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January 11, 2008

「中国赤い資本主義は平和な帝国を目指す」

 米大統領選、民主党はオバマが勢いづいていますね。
 本命視されていたクリントン本人も、盛んに彼女ばかり取り上げていたメディアもまさかの展開でしょう。どう考えてもクリントンという論調ばかりでしたからね。青ざめたんじゃない?

 ところが、1年も前に、はっきりと今度の大統領選の民主党はオバマで決まりと断言していたのは本ブログで何度も持ち上げる副島隆彦氏。
 昨年のサブプライム問題に始まる経済ショックをはっきりと予言し、全て当てた氏は、オバマのことも「予言」していたのです。
 しかも大統領選自体、次の政権は民主党オバマで「決まっている」、そう決まっているので、メディアに映る選挙戦も劇的に見せるための演出に過ぎないとまで言っています。
 副島隆彦の学問道場

 ほんとにそうなったら、反対論者や懐疑論者が何をわめこうと、氏の説が証明されたようなものでしょう。
 というか、彼以外の論者は何を見ていたのか、アホか、と思ってしまいます。

 その副島氏の最新刊で昨年末に出たのが、「中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す」副島隆彦著,ビジネス社。

 ドル崩壊、アメリカ覇権転落の後の世界の覇権は中国と見ている氏は、中国びいきでもなく、いたずらに中国を賛美しているわけではありません。
 むしろ最近の日本人に多い中国嫌いと同じ感想を持ちますが、しかし、そこからが違う。

 しかし、中国は簡単に崩れることはないと私は思う。なぜならそれは、現にまさしく中国がひどく汚い国だからだ。中国は汚くて、恐ろしくて、気持ちの悪い国だ、と言われ続けている。だからこそ伸びるのだと私は考える。私は普通とは逆の理屈でいいと思う。私は中国はゴキブリのような国だと思う、とはっきりと書く。中国ゴキブリ論を唱える人間だからこそ中国のさらなる大成長を予見する。ゴキブリのような国民だからこそ、中国人はものすごく強いのである。

 なんかひどいことを言ってますが、全く同感。
 結局は人間のエネルギーなんだよ。中国嫌いの人には悪夢のような時代が始まろうとしているのかもね。

 しかし、メディアの情報統制にも関わらず、アメリカ帝国の横暴にはもうウンザリという日本人も多くなっているのではないかな。離れられるなら離れたい、甘くするとつけあがり、ケツの毛までむしられる悪女の深情けみたいなアメリカとどう別れるか、が今の日本の課題でしょう。
 そして結局付き合わざるを得ない中国とどう付き合うか、本書は副島氏独自の視点から斬り込んでいきます。

 面白いのは中国人理解のキーワードとして「義」を取り上げているところと、今の中国指導層の大物たちを「善人」と「悪人」に分けて整理しているところ。
 なるほど、中国政府の中身はこう見るといいのかがわかって、とても参考になります。

 温家宝と江沢民の違いが初めてわかった。

 突貫工事で作ったらしく荒削りですが、中国で儲けたい人も、そうでない人も今年の世界を占うには必須の本ですよ。 

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