人たちの心身のさまざまな悩みに応えようとしている人達です。
 
 キーワードはたくさんありますが、オーラとか前世とか、なんとかマッサージとかレイキとかアロマとか、一昔前は精神世界、代替医療、今はスピリチュアルなどと呼ばれる分野で活動している治療者たちです。
 
 皆さんの周りにもいらっしゃるでしょう。
 普通「まともな」臨床心理士、心理学者はそういう妖しいものと自分たちは違うと、敬して遠ざけるかするものです。
 でも実際多くのクライエントさんは、精神科とカウンセリングと野の医者の治療を渡り歩いたり、並行して受けていることが多いものです。それぞれの分野の治療者は、内心ではそれを快く思っていないかもしれません。
 
 しかし著者は生来なのか、臨床心理士にしては(ユング派の牙城、京大出身!)、実に軽いノリで、沖縄の有名、無名のセラピスト、ヒーラー、「野の医者」たちをどんどん渡り歩き、時には指圧の痛みで悲鳴を上げたり、時には野の医者と語り合ったり、セミナーの参加者たちと喜びを共にします。
 
 沖縄だから伝統のユタを取材するのかと思ったら、意外にも最近都市で勃興して沖縄に入ってきたスピリチュアル系の人たちに多くアプローチしているのがまた興味深い。沖縄でもけっこう盛んみたいです。
 
 そして本書の最後に考察される、「心の治療の本質」とは?。
 
 これは私も常日頃考えていることとほぼ符合しました。このポストモダンの時代、基礎心理学や認知行動療法のような科学主義でなければ、けっこう納得がいく結論ではないかと思います。
 
 是非、「まともな」心理士、カウンセラーさんはお読みください。
 
 ところで、著者は臨床心理から野の医者の世界に分け入った人ですが、実は私は野の医者が臨床心理の世界に入ってきたようなものかもしれません。これまで私が学んだり接してきたものをいうと、ちょっと著者に匹敵するか、もしかしたらそれ以上かもしれません。
 だって太極拳とか気功法とか30年もやっていると、その世界とのお付き合いは必然的にあるんだもん。
 
 ただ、正確には私は、完全に野の医者ではなく、完全に普通の臨床心理士でもないかもしれません。なんかその境界線にいるというか。
 
 だから逆に、私の心の治療に関する表現は抑制的で、あまりそれを表に出すことはありませんでした。正面から野の医者の世界をこのブログや臨床心理の世界で表すことはしてこなかったし、野の医者の世界の人たちにことさら臨床心理学や精神医学の話をすることもしませんでした。こういう分野は好きだけどどこか冷めているというか、両方の世界を使い分けている自分がいます。
 
 そして、野の医者の世界と臨床心理の世界をつなぐものとして、有用なのが、実はアドラー心理学なのです。
 実際私に限らず、アドラー心理学を学ぶ人たちの中に、野の医者系の人たちが少なからずいらっしゃるのは事実です。
 これは他の学派にはあまりないことかもしれません。
 
 確かにユング派とスピリチュアル系は関連性はあるのですが(本書でも著者が出会った人との驚くべきつながりが描かれています)、ユング派の人はなんとかそれとは違うものとして区別しようとしていて、スピ系の人は自分なりの世界観に勝手にユング心理学を取り入れようとしている感じがします。(外からの視点ですが)。
 まあ、ユング心理学は今は大学や学会で権威的立場を得ていますが、スピ系とかなり類縁関係にあるのは間違いないでしょう。ユング自身、ユングの家系がそうだったみたいですし。
 
 アドラー心理学がスピ系の人たちに働きかける仕方は、ユング心理学とは違うように思われます。
 
 それは、ぶっ飛びやすい野の医者の心を、現実にグラウンディングさせることです。
 
 実に現実的で、神とか霊とか(無意識とか自我も!)登場しないフラットな世界観のアドラー心理学を野の医者が学ぶことは、実はとても意味があることだと私は思っていました。
 私が少しはまともな臨床心理士になれたのも(?)、アドラー心理学が間に入ってくれたからかもしれません。
 
 そしたら、著者の東畑先生、今度はアドラー心理学にも目をつけたみたいで、先日ヒューマン・ギルドをご訪問、その勢いか「自分のタイプを知りよりよく悩もう-フロイトとユングの心理学」という講座をやることになったみたいです。
 最近注目していただけに、驚きました。アドラーもフィールドワークするのか?
 
