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July 10, 2008

サミットのほんとのテーマ

 副島隆彦氏が、今回の洞爺湖サミットの「真実」を推測しています。
 やっぱりおもしろい。
 一部、転載します。

http://www.asyura2.com/08/senkyo51/msg/739.html

副島隆彦です。 どうも、今回のサミットは、「アフリカ支援」とか「原油、食糧の高騰への対策」と言いながら、その背後では、アメリカの金融崩れが、もうすぐ起きそうなので、それを阻止するための各国協調の話し合いが、裏で行われたようだ。

 日本に対するアメリカ・メディアの論調を読んでいると、「日本は頼りない。何もしない」というものだ。ということは、福田首相は、いくらブッシュ大統領が、日本政府や、郵貯銀行が、アメリカのサブプライム組み込み債の仕立て直し債(サムライ債)を買ってくれ。 

「福田よ。アメリカの国債か、RMBSかCDOを、100兆円ぐらい郵貯の資金とかで、買ってくれないか」とブッシュが言っても、全く相手にしなかったようだ。 福田の平然とした態度に、ブッシュはいつものヘラヘラした感じで、いつもの軽薄そうな感じで、「チェアマン、チェアマン」と呼びかけていた。「どうも小泉の馬鹿とは、違うようだ。フクダは、脅しても簡単には言うことを聞きそうにないな」と感じただろう。 

 もうこれ以上は、アメリカの犠牲になるのは御免(ごめん)だ、という日本国内の一致した考えを、ようやく理解したのではないか。 アメリカで、金融情勢が、一変しつつある。

 最近の強迫エコ症状に、「ほんとはこいつらエコで儲けたいだけだろ?エコロジーなんて全然わかってないくせに。ああ、ベイトソンが泣いている」と勝手に怒ってて、エコを煽るマスコミの論調に?だったのですが、こういう動きがあったのならわかります。

どうやら、アメリカの金融市場が、おかしくなって、次の「連鎖する大暴落」が起きそうである。上の3本の記事から分かるとおり、まず、メリルリンチが、大損を出して、取り付け騒ぎのようになっている。破綻(どこかに吸収合併)させるしかないだろう。

 リーマン・ブラザーズも、原油の先物取引市場で大きな失敗をして取引停止にされて、ここももう危ない。リーマン本体の危機と大損を、原油や商品(コモディティ)市場で、取り替えそうとして危ない博打(レバレッジ500倍とか)を仕掛けて失敗したのだろう。モルガンスタンレーの本体も、どうも傾きつつある。シティグループの株価が、10ドルを割りそうだという噂が広がっている。

 そして、ファニーメイと フレディマックの、アメリカの政府系の住宅金融公庫である、この巨大な金融法人に、いよいよ、それぞれ200兆円(2兆ドル)ぐらいずつ、政府資金(税金だ。tax money injection 、公的資金の投入) を行わなければなりつつある。

 そうしないと、サラリーマン階級への住宅ローン焦げ付き者への住宅の差し押さえが始まる。今度は、FRBの救済では済まない。直接、米財務省が、救済資金を出すしかないだろう。つまりドル紙幣(FRBから借りてくる。紙切れのような米国債をFRBに担保に差し出して)を、そのまま投げ渡すのだ。そして、今や、FRBの、自己資本率4%割れ が起きている。

 そして、さらに、アムバックや、MBIA(エム・ビー・アイ・エイ)などのモノライン大手4社の危機が深刻化している。すでに、株価は1ドル前後だ。ここが、安易に保証して来た、カリフォルニア州債や、NY市債などの地方債(ミニュシパル・ボンド)の保証機能が崩壊しつつある。そうすると、債券の格付け(レイティング)機能が崩壊する。ムーディーズとS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)のこれまでの八百長が露見する。

 私が、「連鎖する大暴落」(徳間書店、2008年3月刊)で書いたとおりの事態が、遠からず起きるだろう。

 そこで、各国首脳のサミット(G8)は、裏で、何をやっているのか。アメリカは威張っているから、まだ「助けてくれ」とは言わない。だから、G8では、全面に白けムードが漂っている。

 アフリカ支援ではなくて、本当は、アメリカに対する金融支援が、隠れた本当の主題だったのだ。アフリカ支援は、カモフラージュである。その感じが、アフリカ諸国からやってきた首脳たちの拍子抜けしたような顔つきによく現われていた。

 「どうせ、お恵み金をくれて、自分たちはいいように使われて、世界金融危機の隠蔽(いんぺい)用に使われるさ」と、彼らの顔が語っている。今のアフリカの首脳たちは、ヨーロッパで学んだインテリたちである。先進国のそれぞれ汚い背景を持つ政治家たちを、密かに(あるいは公然と)軽蔑している。
 
 原油(クルード・オイル)は、1バレル(159リットル)が144ドルまで行って、少しだけ反落したようである。それでも、このあと、150ドルを越えて、どんどん上昇して、250ドルまではなるだろう。シカゴとニューヨークの先物市場の投機筋の動きを止める事は出来ない。

 サウジアラビアに、増産を促し、何とか石油の供給を潤沢にしようという計画だろうが、G8の首脳会議の決議をもってしても、投機筋の動きを封じる事は出来ない。「ペーパー・マネーエコノミー(各種の信用マネーの紙切れ経済)から実物経済(タンジブル・エコノミーへ)という、私、副島隆彦が唱えてきた大きな動き(トレンド)を変える事は出来ない。このまま過熱して投機化した実物市場が荒れ狂う。

 そのせいで、貧しい国と、先進国でも貧しい層の人間たちは、消費者物価の高騰(インフレ経済)の犠牲者になる。この不公平の事態が野放しにされれば、最後は暴動(食料品や電気製品の略奪)が起きるだろう。その事態を沈静化させ、食い止めるために、アメリカでは、バラク・オバマが、大統領に選ばれるようになっているのである。

 私も往復100キロの通勤ドライブをしていますが、ガソリン代高騰がボディーブローのようにかなりこたえてます。
 やがてリッター200円は避けられないというし、今日労働組合の話し合いに行きましたが、そこでも今年は、各職場から通勤手当の見直しが出されていて、それを最重要要求項目に入れる方針にはなっているけど、この公務員バッシングのご時世、まあ無理だろうな。

 ほんとにこわい、ハイパーインフレが来るのだろうか?

 最近、実家の母親と、庭に芋を植えようかと話しています。こういう時に強いのは、戦中派の百姓出身か。

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