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October 09, 2007

東京でお勉強4・マインドフルネス認知療法

 私、密かに長澤まさみちゃんのファンでありまして、連休中にやってたドラマ「ガンジス川でバタフライ」は格別の思いで楽しめました。

 今をさかのぼること23年前、ドラマの主人公同様、インド各地を旅して強烈な思い出を作ったことがあるからです。
 まさみちゃんが旅するインドの風景、街並みは、まさに私がまさみちゃんと同じ年頃に歩いた場所でした。

「あー懐かしい」という思いと同時に、インドの強烈な空気、人、街並み、喧噪がワッとフラッシュバックしましたよ。
 ドラマの後半でまさみちゃんが到着したガンジス川畔の聖地、ヴァラナシーにも行きました。公開火葬で有名なところですね。
 私は、そのガンジス川の畔で、蕩々たる大河の流れをいつまでもぼうっと見続けていましたね。

 今やブリックスの雄、ITで鳴るインドも、やっぱり人も街も変わってないなと映像を見て思いました。

 あそこで私の「魂の旅」は始まったのだ・・・なんてね。

 でも実際、インドの旅以来、私は私なりの縁と方法、考えでその後様々な精神的遍歴をしてきたのではあります。
 瞑想もその時以来様々なものを体験してきました。

 マインドフルネスという概念につながるヴィパッサナーという瞑想もその中で経験したのでした。じっと自分の呼吸を見つめ、自分の感覚、心を見つめ続けるシンプルにして強力な瞑想法です。
 タイなどの南伝仏教に連綿と伝わる原始仏教のこのメソッドが、6,70年代以降アメリカに渡ったものらしいです。
 それが最先端の心理療法の世界に流れていったのです。

 私はタイに渡って修行したというある青年僧が山梨出身だったので、ある時期地元で開かれていた瞑想会に出て学んだことがあります。
 あとアドラー心理学のセミナーでも、ヴィパッサナー瞑想を主にするものがあって、集中的に体験したことがありました。

 では、マインドフルネスとは何か?

 ずっと以前トランスパーソナル心理学の論客、ケン・ウィルバーの本に「マインドフルネス」という言葉が出ていて、何だろうなと思ったことがありましたが、瞑想中のある状態を指す言葉だとは推察していました。

 今回の発表者や著書によると、マインドフルネスとは、パーリ語の「サティ」の訳語、「心をとどめておくこと」で「ありのままの注意」を一般に意味するそうです。

 それが今やうつ病に効果的であるとして、新しい認知行動療法の一つとして台頭しているとか。
 多くの実践と実証的研究がなされてきているようです。

 おもしろい展開だねえ。

 今回の心理臨床学会では、その紹介に出会いました。早稲田大学のグループのポスターセッションと、自主シンポジウムが行われるのを知り、見に行きました。
 内容についてはさらに長くなるし、不正確さを避けるため今回は書きませんが、いずれブックレビューなどで紹介していきましょう。

 お話をうかがって、長年東洋の行法を「個人的に」「趣味的に」実践してきた者にとっては、とても面白く、将来が明るくなるのを感じました。
 心理臨床界の「異端者」として、細々、コソコソとやってきた瞑想法が、アメリカでは堂々と心理療法の一角を占めるようになるとは。

 さらに心理学科といっても実験系ばかりの印象で肌に合わず、若き日に勝手に授業やキャンパスを逃げ出して外の現場に飛び込んだ者としては、まさか母校でこのような研究をしている人が出ていたとは。

 時代の流れを感じました。

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