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December 29, 2008

時間は未来から流れる

 今年もたくさんの人に出会い、本を読み、学んできました。
 アドラー心理学の先生や仲間、中国武術・柔拳の老師、稽古仲間には今年もたくさんの学びをありがとうございました。

 また家族療法や他の心理学の先生方にもいろいろ教えを受けて、大変よい経験をさせていただきました。
 ありがとうございました。

 今年本を通して最も影響を受けたのは、最近驚くべきスピードで能力開発・自己啓発系の本を出し続けている脳機能学者、苫米地英人氏でした。
 本ブログを読んで下さっている方から紹介してもらって関心を持ったのですが、「洗脳」「認知科学」をテーマにした著書は滅法おもしろくて、完全にはまりました。
 ここでも、その内容を何度か紹介いたしました。
 気は情報
 気は情報2
 洗脳支配

 苫米地氏が最近流行のセミナー講師群の中でも破格の高学歴と天才的頭脳の持ち主なのは、一読すればよくわかりました。
 でも、ただの勉強秀才ではなく、とても柔らかく優しい人のようです。
 誰もが嫌がるオウム真理教の信者のカウンセリングや脱洗脳を請け負うのだから、並の意識ではないのは明かです。
 しかし、薄給の身では氏の高額のセミナーにはとても出られないので、仕方なしに、それでも私には大枚をはたいて講義のDVDを購入してしまいましたよ。
 でもすごく面白かった。

 その苫米地氏の繰り出す言葉の中で最も好きなのは、「時間は未来から現在、過去へ流れていくものである」という考え方。

 一般に時間というものは、過去から現在、未来に流れているとイメージされていると思いますが、そうではないのです。
 過去が現在を決めることはけしてないということです。
 それはそういう哲学、世界観を信じているからそうなってしまうだけ。

 そう考えると、時間が過去から流れるというのは、精神分析学や行動科学などのモダンな心理学の基本にあるものだとわかります。

 しかし苫米地氏によると、最先端の分析哲学、または仏教のアビダルマでは、「時間は未来から現在、過去へと流れている」というのが本当だという考え方を持っているそうです。

 人は時間の河の流れを前にして、上流から赤いボールが来てそれを拾う、それからしばらくして青いボールが来てそれを拾う、そうすると「赤いボールが来たから、青いボールが来たんだ」と思い込んでしまいます。

「過去にあんなことがあったから、今はこんなに悲惨なんだ。だから、過去のあれ(あいつ)が悪い」と思ってしまう。
 でも、それは大いなる勘違い。

 ボールを拾っているのはその人の決断なのです。

 ただ人は「知っているものしか見えない」、人には必ず「心理的盲点(スコトーマ)」があって、赤いボールしか知らないと、赤いボールだけが見えるのでそればかり拾い上げてしまう。
 そうして同じパターンの人生を繰り返してしまう。

 したがって、心の傷を癒すには、あるいは夢を実現するには、スコトーマを外して肯定的な未来を描くことが大切になるわけです。

 簡単な要約ですが、ご理解いただけだでしょうか?
 私にはとても魅力的な考え方だと思います。

 そしてアドラー心理学や解決志向アプローチに通じる発想だと思います。

 来年はそんな気持ちでいきたいですね。

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December 24, 2008

反省の弁

 天木直人氏のブログ他で知りましたが、先週出た「週刊現代 12月23日・1月3日号」に、小泉構造改革の先導役を果たしてきた中谷巌氏(経済戦略会議元議長代理)が、「懺悔の言葉」を吐いています。

「小泉改革の大罪と日本の不幸 格差社会、無差別殺人-全ての元凶は「市場原理」だ」

 小泉構造改革は日本にアメリカ流のグローバル資本主義を持ち込みました。間接的にですが、その改革に参画した私は、小泉・竹中氏同様、日本社会に構造改革を持ち込んだ張本人なのです。
 しかし、いきすぎた構造改革は日本社会の良き伝統を壊す強烈な副作用を生み出しているように思われます。貧困層の増大、異常犯罪の増加、ぬくもりのある社会の喪失などです。「これはいけない」と、私は自らの主張が誤りだったと後悔の念を持っています。

「やっとわかったか」「何を今さら」「腹を切れ」といった言葉を、ブッシュに靴と同じように投げつけてやりたいという人も多いでしょうが、それでも自らの過ちを反省もせずすっとぼけている小泉や竹中よりはましというものかもしれません。

 臨床家は心やさしいので、誤りを認めたのだから 「君子豹変す」ということにしてあげましょう。

 記事の中で、経済学的なことはともかく、臨床的に興味深いのは中谷氏が語る学者としての「生育歴」。おそらくフルブライトでか、アメリカ・ハーバード大に留学して「洗脳」されたところ。

