« 「リーダー事始め」 | Main | 「中国赤い資本主義は平和な帝国を目指す」 »

January 08, 2008

同窓会

 正月休み最後の日曜に上京、大学のサークル仲間が高田馬場の喫茶店に終結。

 全員が10年ぶり、20年ぶりに会う人ばかり、とても懐かしい面々で時が20年前に戻ったかのようでした。

 どんなサークルかというと、オールラウンド・スポーツサークル、夏はテニス、冬はスキー、夜はH、なんてネアカ(古い!)なとこではもちろんありません。

 早稲田大学神秘学研究会、通称シンピケン
 なんでしょうねえ、どんなとこでしょうねえ、とても妖しい臭いがします。

 当時のみんなそれぞれの「研究テーマ」は、グルジェフ、シュタイナー、クロウリー、西洋魔術、カスタネダ、チベット仏教、ヨガ、ヒンズー、イスラム神秘主義スーフィー、古神道、瞑想、武道、ニューエイジ・サイエンス、トランスパーソナル心理学、ユング心理学、占星術、現代思想、幻想文学、SFなどなど・・・。
 研究といっても学術的というより、趣味的、道楽的、あるいは求道的、修行的なもので、「神秘」に関心のある人が思い思いに、三々五々テキトーに集まったようなところでした。
 70年代後半から80年代のサブカルチャーの硬派の部分、スピリチュアリティーの部分を現代に蘇らそうとした思想運動に何らかの形で参加、加担しようとしていたといえるかもしれません。

 バブルに向かう、ひたすら明るく前進する日本に違和感を感じ、所在なく何かを求めて、探していた連中だったのかもしれません。

 喫茶店に居座って話し込むこと4時間。こういう同窓会は、あの若かりし時とは見る影もなく、という変わり果てた人がいるものですが、全員が全員体型の変化はあってもほとんど変わりない様子で、オカルティストは年を取らないのか、という思いさえわきました。

「君も変わらないね」
 と私も言われました。成長していないといえば、確かにそうですね。

 近況を報告し合い、新聞社に勤めながらK・ウィルバー等の翻訳を手がけた人、フリーライターでメンタルヘルス本の出版など手がける人、編集関係者、自営業者、心理臨床家(私)など「俗世」に紛れ込んだ者もいれば、アメリカ・サンフランシスコにあるチベット仏教寺院の建設に携わっている人もいました。

 今回はそのアメリカに渡った人が、何年かぶりで帰国したから集まったのです。
 彼は、チベット仏教ニンマ派(中沢新一さんが修行したのと同じ流派)の寺院をアメリカに造りながら、世界に離散し苦難の道を歩んでいるチベット人、チベット文化の援助、振興に力を入れているのでした。
 オディヤン・ブッディスト・リトリート・センター

 時代はバブル崩壊と失われた10年、虚妄の構造改革から格差社会と続き、精神性への志向は表面的な新宗教ブームからオウム真理教事件でつぶれ、今再びメディアによる奇怪なスピリチュアル・ブームが勃興しています。

 みんな、ずっとそのどれにも入らず、カルトにもからめ取られず、しぶとく生きてきました。
 スピリチュアリティーの根っこや元ネタ、思想の部分にアクセスしていたので、メディアの言いなりにはならず、カルト的なものには免疫があったからかもしれません。
 信心がなかったとも言えますな。

 次に会うのは何年後のいつの日か、それまでみんな頑張って生き抜きましょう。

 

|

« 「リーダー事始め」 | Main | 「中国赤い資本主義は平和な帝国を目指す」 »

Comments

Fさん、おひさしぶりです。早稲田神秘研の記事を懐かしく読ませていただきました。やはり心理学関係の仕事をされているのですね。先日、四国でも佐藤さんを迎え、井伊さん、わたしで神秘研同窓会のようなものを催しました。佐藤さん、井伊さんと18年ぶりに語り合いました。佐藤さんに寄れば藤波さん、中田さん、林さん、大石さんも元気です。おおえさんにお会いすることがあったらよろしく、お伝えくださいませ。  加藤英雄 元 早稲田神秘学研究会

