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March 31, 2008

精神病理を映画で学ぶ

 最近も何やらわかりにくい事件が続けて起きていますが、精神病理学への関心はこれまで以上に高まるかもしれません。
 当然のことながら、カウンセラー、セラピストも病理についての知識を持っていなくてはなりませんね。

 先日山梨県立大学准教授の坂本玲子先生にお会いする機会がありました。アドラー心理学と認知療法を身につけた先生は、大の映画好きで、学生への精神医学の講義にも映画を使って説明するそうです。

 例えば、自閉症を本格的に描いた映画では「レインマン」が代表的ですね。
 ダスティン・ホフマン演じる自閉症者の迫真の演技が話題になりました。
 これ以降、一気に「自閉症もの」のドラマやコミック、ドキュメンタリーが増えたような気がします。

 基本的にエンターテイメントだから、病理といっても事実の生々しさとは違うところはあるかもしれないけれど(やたら美人やハンサムの医者やカウンセラー、クライエントばかりだったり)、一流の俳優が渾身の演技をした「障害者」たちの姿は見る者の胸を打ちますし、けっこう勉強になります。

 レインマンの他、先生が紹介してくれた映画には次のようなものがありました。

 知的障害には「I am Sam」 ショーン・ペン主演

 若年性アルツハイマー病には「明日の記憶」 渡辺謙主演

 躁鬱病には「心のままに」 リチャード・ギア主演

 統合失調症には「ビューティフル・マインド」 ラッセル・クロウ主演

 境界性パーソナリティー障害には「17歳のカルテ」 ウイノナ・ライダー主演

 性同一性障害には「ボーイズ・ドント・クライ」 ヒラリー・スワンク主演

 他の病名に関する映画もいっぱい題名を教えてもらいました。
 それにしても忙しさにかまけて、最近全然映画を観ていないなあ。
 TUTAYAに久しぶりに行きたくなった。

 ストレス解消にドンパチ、CGてんこ盛りのハリウッド映画もいいけど、最近食傷気味、こういうのもしっかり観ておきたいものです。

 その講座の風景です。岩井先生のブログから http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/e/0a7694d3839c6a8af6466c764779ca88

 私もちょこっと写っていますよ。 

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Comments

こんにちは。
私は映画も好きです。評論できるような見方はできませんが。
でも、「レインマン」を観たときは、“自閉症はこんなものじゃないでしょう”と思ってしまいました。もちろん、私は数人しか知らないので、いろんな特徴を持った方がいるのでしょうが、この映画を観たら、自閉症の方全員がとても軽い症状に見られてしまうような気がしました。
他の映画も見てみようと思います。
カウンセリングに関する映画では、「グッドウィル・ハンティング」がとても好きです。それこそアド仙人様から見たら“こんなものじゃないさ”と言う内容かもしれませんが。
一度観て気に入り、二度目を観たら、セリフの一言一言がとても心に染み入るものなのに改めて気づきました。つい最近ビデオ(DVDではなく)を借りて三度目を観たところです。吹き替え版だったのでなんとなくしっくりこなくて、またそのうちDVDで字幕版にして観ようと思います。本当は英語のままわかればいいのですが・・・。
ラストシーンも懐かしい情景です。
では、また。
ところで、写真の中でアド仙人様はどの方なのでしょう?

Posted by: akino | April 19, 2008 at 02:15 AM

  akino様

 自閉症もいろんなタイプがあるから、akinoさんが言うとおりですね。
 映画だから「こんなもんじゃない」なんて言ったらきりがないですけど、そう突っ込むのも楽しいですね。

「グッドウィル・ハンティング」は観ていないです。そんなに観たならよっぽど良かったのですね。今度借りてみようかな。
 情報提供、ありがとうございます。

 さて、私は写真の中の誰でしょう?(笑)
 男性は少ないから、見当がつくのじゃないですか。 

Posted by: アド仙人 | April 20, 2008 at 12:20 AM

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