「それでもボクはやってない」
フジテレビで今日(3/1)、周防正行監督の「それでもボクはやってない」をやっていました。
以前劇場上映の時の感想をアップしましたが、http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2007/03/post_21a4.html
改めて見ると、この映画は日本の裁判制度の問題を鋭く描いていると思いました。
ある日突然、無実の罪を着せられることが誰にでもあり得ることに背筋が寒くなります。
この映画製作の意図はわからないけど、フジサンケイのことだから、日本の裁判制度を批判しながら、問題の多い裁判員制度への導入の地ならし、世論の誘導を画策しているのかなあと感じつつ、でも、私を始め多くの人が連想したのは、
経済評論家、植草一秀氏の痴漢えん罪事件でしょう。
あえて、えん罪と書いてしまいますが、私が愛読し、信頼するブログや副島隆彦氏らの意見を聞く限り、白と私は思っています。
小泉、竹中の強力な批判者だった彼は、はめられたんだろう。最も屈辱的な汚名を着せられて、社会から抹殺されようとしたのではないか。
そんな彼が、渾身の力を込めて書いた本、「知られざる真実-抑留地にて-」イプシロン企画出版を紹介しておきます。
マスコミ報道に乗らず、社会への多次元的な視点を鍛えるには、良いと思います。
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