Posted by: 加藤英雄 | October 16, 2009 at 03:05 PM

 加藤英雄さん

 本当にお久しぶりです!
 元気でしたか?というか生きておられたのですか?というのが実感ですね(*^-^)。

 私もその後俗世にまみれて生きておりますよ。

 みんな無事に、やはりその人らしい道を生きているようで本当にうれしく思います。
 井伊さんにもよろしくお伝え下さい。
 おおえさんには長いことお会いしていませんが、昨年手紙のやり取りをしました。
 今でも山梨の高原地帯を中心に活発な活動をしておられます。

 加藤さんのブログも拝見しました。
 加藤さんらしくオカルティストの道を邁進されているようですね。

 懐かしさとエネルギーをいただきました。

 この機会に、これからもよろしくお願いいたします。

Posted by: F | October 17, 2009 at 02:22 AM

Fさん、ありがとうございます。(=^o^=)
目下の課題は、霊地四国をオルターナティブな視点から捉えなおすことです。井伊さんは、まもなく治療院をオープン予定です。
早稲田の十年後輩とも協力して、新たなネットワークに取り掛かろうと思います。林氏は、タルタン寺でがんばっていますが、近く
ネパールに世界遺産スワヤンブナート大改修プロジェクトでカトマンズへ。おおえさんは、ホームページがとてもいいですね。
四国方面におこしの節は、ご一報ください。
佐藤氏は、明日オディヤンに帰国予定です。行ってみたいものですね。

Posted by: 加藤英雄 | October 17, 2009 at 11:52 PM

 加藤英雄さん

 井伊さんは治療院開設ですか。
 実は私も心理療法で開業を企んでおりますよ。

 みなさんの様子をうかがえて本当にうれしく思います。

 いつかわかりませんが四国に行くときには、是非お会いしたいですね!

Posted by: F | October 17, 2009 at 11:59 PM

加藤さんから、ブログを教えてもらって興味深く拝見しました。
交流分析のエゴグラムのデータ、自分とほとんど同じなので笑いました。こういうパーソナリティなので、開業前のごたごたした雑用・諸手続は苦手なのですが、修行だと思ってやっています。
Amazonで「リ・メンバー 人類の進化のためのハンドブック」という本のカスタマーレヴューを見て(高いので本体は買っていません)
面白いと思いました。
自分は本当はだれであるか?自分の故郷はどこ?自分の(サイキックな隠された)能力は?などを"remember"すると同時に、"re-member"がいわゆるアセンションに必要ということらしいです。
地球のアセンションを目前に控えた今この時期に、神秘研のメンバーがまさしく、リ・メンバーしているということは何か深い意味がありそうですね!?
方向性として『臨床心理と武術』はユニークだしとてもいいと思います。
やはり身体性を置き忘れたspiritualismはダメみたいですね。逆もまた言えるのかもしれないけど?
たまに治療セミナーなどで上京する機会もあるので、スケジュールが合えば、今度、お会いしましょう。武術を含めた格闘技オタクなので、色々お話を聞くのを楽しみにしています。

Posted by: 井伊 | October 20, 2009 at 03:48 AM

 井伊さん

 ほんとうにお久しぶりです!
 四国に戻られたとは聞いていましたが、お元気ですか?

 このような形で再会できるのは、ネットならではですね。

 開業を控えていらっしゃるとか。
 是非、がんばって下さい。

 私も田舎で、あの時の路線そのままに活動していますので、いつかまた直にお会いして、お話しいたしましょう。
 井伊さんのご専門のことも教えて下さいね。

Posted by: 深沢 | October 20, 2009 at 11:03 PM

2013年12月3日にひょんなことから「神秘学研究会」を思い出しました。生活している人もいらっしゃるようで、びっくり致しました。

Posted by: きすぎ | December 06, 2013 at 01:24 AM

 きすぎ君?

 やあ、びっくり。
 元気?

 私は山梨で心理の仕事をしています。

 是非、また会いましょう。

Posted by: アド仙人 | December 07, 2013 at 10:57 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/81571/17616896

Listed below are links to weblogs that reference 同窓会:

« 「リーダー事始め」 | Main | 「中国赤い資本主義は平和な帝国を目指す」 »