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January 03, 2008

イチローの足裏

 NHK「プロフェッショナル イチロースペシャル」は大変興味深く、面白かった。

「大富豪」イチローのプライベート・ライフは当然すごいなと思いますが、それよりもさらにイチローは上を目指し続け、本人もうまく言語化できないけれど「新しい感覚」を求め続け、つかみかけているというところはさすがと感じ入りました。

 特に興味深かったのは、ゲームの後、足裏マッサージ器で丁寧にマッサージをしているところ。いつもすごくよく使うので、もう3台目とか。
 茂木健一郎さんらに見せた旅行鞄の中に愛用の枕と共に、そのマッサージ器がどんと入っていました。

 住吉美紀アナウンサーが、
「足って大事ですか?」なんてぼけたことを聞くと、イチローは当然でしょ、という風に
「大事ですよ。足の裏から力が抜けていくっていうかね」といった感じで返していました。

 ここを見て私は、
「やっぱりな」と思いましたね。
 脳内に関心のある茂木さんや一般人の住吉アナは、それ以上そこを突っ込んでいけなかったようですが、身体技法に関心のある人なら、さらにそこから先を聞きたかったんじゃないでしょうかね。

「足の裏から力が抜けていく」なんて、普通の人はわからないんじゃないでしょうか。
せいぜい足の裏で「踏ん張る」「力を出す」「蹴る」とかいった感覚や表現をする人が多いんじゃないでしょうかね。

 そこを「抜けていく」なんていかにも達人・イチローです。

 高岡英夫先生が、イチローがオリックスに彗星のように登場した時に、いち早くその卓越性を認めて、「イチローには足の裏に格別の身体意識がある」と著書「意識のかたち」(講談社)で発表したことを思い出しました。
 その身体意識をジンブレイドと高岡先生は名付けましたが、それによって脱力しきった体がなめらかに、鋭く動くことを可能にしているのです。

 私は以前ジンブレイドのワークショップに参加したことがありましたが、そこでは足裏からあるラインに沿って絶妙に力が抜けていくのを何度も練習しました。
 それによって動き出しのなめらかさと強い力が出せるようになるのを実感しました。

 足裏はとても大事なのです。

 どうしてイチローは、それに気づいたのか。
 イチローは小学生時代、少年野球の練習が終わった後、毎日お父さんから、足の裏を揉んでもらっていたそうです。
 あのチチローさんのことですから、愛する息子のために丁寧に揉んであげていたのでしょう。それをイチローは「ああ、気持ちいい」とばかりに受け入れていたのです。

 そんな日々の親子のマッサージの中から、イチローは足裏の意識を高めていったのではないかというのが高岡先生の推測でした。

 最近年で足裏は固くなりがち、なんかリフレクソロジーでもいいから、足の裏を気持ちよくしたくなったな。
 

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Comments

足の裏、私最近になっておぼろげに意識をかけて回っていましたが、イチローほどになると、確固たる意識をかけてうごいているんですね。チャンロンのときも足の裏から大地の気をとりこむように、と会長に言われたことがあります。大事なんですね~

Posted by: Dr.バサラ | January 03, 2008 at 07:25 AM

 Dr.バサラさん

 私も八卦をやってから足裏に意識がいくようになりましたね。イチロー的な意識と我々がやっている拳法は絶対通じると思います。

 今年もお互い上達に励みましょう。

Posted by: アド仙人 | January 03, 2008 at 11:23 PM

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