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July 24, 2006

「ライフスタイル診断」ワークショップ

 週末、ヒューマン・ギルド主催「ライフスタイル診断ワークショップ」に参加。講師はジョセフ・ペルグリーノ博士

 ライフスタイル診断とはアドラー心理学独自の観点から構成された「性格・認知構造・コミュニケーションのスタイル」のアセスメント法で、カウンセリングや心理療法の骨子となります。家族布置、早期回想、特殊診断質問、あるいは心理テストなどからなります。

 WS巡りと人物観察が趣味の私は、とにかくペルグリーノ博士の大ファンであります。私がこれまでお会いしたり学ぶ機会を得た何人かのアドレリアン、また他の心理学の代表的セラピストの中でもピカイチだと感じています。

 技術のある人、頭の切れる人、カリスマ性のある人、天才的な人はこの世界にけっこういるのですが、博士の何ともいえない柔らかーい存在感はちょっと見たことがない。ただ柔らかいだけでなく、アドレリアンとしての筋を見事に通しています。外柔内剛、柔派拳法をたしなむ自分にとって、心理療法の達人に邂逅したという感じです。御年70歳、アドレリアン歴50有余年の好々爺です。
 取りあえずプロフィール(ヒューマン・ギルド会報より)。

講師ぺルグリーノ博士プロフィール
 ジョセフ・ペルグリーノ博士は、1936年イタリアのローマに生まれ、14歳 の時 に家族とともにカナダに移住、現在のコンコルディア大学(モントリオール)卒 業、教師・教頭・校長として学校現場で活躍しながら、アドラー心理学を学び続 け、シカゴ・アドラー心理学大学院で修士号(バーナード・シャルマン、ハロル ド・モサック、ハインツ・アンスバッハーなどに師事)、さらにニューヨー ク 州立大学で2つ目の修士号(アルフレッド・アドラーの長男のカート・アドラー などに師事)、米国の コロンビア・パシフィック大学でアドラー派のカウンセ リングと心理療法で博士号(クラシック・アドレリアンの祖、ソフィア・デ・ブリエスに師事)を取得さ れました。つまりアメリカに伝わるアドラー心理学の 「シカゴ学派」「ニューヨーク学派」「サン・フランシスコ学派」の全てを学んだ、世界で唯一の人がぺルグリーノ博士です。モントリオール・アドラー心理学 大学院教授を務めた後、モントリオール個人心理学研究所理事長として個人開業 でカウンセリング、心理療法を行いながら講演・セミナーを行っています。人格 的にも円 満で、「ウォーキング・エンカレッジャー(勇気づけをしながら生きる人)」と言ってよく、ユーモアのセンスに満ちた大の日本ファンです。固定 ファンを持ち 今回が10度目の来日です。

雰囲気的には、心理療法界では成瀬悟策先生に近いかな、博士の方がもっと柔和だけど。77歳ぐらいの私の武術の老師にも似ている気がします(武術家だから出ている「気」は違うけど)。

 WSは、博士作成の充実した内容のテキスト輪読と、デモンストレーションに応じてくれた参加者に対して博士自らが本格的にライフスタイル診断を実施するところを見て、そして質疑という構成でした。

 実際に上級者がカウンセリングやアセスメントをする場に居合わせる、観察するということはとても貴重な経験になります。それをしないでただ本を読んだだけ、人生経験だけ、アカデミックな研究態度や知識だけで現場に望んでいると、どうしても足りないものが出てしまうように思います。
 武術でいう見取り稽古ですね。
 アドラー心理学にはオープン・カウンセリングという、聴衆の前でカウンセリングをする伝統があるから、その機会は割にあるかもしれません。

 その様子が伝えにくくて残念ですが(写真も一緒に撮らせて頂きましたが、私の粗顔が写っているのでアップできません)、粘り強く、丁寧に、タフで、それでいて柔らかく、前向きにライフスタイルをクライエント共に探索していくペルグリーノ博士の姿を目に焼き付けて、これからもアセスメントやカウンセリングをしていこう。

 

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Comments

>ただ柔らかいだけでなく、アドレリアンとしての筋を見事に通しています。

というのは、私も感じました。私はなるべく外柔内剛でありたいと思っていますので、一つのモデルを示してもらえたと思います。

それにしても、ほんとうに柔らかい・・・。

P.S.
あとは、何と言ってもアド仙人さんご本人にお会いできたというのが大きな出来事でした(^v^)。

さらにP.S.
リンクして頂きありがとうございます。
特にこれといった内容はないブログですが、
よろしくお願い致しますm(__)m。

Posted by: ぐうたら三昧 | July 25, 2006 at 07:00 PM

 ぐうたら三昧さん

 ほんと、ほとんどの時間、人(ペルグリーノ博士)のやることを見ていただけなのに、充実感がありましたね。
 ぐうたら三昧さんの雰囲気も予想以上で、さすがと思いましたよ。
 
 このご縁を大切に、今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: アド仙人 | July 25, 2006 at 11:23 PM

 いつもお世話になります。
 小生アドレリアン歴一年少々、昨年は博士が体調を崩されて来日されず、大変残念な思いをしましたが、今年初めて、「夢解釈」のWSでお目にかかりました。WSのあとで、ご挨拶させていただき、精神病は治せるけど、精神病の人の神経症的なところにいつも手を焼いているとお話したところ、精神病の治療のほうがよっぽど大変じゃないかと、暖かい勇気づけをいただきました。感激でした。
 ところで、成瀬先生の本、小生も興味を持っていまして、Amazonのリストには入れているのですが、今のところ未読です。でも、これで楽しみが増えました。
 いつもありがとうございます。

Posted by: 蚯蚓海豹 | July 26, 2006 at 09:16 AM

 蚯蚓海豹さん

 夢解釈の方に出られたのですね。お会いできなくて残念でした。今度お会いしたら、臨床の悩み話でもいたしましょう。

 成瀬先生には学会で遠くからお見かけするだけで、直接何かということはないのですが、飄々とした面白そうな人だと思いました。大学者で失礼ですが。

 それにしても、ペルグリーノ先生みたいな、ハグの名人になりたいな。
 

Posted by: アド仙人 | July 26, 2006 at 11:24 PM

アドラーとの出会いはまだ1年半、どの講座もワークショップも私にとっては学びの宝庫です。スタートが遅かっただけに私の年齢で何ができるのかといつも模索しています。
そんな中での今回の夢解釈とライフスタイルWSの参加は、何か大きく広がりを感じました。
ペルグリーノ博士の人柄と経験に根付くカウンセリングの進め方に、感動でした。
そして深沢さんのブログも拝見でき、子供たちとのかかわる姿や、その景色の素晴らしさが目に飛び込んできました。
虹が綺麗ですね、最近私の心からこの虹が消えていたことを気がつかせてくれました、ありがとうございました。

Posted by: マコ | August 01, 2006 at 10:29 AM

 マコさん

 初めまして、あの場にいらしたのですね。お疲れさまでした。

>アドラーとの出会いはまだ1年半、どの講座もワークショップも私にとっては学びの宝庫です。スタートが遅かっただけに私の年齢で何ができるのかといつも模索しています。

 ヒューマン・ギルドは僕の学校です。仕事柄、いろいろな場に出ていきますが、普通の学校や同じ職種ばかり集まる研修機関では得られない経験ができますね。
 何歳からでも学べるのがアドラー心理学の良いところだと思います。

 勝手なことを言い散らしているブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: アド仙人 | August 01, 2006 at 09:58 PM

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