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October 29, 2007

食品偽装はなぜ起こるか?

 私は賞味期限とかまるで気にしないで、多少過ぎててもかまわず食する人間です。絶対捨てない。
 それでお腹壊したことないし。

 一方でやばいと噂される店はできるだけ避けています。マ○クとか吉○屋にはもう何年も行っていないなあ。
 依存症状なのか、最初は絶つと決めた店のあの味が時々恋しくなったけど、もう完全に「離脱」しました。

 一貫しているのかどうかわからないけど、そんな私はミートホープ、白い恋人、赤福といった一連の食品偽装事件をかなり怪しい目で見ています。
 何が起こっているのか。
 偽装自体は確かに悪いことだけど、これはモラルとか人倫の問題なのか?何か違うだろう。

 そこへとっても参考になるブログがありました。

 日々是勉強

  私が「赤福」という商品を初めて見たのは、確か新大阪駅だったという記憶があります。ここからして何か変です。赤福というのは、江戸時代のお伊勢参りの時期に売られ始めた商品だったはずで、だからこそ「伊勢名物」なのです。伊勢の品物をどうして大坂で売るのか。ここに、根本的な問題が潜んでいるのです。

  本来であれば、赤福にしても比内地鶏にしても、当初は地元での消費を前提とした商品だったはずです。それでもなんとかなっていたのは、農家やお茶屋さんが本業の傍らで生産していたからです。副業ならば、浮き沈みがあっても本業さえきちんとやっていれば生活はできます。
  ところが、現代ではこういった地方の名産銘品が「会社経営」になってしまっています。会社として経営する以上は、ものを売ってお金(貨幣)を稼ぎ出さなければ存続できません。これがそもそもの「転落」の始まりなのです。
  会社経営というのは、いかにして売るかということももちろん大事なのですが、それと同じくらい大事なのは、「借金をいかに返すか」という命題です。全て自前の資本で運営しているという会社はほとんどありません。どの会社も、銀行など金融機関からの借入金で凌いでいるというのが現状です
  そして、この借入金には金利がついてきます。放っておくとどんどん借金がふくらむのです。だから、これを返済する、もしくは金利分だけでも払い続けるということが大きな目標の一つになります。
  このような制約がある以上、純粋に「もうけ」を得ようとすると、金利の負担を上回るペースで利益を上げるしかなくなります。具体的に言うと、会社の売り上げのパイを増やすしかないという結論になります。だから、赤福の工場を大きくして、名古屋駅や新大阪駅で売ったり、比内地鶏の燻製を作って全国出荷したりするのです。
  そうなると、設備投資や販売促進費用、新商品の開発費などでまたお金が必要になるわけで、またぞろ借入金が必要になります。するとこれにまた金利の負担がかかり・・・という感じで、結局借金に追われるように経営を続けざるを得なくなるのです。
  もちろん、地元で観光客や、グルメマニアだけを対象にした経営をしていてもかまいません。しかし、それでは存続ができません。それが現実です。

 本来お伊勢参りのお土産だった赤福が新大阪駅で当たり前のように得られている事実、ここから何かがおかしいのだという視点は重要だと思います。

 グローバリズム資本主義のシステム下で借金返済と低価格競争に追われる会社の作る食品に偽装は、必然的結果、論理的結末なのは避けられない。
 我々消費者がそれを求めたのだともいえる。
 偽装はもちろん悪は悪だけど、必然悪なのでしょう。

 そしてそれを狙って仕掛けて、地方に根付く企業をつぶしにかかっているある種の勢力がやはりあるのではという推理は、納得がいきます。

私が思うに、このような食品関連の偽装事件が「頻発」している、もしくは、上の記事にあるような「公益通報者保護法」が制定されたのは、ある狙いに基づいていると思っています。
 
  その狙いとは、ズバリ言うと、「グローバリストによる地方企業絶滅作戦」です。

 日本の精神的中枢、伊勢神社のお膝元がつぶされかかっているのは、何やら暗示的です。

 

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Comments

  トラックバック並びに記事の紹介、まことにありがとうございます。

>日本の精神的中枢、伊勢神社のお膝元がつぶされ
>かかっているのは、何やら暗示的です。

  確かにそうですね。

  そういう企業が叩かれて、狂牛病の肉や、中国産のウナギを何の説明もなく若い人たちに売っている○野屋の経営は、一種の犯罪だと思います(告発記事を書いても、名誉毀損で訴えるという防衛手段があり、弁護士を雇う潤沢な資金がある。偽装している赤福にそんな余力があるでしょうか?)

  関係ありそうな記事を一本紹介させていただきます。旧ブログからです。

「土用の丑の日」とグローバリゼーション
http://blog.goo.ne.jp/roro_football-lover/e/1c4ed9e37fb964255131564184915337

  今後ともよろしくお願いします。

 

Posted by: ろろ | October 30, 2007 09:29 AM

 ろろさん

 コメント、ありがとうございます!
 実は密かに(隠れてたわけでないのですが)貴ブログを愛読しておりました。

 いつも鋭い洞察に敬服しておりました。

 現実は歯がゆいことばかりですが、それでもあきらめずに批判し続ける気概を持っていきたいものです。

 当方、関心はあっても経済、政治は半可通ですので、今後とも大いに参考にさせていただきます。
 頑張って下さい。

Posted by: アド仙人 | October 30, 2007 11:00 PM

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Tracked on November 22, 2007 04:00 PM

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