 私はその日は仕事で残念ながら参加できませんが、アドラーの牙城でフロイトとユングを学ぶ、これも面白いですね。
 
 
 

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June 16, 2017

パソコン不調

 先週土曜10日は横浜のNPO法人CLIPあこーん電話相談室主催のカウンセリング講座というシリーズで、「家族関係のアセスメント」というテーマで講義をしました。
 
 午前は、約30人の参加者にジェノグラム(家系図)の書き方、アドラー心理学の家族布置について説明しました。ロールプレイで自分の出身家族を扱うので、けっこう楽みながらも気づきの多いワークになります。
 
 午後はあこーんの相談員の皆さんと事例検討会を行いました。
 事例の話は即興性が要求されてなかなか大変だけど、自分も刺激を受けて楽しいです。
 
 昨日15日(木)は甲府で障害幼児の通園施設などを経営する社会福祉法人宮前福祉会・つつじが崎学園での研修会、3,40人の保育士、幼稚園教諭などの方々に「メンタルケアが必要な保護者への支援」というテーマで話をしました。
 
 保護者へのかかわりで悩んだり、困ったりすることの多い施設の職員の立場を考慮しながらも、どうやって相手を勇気づけるかをお話ししました。なかなか難しいテーマをいただいたので、私も参加者の困りごとを聞いたりして、ワークを入れながら進めました。
 
 このつつじが崎学園は、私が児童相談所職員の頃に、大変お世話になったところで、園長先生とは約10年ぶりの再会でした。
「お互い年を取ったね」と昔話に花が咲きました。いろいろと懐かしい気分を味わいました。
 
 さて、最近パソコンの調子がイマイチ、冷却機能が壊れているみたいでメチャクチャ熱くなるし、動作にも不穏なものを感じます。
 
 なんと保冷剤をパソコンの下に2つぐらい置いて、グラグラさせながらキーボードを叩いています。凍らせた保冷剤がだんだん融けていくとパソコンも調子を取り戻してきます。やばいかな。
 
 思えば、私が起業してオフィスを立ち上げたときに買ったやつなので、もう5年が経ちます。
 
 買い換えるべきか否か、貧乏症の私は迷っています。

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June 13, 2017

『アドラーの教え』

 アドラーブームの中で、『嫌われる勇気』を除いて最もよく出ているのが、マンガ、コミックによるアドラー本です。
 
 既に何人もの日本の代表的なアドレリアンがコミック版アドラー本を出しています。おそらくたくさんくる出版社からの依頼に応えてのものでしょうけど、実際作るとなるとキャラクター設定からストーリーまで、けっこう大変みたいです。もちろん作画はプロの漫画家だし、編集者との共同作業の部分が多いのでしょうけど。
 
 そしてついに岸見一郎先生も出しました。
 
 
 昨年のNHKEテレ、「100分de名著」のスタッフと創り上げた作品のようです。
 
 哲学者で読書家の岸見先生は今は難しい本ばかりを読んでいるので、マンガを読むことはないようですが、「まえがき」でマンガを読みふけった子どもの頃を思い出したり、「皆で協力して仕事に取り組み楽しみや喜びを強く感じました。このように協力して一つの仕事を成し遂げる過程で、私たちは人と人とが結びついている感覚(共同体感覚)を知ったように思いました」と言っています。かなり満足感があるのでしょう。
 
 本書は喫茶店のマスターとそこを訪れるサラリーマン、お店のアルバイト女子やお客さんとのエピソードで構成されています。
 
 書斎にこもるのではなく、ウィーンのカフェで夜遅くまで友人とだべっていたアドラーですから、そういう設定はしっくりくるのかもしれません。
 
 シンプルなアドラー心理学は、一見してわかった気になったり、言葉巧みな一人の論者の言うなりになってしまう危険性があります。
 そこで、いろいろな切り口のアドラー本が出ることはとても重要なことと思っています。岸見先生も、岩井先生も、野田先生も、独特の文体、言葉の使い方、文脈設定の仕方があります。それは実はアドラー云々とはあまり関係なくて、それぞれのライフスタイルというか、業(カルマ)というか(笑)、思想レベルの違いの反映かもしれません。
 
 初めての方、アドラーマニアの方、是非、お楽しみください。
 

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June 09, 2017

『ミレイ先生のアドラー流勇気づけ保健指導』

 保健師、看護師が現場でアドラー心理学を使う時の格好のテキストが出ました。
 
 
 著者の上谷先生は今年2月の日本臨床・教育アドラー心理学研究会の大会で発表をしてくださった産業医です。とても気風がいいというか、クリアーな話しぶりの方なので、私にはその通りのイメージの本という感じでした。
 読むと明るい気分になれます。
 
 おそらく産業保健現場での共通の悩みは、健診結果などを見せて対象者に「指導」してもなかなか変わってくれない、ということみたいです。
 
 そもそもモチベーションが低い人たちが多いのだから、「メタボだ」「飲み過ぎだ」言われたくらいで「改心」することは少ないでしょう。私のその一人でした。本書でちょっと反省。
 
