講師になる
長い間臨床や行政に携わっていると、私のような不良職員でもたまにはお声をかけてもらうことがあります。
ある町の教育委員会から講師を依頼されました。
「子育てサポートリーダー養成講座」の一こまとして、「障害児の心理」というお題をいただきました。
子育てサポートリーダーとは、地域の子育て支援として、子育てに関してお母さんたちが気軽に相談できたり、図書館や児童館などでサポート的役割をしてくれるボランティアとして、その町では3年前から養成しているのだそうです。
別に私でなくても、特別支援教育や発達心理学をしている話のうまい学者に頼めばいいと思いましたが、何でも児童相談所の現場の話が聞きたいとのこと。
そういうことならまあいいか、とお引き受けしました。
講義では、障害の分類から障害児の福祉制度、児童相談所始め療育ネットワークなど基本的な話から始めて、昨今話題の発達障害について概論的な話をしました。
もちろんアドラー派としての特色も出しちゃおうと、劣等感と補償、劣等コンプレックスの話も障害者バージョンとしてお話ししました。
現代アドラー心理学では、目的論から理論構成するので、もうあまり劣等感について語ることはないのですが、劣等感ってほんとによく人口に膾炙しているし、ほとんどの人に実感があるので、伝わりやすい話になります。
特に障害をネガティブにだけで捉えないためには、建設的な補償について、実際にそれを成し遂げた人物のエピソード(ベートーベンとかスティービー・ワンダー、乙武君など)を語ることが大事と思うわけです。
内容の基本的なところは、
を参照してね。
講義は2時間、普段そんなことをしていない自分は、休みを入れても、2時間も喋ると後半疲れてきて、頭がぼうっとしてきてアップアップになりそう。けっこう講師も体力勝負なのね。
生徒さんは子育て真っ最中かと思われる、20~30代のお母さんばかり。志のある人たちだから、みんな熱心に聞いてくれました(ジョークにも笑ってくれました)。
話、わかりましたか?私、興に乗ってくると早口になる癖があるし、いきなり話が飛ぶのでわかりにくいところもあったかもしれませんね。
おじゃましました、ためになったら、また呼んで下さい。
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Comments
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先生、こんにちわ☆
毎日暑い日が続きますが、
お元気でいらっしゃいますか?(*´▽`)/
私はこの
『劣等感と補償』
については、
これまで正直ピンと来なかったのですが、
最近、私なりに色々考えているうちに、
どんな人間も(もちろん私の知る限りですが)
意識する、しないに関わらず
『避けて通れないかもっ!』
なんて認識するようになっています。
それから、
先生が以前こちらのブログで取り上げて下さった
『社会構成主義』
についても、
初めは「むずいなー」なんて思っていたのですけれど、
読んでみて、めちゃ面白いことに気づきました!!
はっきりいって、最近読みまくりです。(* ̄- ̄)v
こういう考え方って私的にすごく好きだし、
アドラー心理学の民主性や共同体感覚とも
さほど違わないような気もするのですが、
私の思い込みでしょうかv
ただ、以前拝見した映像のなかの
太極拳の先生は、ちょっとモダン思想ですよ、ええ。
めちゃ怖いもん(笑。
講師お疲れさまでした。(*∩∩*) /
Posted by: 未来 | July 08, 2007 07:33 PM
未来さん
コメントありがとう。僕、講師向きじゃないかもしれません。
貴ブログ、とても面白くて楽しみにしています。
劣等感ってリアルに感じる人とそうでない人がいるみたいですね。
僕なんか超リアルなんだけど。
社会構成主義もおもしろいですね。
僕も今はまっています。
まさに未来さんがおっしゃるように、社会構成主義の行き着く先は共同体感覚じゃないでしょうか。
そうでなければ、ただの相対主義、ニヒリズムになってしまうような気がします。
太極拳は僕のやっているのも、モダンどころかプレモダンですよ(^^)。
プレからポストまで行ったり来たりするのも、また楽しです。
未来さんの恋愛が成功することを祈っていますね。
Posted by: アド仙人 | July 08, 2007 11:53 PM