ニュース雑感
安部内閣に起立、礼と忠誠を誓うんだそうな。
ニュースでやってた閣議前のシーンはあほくさかったけど、先週森喜郎元首相にして臨床心理士資格認定協会会頭は、「安部首相に忠誠を誓うべきだ」と言ったとか。
インド訪問中の自民党の森元首相は13日夜(日本時間14日未明)、ニューデリーで同行記者団と懇談し、支持率が低下している安倍内閣について、「ベテランも若手も、首相を尊敬していない。まず安倍氏に忠誠を誓い、安倍氏を尊敬すべきだ。政策的には何も間違っていない」と述べた。その上で、「特に、首相より当選回数や年齢が上の久間防衛相、麻生外相、尾身財務相も首相を立てる姿勢がにじみ出ていない。だからすぐに問題を起こす」と、ベテラン閣僚らに苦言を呈した。(読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/approval_rating/story/14yomiuri20070214i102/
森会頭に従って、今年から臨床心理士資格試験の二次面接では、政府への忠誠度を問われるかもよ、受験生、準備しておくように(笑)。
ちなみにこの問題の発端になったと思われる久間防衛庁長官のアメリカのイラク戦争批判は全く正しい意見だと思います。防衛庁長官だからけしからんのではなく、だからこそ防衛族のトップが言ったことに意味があり、きっと彼なりに確信犯なのでしょうね。戦争で苦労した経験のある方のようです。面従腹背でがんばれ!
6カ国協議では全くふるわなかった日本ですが、その状況を含めて国際問題について、今私が注目して読んでいるのが、ジャーナリスト田中宇さんのHP。
しかし今、日本の対米従属の国是は、アメリカの側から壊され始めている。6カ国協議のアメリカの積極性を見ていると、できるだけ早く東アジアを中国中心の非米的な地域にしたいと考えていることがうかがえる。日本がいくら外交防波堤を維持しても、防波堤の内部にいるはずのアメリカが、日本を含む東アジアから立ち去ろうとしているのだから、日本の国是は内部崩壊である。
日本が拉致問題を理由に6カ国合意に対して消極的な態度をとり続けていると、アメリカ以後の非米的な東アジアの新体制の中での日本の地位は弱くなる。日本は本来、技術力や経済力などでかなりの国力を持っているのに、今の日本政府のやり方は、それを生かせないようにしてしまい、必要以上に日本を弱めている。もったいないことをしている
何かイランを攻撃する口実がほしいブッシュ政権は「RPG-29はイランが作ったに違いない」と強弁したわけだが、こうした歪曲は、イラク侵攻前に、よく調べると間違いであるさまざまな情報を組み合わせて「フセイン政権は大量破壊兵器を作ろうとしている」と主張していたのと同じ構図である。
ブッシュ政権内では2月上旬「イランがイラクの反米ゲリラに武器を供給している証拠」をマスコミに発表しようとしたが、ライス国務長官らが「薄い根拠を発表することは、イラク侵攻の時の過ちを繰り返すので、やめた方が良い」と進言し、2回にわたって発表が延期された。発表資料の中に新しい「証拠」が加筆され、その新証拠も怪しげだからまだダメだという再差し止めが繰り返された。
アメリカはイランとの戦争をしたくて仕方がないようですね。イラクの時と同じようになんとか開戦理由をでっちあげようと頑張っているようです。
アジアは中国に任せておこう、日本は金をむしり取ればどっちでもいいという態度が見え見え。
親米ポチ保守派の連中は、今頃どう思っているのだろう?自分たちはアメリカのエージェントとしてうまい汁を吸っているだろうからこのままでいいのかな。ただ、彼らがついたウソはもうバレバレだね。
ブッシュ政権の危険さは、ウソをついていることではない。ばれるようなウソをつき、ばれたのにまだ同じウソを繰り返して、アメリカの信頼性を急速に浪費しているところにある。米国民は、ブッシュ政権の危険さに早く気づき、弾劾などでブッシュとチェイニーを早く失脚させないと、アメリカを壊され、アメリカ中心の世界体制や日米同盟も崩壊する(今から弾劾しても、たぶんもう遅すぎるだろうが)。
親米の人ほど、ブッシュを危険視すべきなのに、実際には逆に、親米を看板にしている人ほど、ブッシュは危険だと指摘する人を「反米論者」「左翼」として攻撃する。間抜けである。
そして今最も注目すべきなのは、植草痴漢事件。
これは完全な国策捜査と見る人が増えています。
エコノミスト、植草一秀さんは小泉・竹中構造改革の最も強力な批判者、攻撃者でありました。
それがりそな銀行を巡る政府関係者、おそらく小泉、竹中を頂点とするインサイダー疑惑を追及しようとしたところで、最も屈辱的な罪を着せられ、社会から抹殺されようとしている、という意見がネット界で強くあります。
最初は半信半疑でしたが、ここのところそのような意見を読むにつれ、私もその可能性を強く感じるようになってきました。
「植草事件に関する真実」(ナビ出版)が、なぜかアマゾンで購入できないなど、様々な言論妨害に遭っているようです。
この件に関して我々国民は、重大な関心を示しておくべきでしょう。
恐ろしい時代になってきたものです。
ニュースにはっきりと現れないギリギリのところに真実は潜んでいるようです。
Comments