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December 25, 2006

クリスマスも変わらず

 クリスマスだからといって特別なことはないのですが、ケーキの生クリームを食べ過ぎたせいかお腹がゆるくなってしまいました。まあ、ノロウィルスでなくてよかったけど。

 休み中に読んだ本は、「そだちと臨床」明石書店、「昭和史からの警告」船井幸雄、副島隆彦著,ビジネス社。

「そだちと臨床」は関西の児童相談所や発達臨床関係の方たちが中心になって作った新しい発達臨床心理・福祉の雑誌です。創刊号で、編集部の意気込みが伝わってきます。
 発達検査の読み込み方とか「発達相談のコツとツボ」「一時保護所論」などの緒論は、畑が同じなだけにとてもしっくりくる内容です。いかにも学者っぽい作りの「臨床心理」より良いね。
 それにしても関西系の臨床家はいつも元気だ。
 僕も乗りは違うしもっと不真面目だけど、頑張らなきゃな。

「昭和史からの警告」もおもしろかった。
船井調、副島節が炸裂で、昭和前史、明治維新史と現代日本、国際政治を重ね合わせて、驚くべき話が次々と飛び出します。

 基本的には、満州事変のあった昭和6年(1931年)と今平成18年(2006年)が、状況的にそっくりで、これから10年、あのときと同じように日本は仕組まれて戦争に引きずり込まれていくという警世の書です。

 安倍内閣ができる前に出た本なので、本書には小泉の後釜に福田ならまだまし、安倍なら危ないと予想してあって、今まさに最悪の方向に今我々は歩いていることになります。

 アメリカは元来、戦争経済War Economyで動いていて、「帝国」維持のためには昔なら10年に1回、今は5年に1回は戦争をしないとやっていけないのだそうです。国内経済の刺激、不良在庫の一掃などのために常に戦争が使われてきたのです。なんという因果でハタ迷惑な国。
 戦争とはそのための公共破壊事業とお二人は呼んでいます。
 60年も平和にしてやったのだから、そろそろ日本が血を流せ(中国とぶつかれ)、金もむしり取るから(郵貯、簡保350兆円)、というのがアメリカの意思なのでしょう。
 小泉・竹中の罪は実に重い。

  その中で本間税調会長のスキャンダル・辞任は、久々の吉報ですな。
 以前NHK・BSの討論番組で、小泉改革路線の援護を張ってたのをみて、弱者に対する思いやりのない発言と面構えのひどさに、むかついたことを思い出しましたよ。

 しかし、もし本書の予測通りになったら、5~10年後はまさに息子は兵役世代になり、人ごとではなくなります。

 それを防ぐことはできるのか、楽天的な船井氏は「権力闘争的生き方からの脱皮」を唱えますが、これは正直今の日本、世界では難しいだろうな・・・。

 本書の最後の章には、稀代の経営コンサルタント船井幸雄氏を、副島氏がなんと「道教の思想家、体現者」として分析していて、これが一番おもしろかった。
 それについては今度ご紹介(するかも)。

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