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March 20, 2005

カウンセリングの受け心地

 カウンセリングの受け心地って、いろいろあるみたいです。
「話をしっかり聞いてくれて、受けとめてくれてよかったです」と、カウンセラーが優しい顔でクライエントの話をウンウンと聞いてくれるだけで癒されるってことも、実際あるでしょう。クライエントの心に添ってただひたすらに傾聴する、というのは、おそらくロジャースに影響を受けたカウンセラーかもしれません。
 反面、「何か教えてくれると思ってたのに、話を聞いてばかりで何にもならなかった」と不満を述べる方もよくいます。きっとそういうクライエントは、話を聞くだけじゃなくて、具体的な知識や技術が知りたくてカウンセリングを受けたのかもしれません。

 子どもの問題で相談に行ったら、小さい頃の母子関係のことばかり聞かれて、あげくは子供への愛情不足、スキンシップ不足といわれてへこんだ、なんてことも聞いたことがあります。おそらく精神分析的志向のあるカウンセラーかな。

 自分はAの問題でカウンセラーのとこに行ったのに、カウンセラーは「いいえ、あなたはBが問題です」と言われて、折り合いがつかないなんてことはよくあります。
 「問題」「症状」をどう定義して、どうやってカウンセラーとクライエントが同意して、どんな風に一緒に進んでいくかは、各カウンセリング・心理療法の本質に関わる部分です。
 そこにカウンセラーやセラピストの人間性や性格が絡んでいくので、一口にカウンセリングといっても、実態は様々です。

 僕の場合はどうだろうか?と一応成功したケースのクライエントが評価してくれたことを直接間接に聞いたのを思い出すと、「楽しくておもしろい」とチックの少年、「先生につかみかかったら投げ飛ばされて、気がついたら青空が見えた(比喩ですよ)」と不登校のお母さんが言ってくれたのが出てきました。
 「先生は、とても立派な人で感銘を受けました」なんてのは絶対に出てきそうもありません。
 多分僕は、受け身というより、能動的、支持、指示的なカウンセラーだと思います。「なんかたくらんでる」「イタズラ坊主の目をしている」なんて人から評されたりもします。
 それだけにクライエントの抵抗や拒否感に会わないよう、ユーモア感覚と明るい雰囲気になるように努めています。
 そこにアドラー心理学でいう「勇気づけ」が入ることで、その人にとって前向きに、望む形で問題が解決していくような手応えを感じているのです。


 

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