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January 19, 2006

羽生さんの脳波

 以前、将棋がうまくなりたい、羽生善治の頭脳を理解したいとヘボ将棋家が夢想しましたが(なりたいもの、やってみたいこと)、時々愛読している文-体・読本というブログ(スポーツ・マッサージをやっている方らしいのですが、心と体の問題に関してなかなかおもしろい引用情報が多いですよ)で、対局中の羽生さんの脳波は瞑想型なんだということが出ていました。

羽生の強さはどこに隠されているのか。かつて羽生と谷川の対局中の脳波を調べる科学的な実験が行われた。日本医科大学情報科学センターの河野貴美子氏はこう解説する。

「お二人を比較すると、谷川さんが集中型なのに対し、羽生さんは瞑想型でした。羽生さんの場合、非常にリラックスされていて、いわば座禅を組んで瞑想している高僧のような脳波が出ている。専門的に言うと、羽生さんは通常のときβ波が脳の左右対称にあるんですが、対局の中盤になるとβ波が右脳に移り、そのときご本人は『イメージだけでやっています』というお答えでした。終盤になると、β波は左脳に移りましたが、かなり論理的な確認作業をしていることがわかりました」

 週刊誌の記事からの転載で厳密なものではありませんが、こういうレポートは以前よくマスコミとかでやっていたように思います。禅の高僧やヨガの達人の脳波がα波が出ているとか、右脳がどうしたとか。あ、でもこの記事だとβ波になっているな。その領域が活動中という意味だと思うけど、瞑想の脳波はα波だということをよく言われていたな、どうなっているんでしょ。

 私など、自慢じゃないですが、長年の気功、瞑想生活でαもβも自由自在よ。だからといって頭がよくなったかは不明。でも、悟りを開いていないのは確かなり。
 イメージ形成力は、割とあるかなという気もしますが、比較しようがないしね。

 プロ棋士ともなれば、頭の中でありありとイメージできているでしょうし(目隠しして対局できるなんて信じられない)、羽生さんが一流棋士の中でも格別に違う特異的なところって、こういう生理学的な研究だけではわからないでしょうね。

 芥川賞作家の保坂和志さん(山梨出身)の「羽生」(朝日出版)という本を読んだら、羽生善治さんは、それ以前の棋士とは将棋についての「認識論」が決定的に違うのだとか。「世界があって言葉がそれに名前をつけたのではなく、言葉があるから<世界>が世界として初めて人間にとって意味を持つようになった」という現代哲学の言語観にも通じる<脱・人間中心>の世界観なのだそうです。
 ちょっと要約しにくいので、関心のある方はお読み下さい。理解が進んだら書いてみます(当分先でしょう)。

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