若き日の私
前記の大学時代からの友人で歌人・大橋弘くんは、「モーアシビ」という同人誌(詩人の白鳥信也氏が主宰しているらしい)に「風船乗りの汗汗歌日記」という、土佐日記や伊勢物語みたいに、日々の出来事のエッセイと彼特有の歌を綴っています。
そこに私のブログが語られていました。
どうせ同人以外に買って読む人はいないでしょうから(失礼)、ここに全文転載します(画面だと読みにくいので適宜改行します)。
×月×日
アド仙人のブログ「山梨臨床心理と武術の研究所」を閲覧する。学生時代の頃から、彼の文章は破綻のない、かっちりしたものだったが、その骨格に変化はないまま、類希な仕事の経験が一段の深みを付け加えているようである。
それにしても「アド仙人」ってのはどうか。学生時代、少なくとも西早稲田の一軒家に某サークルの面々と奇ッ怪な集団生活をやり暮らしていた時分から霞を常食していた、もしくは常食している悪友どもから期待されていた彼なので、仙人の呼称はよいとして、「アド」ってのはなあ。アドラーを知らない人は電通か博報堂あたりと取り違えるのではないかと心配だ。
そうなると現実の彼とはおよそ方向違い。消費よりは瞑想に人いざなうタイプなのだが、あるいは現代、瞑想も消費されかねないのか。冗談はさておき、臨床心理と武術、消費するかはさておきいずれも読み手は少なくないはず。
「先祖は家臣?」、「祟りか?」とか「河合隼雄さんのこと」あたりのコラムも捨てがたい味が出ている。そもそもタイトルがブログ向きというか、いささかあざとくキャッチーだ。その一方で臨床心理に関しては現場に根ざしたきまじめな記述に終始するので、その点では極めてお役立ちなブログなのだろうと推測はされる。
七月堂から出版するように、今度会ったら話しておくか。もちろん表紙のイラストは本人が手がける。ナスカの地上絵そこそこの謎めいた線画を得意とする師のイラストを久々に拝見したいと考えるのは私だけではないはずである。いや俺だけか、汗(*)。
有効と無効を分かつ澪筋がここにあります裸足におなり
(*)学生時代に私はアド仙人やその他の面々と同人誌を発行していた。内容は文芸(創作)中心。アド仙人は(当時は違う筆名で)神秘学に関するエッセイを物していたが、独特の神錆びた画風のイラストも捨てがたく、どうしても表紙を書いてくれるような奇特な人が見つからない場合は、真にやむを得ない事態であるということで、「頼むから適当に書いて」とばかりに、やっつけ仕事をブン投げていたものだ。
ちなみに、記念すべき創刊号の、ゴッドハンドが一発ツモで古代の遺跡から掘り当てた忌まわしき土偶のごときが読者を睥睨している表紙(画像を参照)は、師の手になるものである。
その私が創刊号に描いたというイラストが以下です。「エヌス」という誌名で大橋くんが編集長でした。
しかし、文芸誌とは思えないいい加減な絵ですな。
大橋くんの歌人・作家としての成功を祈ります。
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件のエヌス編集長です。実はエヌス、まだ現役です。ただいま長い充電中。そろそろやおら起き上がって、新たな展開が始まる予兆あり?過度の期待は禁物なれど、いつかアド仙人の武術エッセイ読めるかもね。
Posted by: エヌス編集長 | November 26, 2008 12:41 PM
編集長、次号はどうしますか?
大体作家の大半が行方不明か生死不明ではないですか。
先ず捜索して見つけてから、執筆を強要してください。
でないと、永遠に発行出来ない気が・・・。
Posted by: アド仙人 | November 26, 2008 11:38 PM