研修2つ
先週は業務で2つの研修を受講。ただで勉強させてもらえるならありがたいと(仕事をさぼれるから嬉しいなんておくびにも出さずに)、いそいそと県の職員研修所などへ行っておりました。
月火は「交渉力パワーアップ研修」。
受講者は児相の私の他、税務担当者、福祉施設職員、用地交渉担当者、警察官など直接県民や住民に接し、クレームやトラブルの対応を職務にしている人たちでした。
お人好しで、人に(特にかわいい娘には)だまされやすい私には、ちょうどピッタリというわけですな。
いや、それは半分冗談で、講師が若島孔文先生(立正大学)だというのを知ったからです。
若島先生といえば、家族療法、ブリーフセラピーの世界では新進気鋭の学者として著名な方です。私も何冊か読んだことがあり、臨床の参考に何度もさせていただいていました。
昔児相に心理判定員としてお勤めの経験もあるとか。
私が初めて家族療法に触れたのは、もう15年ぐらい前になるか、若島先生の師匠の長谷川啓三先生がヒューマン・ギルドで家族療法講座をやったことがあって、受講したことがありました。長谷川先生が日本の代表的家族療法家としてブレイクする少し前の頃でした。
ですからほんの一時ではあっても、師弟から教わる機会を得たことになりますね。
だから若島先生は心理臨床家というイメージでしたが、それだけに収まらず、コミュニケーション研究・実践の達人として、ネゴシエーションの指導もされているとは知らなかった。
受容・共感中心の母性的なイメージをカウンセラーに持つ人には、こういうスタイルは想像しにくいでしょうけど、カウンセリングだってコミュニケーションのひとつの形態です。力や主導権の奪い合い、戦術、戦略的要素は意識するしないに関わらず存在するのです。
交渉で最も大事なのは「自信」を持つこと、それを表すことというのが心に残っています。
さらに若島先生はあの極真空手の指導者をされていたと後で知り、臨床家兼武道家をまた一人発見したのが嬉しかったですね。
いるところにはいるもんだ。改めて先生と武道の話をしたかった。
もう一つの研修は児童相談所における「家族療法研修会」、講師は秋山邦久先生(文教大学)。既に本県児相では4度目になり、ファンも獲得しています。
秋山先生は長く児相や現場で研鑽を積まれ、いつもけして人を飽きさせない、眠らせない講義は、現場で苦しんでいる者を勇気づけ、行き詰まったケースでも何とかなるような希望を与えてくれます。
最近は国レベルの専門家向け研修会も担当されるほどの人気講師になってしまい、なかなかつかまえるのが大変な状況らしいです。
クライエント、家族をシステムとして見立てることで、どのようにケースの見え方が変わっていくか、それに基づいた関わりをどのようにしていくのか、目の前に展開される様はまさに目から鱗です。
「家族療法とはこういうものか」と改めて実感することになりました。
こういうものは、やはり直接「できる人」から学ぶしかないね。
お得な一週間でした。
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