 そういうとき、支援者はどういう構えでいたらいいのか、ミレイ先生がやさしく、丁寧に、きっぱりと指導してくれています。
 
 特定検診・保健指導の制度がスタートして十年近くたとうする今だからこそ、「他人を変えるということをゴールに設定しない」「うわべだけのスキルやテクニックだけに頼らない方法」を提案したいのです。アドラー流保健指導は、相談者とともい現場で奮闘する支援者の皆さんを力強く勇気づけ、役に立つものになるでしょう。  p84
 
 本書の後半は、様々なケースに対しての、アドラー心理学的な考え方が示されていて、具体的でとても面白い。保健師さんたちの苦労が逆にしのばれました。
 
 保健指導という、これまであまり語られなかった領域にアドラー心理学が入っていくきっかけに本書はなるでしょう。
 

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June 06, 2017

英語リスニングのために

 アドラー仲間の橋口さんが、私の朝カルの講座を宣伝してくれていました
 どうもありがとう。
 
 その橋口さん、英語習得に難儀していることが告白されていました。私もそうです。
 
 田舎に引っ込んで30年、甲州弁には堪能になったけど英語に縁の少ない生活をしていたので、今更ネイティブ並みにはなれないとしても、仕事がら、もう少しできるようにはなりたいものです。
 
 それで一念発起して近年、英語再勉強を始めました。
 
 いろいろな勉強法を試行錯誤してきて、その結果、成果はないわけではないのですが、決定的に不足しているのがリスニング力。そもそも英語圏体験自体が少ないので、なかなか上達しません。
 
 大体これまでの人生で、アメリカ滞在時間9日、あとはインド、ネパール、中国、台湾、香港、インドネシア、タイとアジアばっかりでは、無理というもの。インド人のあくの強いアクセントは耳にこびりついてしまってます。
 
 生来語学能力や聴覚認知の優れた人は、英語圏生活が少なくてもマスターできるのかもしれませんが、実際はなかなか難しい。
 
 ただ、あちらに行けば即しゃべれるとは限らないようで、知り合いで2年間英語圏に語学留学したけど、全然しゃべれなかった人がいます。もちろん、ごく簡単な会話はできて、楽しくあちらの方と遊べたというから(遊んでばかりだっのかも)、それはそれでよかったのでしょうけど。
 そういう人は少なくないみたいですね。
 
 そこで英語学習者には周知と思いますが、私がリスニングのために使っているサイトをご紹介。初級、中級者向けです。
 
 ひとつはVOA Learning English
 
 使っている人も多いでしょう。
 アメリカ国営の放送機関で英語が第2言語の人向けに、ゆっくりしたスピードと少なめの語いで、アメリカのみならず世界中のニュースや出来事を伝えています。
 スクリプトもあって、自分の理解と英文を対照させることができます。
 私はいつもスマホで聴いています。
 
 よく海外ドラマとかラジオサイトを薦める人もいますが、初心者レベルではけっこう難しい。
 そこでお薦めなのが、
 
 
 NHKの海外向けサイトで、日本の観光地とか文化(京都とか昔の伝統もあれば、現代の芸能や科学もある)を紹介している動画が満載で、けっこう深い情報もあって、実に興味深いものが多いです。ピーター・バラカンさんとか、空手家、格闘家のニコラス・ペタスさんとか、いろいろな人が登場しています。
 
 はっきり言って、安倍首相、政府への忖度ばかりの日本語放送よりずっと面白い。
 
 何より、日本という文脈を共有しているので、話される英語がわかりやすく感じられます。英語を英語として理解できる体験ができるかもしれません。
 
 よく、「単語自体に意味はない、文脈の中にこそ意味がある」と言われますが、それを実感します。アメリカやイギリスの放送だとわかりにくいけど、これだときっと理解できると思います。
 
 大人になってからの語学は日々修行ですが、自分の力に応じて楽しく学びましょう。
 
 他に何か良い方法があったら教えてくださいね。

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June 05, 2017

朝日カルチャーセンターでアドラー心理学入門

 6月4日(日)は神奈川県藤沢に行って、朝日カルチャーセンター湘南教室で「アドラー心理学を日常生活に活かす」という講座をやってきました。
 
 昨年から始まったこの講座、単発で一回だけかと思ったら、朝カル担当者から「ぜひ続けたい」というお話をいただいて、今回で4回になりました。
 アドラー心理学といっても内容は多様なので毎回テーマを決めていこうということで、今回はおなじみの「勇気づけ」。
 
