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March 01, 2007

「それでもボクはやってない」を観る

 周防正行監督の話題作「それでもボクはやってない」を観ました。

 「それでもボクはやってない」公式サイト

 緊迫感のあるいい映画でした。完全な社会派映画です。
 電車内痴漢えん罪事件をテーマに、手厳しい裁判制度批判、そして官僚制批判になっています。

 こちらに周防監督のインタビューがありますが、

この映画は、私が初めて『使命感』を感じて作った映画です。まるで高校生のような青臭い正義感で、社会に訴えたいと思ったんですよね。

 とあるようにかなり真面目です。今までのコミカルな映画も、テーマが相撲や社交ダンスだったり、どこかがひねっているというか、着眼点がユニークでしたが、今回も我々の日常意識の盲点を突いたものになっています。

 周防監督や映画の事情はよく知らないけど、ソフトな言論妨害の目立ち始めたこの社会でよくこんな映画が作れたなというのが感想です(しかもフジテレビもついて)。

「Shall We Dance?」で日本どころか世界にも認められ、その後この社会派作品とは、柔らかい顔立ちの奥に一本筋の通ったものも感じます。

 作品を見て、僕はエコノミスト植草一秀さんの痴漢事件を思い出しました。
 前々回も書いたように、僕は植草さんをえん罪(おそらく国策捜査の生け贄となった)と考えています。

 僕は観ていないのですが、周防監督が出た番組で、竹中の提灯持ちを評価されたか大河ドラマに出演させてもらえたテリー伊藤や小泉内閣の情報宣伝担当とされる世耕代議士が、本作品と植草事件を結びつけないような発言をしていたそうですが、見苦しいことです。

 この映画によって、痴漢事件に限らず、どのような事件に対しても、安易にマスコミの印象報道に乗らない人が増えるように願います。

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Comments

植草さんの話は、えん罪説を知って、
自分は安易だったなと反省しました。

真偽のほどは分かりませんが、
何事もカッコ入れして考えることが大事だな
と思ったしだいです。

Posted by: ぐうたら三昧 | March 01, 2007 05:55 PM

 ぐうたら三昧さん

 別に反省しなくてもいいけど(笑)。
 確かに真偽のほどはわからないけど、カッコに入れて判断留保する姿勢は大事ですよね。

 臨床的には道徳や社会通念上否定されがちな行為をしたクライエントを相手にしたときにその変の「度量」が問われるかもしれませんね。その点、ぐうたら三昧さんは、かなり大人物だと思料しますが・・・。

 早期回想と同じで全ての情報は「加工」されているのですから、先ずはじっくりと「観察」したいものです。

Posted by: アド仙人 | March 01, 2007 11:56 PM

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Tracked on March 02, 2007 12:04 AM

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