フジ子・ヘミングを聴く、見る
フジ子・ヘミングさんを初めて見ました、初めて生で聴きました。
すごかった。
彼女について、さらにクラシック音楽一般について、私は特に教養も経歴も、何かを語るだけの力も語いもないのですが、率直にすごいと感動しましたよ。
特に、協奏曲の後のアンコールに応えてのソロ演奏。ショパンの「革命」と、ヘミングさんといえばあの「ラ・カンパネラ」。
音の質感がすごいというか、あんなの聴いたことない。ひとつひとつの音に厚みがあって、それでも全体が淀みなく流れているというか・・・。ヘミングさんの演奏を専門家や音楽通一般からどう表現されているのか知らないけど、うまいとかまずいとかじゃない気がします。
優秀なピアニストの中には、センターがすっと通った感じで、クリアで粒がキラキラしているような音を出す人がいますが、ヘミングさんはそれとは違う感じがしました。
舞台に現れた瞬間から、何か別の次元の存在のように思えました。そのお姿と音からは、天に伸びるというより、自然の「地の気」を私は連想しました。
家に帰ってWikipediaで調べたら実際に、「演奏前には近くの公園などを散歩し自然からエネルギーを受け、演奏の際は常に母から贈られた時計を身につけている」 のだとか。
一人納得しましたよ。
コンサートから3日経ちますが、まだ胸にあの音の質感が残っています。
Wikipedia フジ子・ヘミングの語録を見たら、もっと読んだり聴いて触れてみたくなりました。「魂のピアニスト」と呼ばれ、熱狂的なファンがいる理由を実感いたしました。
- 「私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ。」
- 「一つ一つの音に色をつけて弾いている」
- 「ぶっ壊れそうな鐘(ラ・カンパネッラの意)があったっていいじゃない、機械じゃないんだから」
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