 参加者はいつも10人足らずですが、少ない分ワークを通してみんなすぐに仲良くなり、最近はリピーター的に何度も足を運んでくれる人もいます。
 
 私もカルチャーセンターの講師は初めてでしたが、多くの受講生が年配、高齢者の方で男女とも学びに貪欲な方たちです。私も啓発されます。
 私の講座だけでなく、朝カルの多彩な講座をいろいろ受けている人も多いようです。
 
 特別講座には内田樹先生や茂木健一郎先生、名越康文先生など錚々たる面々が来たり、古武術家甲野善紀先生の息子さんの陽紀さんの講座などが普通にあったり、メチャクチャマニアックな科学の講座(「ツバメの美しさと可愛さの進化生態」なんての)があったり、私がこの近所に住んでいたら絶対通いたいです。
 
 私としては山国から出て行くので、「今日は湘南で仕事だぜ」と、なんかプロサーファーみたいで、カッコつけられてうれしいです。会場の藤沢駅ビルのルミネから海は見えないけど。
 
 次回は9月16日(土)15:30~18:00
 テーマは、 「課題の分離」です。
 
 ワークとかどう進めたらいいかな。

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June 01, 2017

アドレリアン・プレイセラピーWS

 アドラー心理学に基づいたプレイセラピーで知られているテリー・コットマンさんが、来日してワークショップをするようです。
 
 アドラー仲間の哲学徒、橋口さんがブログで教えてくれました。
 
 コットマンさんの本は既にずいぶん前にここでも紹介しました。とてもいい内容なので、山梨の仲間と読書会をしていた時期もありました。
 
 昨年北米アドラー心理学会に行ったときは、コットマンさんの仲間、生徒さんらしい方の発表も見たことがあります。
 最近も、コットマンさんのアドレリアン・プレイセラピーをエビデンスのある心理療法として、ここでも紹介したこともあります。
 
 若い頃、児童相談所の心理判定員、児童心理司として、日々プレイセラピーをしていた時期もあったので、コットマンさんの仕事には大変注目していました。来日してお目にかかるチャンスです。
 でも学会、研修会の時期でお金のかかる時期で、大変迷っています。
 
 中年後期の今更、プレイセラピーでもないな、という気もするけど、スーパーヴィジョンに役立つかなとも考えたり…。
 
 行けたらサインをもらおう。
 
 招聘したのは、日本プレイセラピー協会というところらしいです。
 アドラー心理学以外の専門家が、注目してわざわざ呼んだというのも興味深いですね。
 
講座2「プレイセラピーの発展的なスキルと概念ーアドレリアンプレイセラピーの観点からー」
【日程】2017年9月16日(土)17日(日)
【会場】 東京都南青山を予定 (最寄駅は表参道)
【講師】Dr.Terry Kottman テリー・コットマン博士
 流派を超えて通用するプレイセラピーの応用的スキル(メタファーや解釈など) を学びます。
 講師は、今「嫌われる勇気」などで注目を浴びているアドラーの考えを取り入れたプレイセラピーを開発したコットマン先生です。
 構造的な遊びやアクティビティなど、より大きな子ども向けにも取り入れられる
要素があります。

【参加費】
 ・7月(シェルビー先生)の講座のみ
   2日間48000円 早割6月15日までのお申し込みは44000円
 ・9月(コットマン先生)の講座のみ
   2日間48000円 早割7月15日までのお申し込みは44000円
 ・2講座両方 2講座同時申し込み割引4日間92000円
   6月15日までのお申し込みは2講座割引&早割で86000円
参加条件、申込方法等、詳細は案内をご覧ください。

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May 29, 2017

『幸せな劣等感』

 日本にあるアドラー心理学本はできるだけ網羅しようと努めている私ですが、その中でトップクラスの質を持っているとお薦めしたいのが、向後千春著『幸せな劣等感 アドラー心理学 <実践編>』(小学館新書)。
 
 向後先生は教育工学や教育心理学がご専門なだけに、さすが伝え方が秀逸。一般の方にはわかりやすく、心理学に詳しい人や専門家にはその知的欲求に十分応える構成、内容になっています。
 
 よくある「目的論」とか~論の羅列ではなく、キーワードとQ&Aからの説明で、読者が入りやすく工夫されているからでしょうか。
 
 岸見一郎先生はギリシア哲学とアドラー心理学、岩井俊憲先生は人材育成や日常具体のアドラー心理学、向後先生は現代心理学とアドラー心理学、それぞれ実践を重視しながらも表現の軸足が違います。
 
 そういうところも楽しめるようになると、アドラー好きとしてはいいでしょうね。
 
 ちなみに私はもっぱら、臨床心理学とアドラー心理学を足場にしています。臨床は、向後先生みたいにスッキリ表現できないのが何とも難しいところではあります。
 

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«進化に生き残った自閉症