 私は69年にハーバード大へ留学しましたが、この留学によって、私はすっかり「アメリカかぶれ」になってしまいました。閉鎖的な日本の大学から解き放たれた開放感と、アメリカ社会の豊かさにすっかり魅了されたのです。
 なかでも目を奪われたのが、裕福で大らかな中産階級の人々の暮らしぶりでした。それを私は、アメリカ型の市場経済の賜物だと捉えていました。
 今にして思えば、それはケネディ大統領やジョンソン大統領といった60年代の民主党出身の大統領時代の遺産でした。彼らは、社会保障政策を重視し福祉国家を志向していました。所得の再分配にも積極的で、国民所得を平等化しようとしたのです。それが中産階級の豊かさを支えていたのです。

 留学して勉強をしっかりして、さらに友達や彼女ができるだけなら日米友好で別にいいのでしょうが、アメリカかぶれが高じて、米政府やシンクタンクの「ジャパン・ハンドラーズ」たちの手先になってしまう、そういうのは税金や向こうの奨学金で勉強させてもらえるエリート層にはほんとに多いようですね。

 別にアメリカに留学した人全員が「アメリカかぶれ」になるのではなく、例えば精神科医の和田秀樹氏はコフート心理学の勉強のために渡って、しっかり精神療法を学びながらも、「日本はアメリカみたいになってはいけない」と強く思ったそうです(「改革にダマされるな!」PHP研究所)。

 中谷氏が見抜けなかったことが、和田氏にはわかったということでしょうか。

 未曾有の経済危機の中、これからは、今まで構造改革を賞賛して旗振りをしていた学者や評論家が何食わぬ顔をして「転向」する様子がいっぱい見られるでしょう。
 あるいは人々の不満をぶつける対象として、さらに「改革が足りない」とか言って、公務員や公共事業を非難する輩もいるかもしれません。

 危機の時には、その人の人品人柄が出るものです。

 みなさん、人物観察には怠りなく、注意深くいきましょう。

 

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December 20, 2008

「すぐやる!すぐやめる!技術」

「児童心理 12月号臨時増刊 子どもを勇気づける心理学-親と教師のためのアドラー心理学入門」金子書房は売れ行き好調のようです。山梨の大きな書店では軒並み売り切れているようでした。
 とてもうれしい。
 お早めにお買い求め下さい。

 さて、年も押し詰まってきましたが、みなさん、今年は当初の思い通りにいきましたでしょうか?やりたいことが十分にできましたか?あるいはやめたいことがちゃんとやめられましたか?

 きっとよかったこともあったでしょうが、できなかったこと、思い通りにいかなかったこともたくさんあったのではないですか?
「来年こそは!」と思いを新たにしようとしている人もいるはず(私もそう)。

 そんな貴方にこの一冊。

Photo_2
 平本相武「するやる!すぐやめる技術 先延ばしとプチ挫折を100%撃退するメンタルトレーニング」こう書房

 アドラー心理学とNLPを使いこなし、今や超売れっ子のコーチとして、早大ラグビー部中竹監督、柔道金メダリストの石井慧選手のメンタルコーチをして名を挙げた平本相武氏の最新刊です。

 英会話の勉強、ダイエット、禁煙などなどやりたい、やめたい行動をどのようにマネージメントしたらいいか、そのコツが満載です。

 できない、やめられない、先延ばししてしまうのはけして「根性なし」「意思が弱い」からではありません。

 心理学の原理を知らないからに過ぎません。
 その原理とは、心理学を学べば誰でも教わる行動分析、行動療法の二大原理。

「先延ばし」を撃退する方法はいたってシンプル。

①「やりたい行動」「やめたい行動」の結末をありありと実感すること。
②「やりたい行動」と「快」を、「やめたい行動」と「苦痛」を同時進行で結びつけること。

 いくら①で結末を実感できても、②の行動自体が「快」「苦痛」と結び付かなければ、「先延ばし」を根本的に解消することはできません。
 英会話をマスターしたいなら、英語の勉強自体を「快」にする。タバコをやめたければ、タバコ自体を「苦痛」にする。そんな風に変えていくことが必要。

 学習心理学では、①を「道具的(オペラント)条件付け」、②を「古典的(レスポンデント)条件付け」と言います。
「道具的(オペラント)条件づけ」とは、望ましい結果につながることが行動の条件になること。「これをやれば、欲しい結果が手に入る」と思うことで行動することです。
「古典的(レスポンデント)条件付け」とは、結末いかんに関わらず、行動自体が快と結び付いている状態のこと。「これをやることそのものが楽しい」と思って行動することです。

 では、どうやってオペラントとレスポンデントの条件づけを日常生活で使いこなすか、本書ではユニークな4コママンガと軽妙な文章がマッチして、とてもわかりやすく解説していきます。

 一気に読まないで少しずつ実践していけば、うまくいくかもしれませんよ。

 わたくし的には、相談や臨床場面でも十分に使える、クライエントと一緒に読める虎の巻みたいなものにもなると思いました。
 相談ってけっこう日常の細々したことや、「やりたいのにできない」「やめなきゃいけないのにやめられない」行動の解決を求められることが多いのです。

 自分にはどうしよう。
 やりたいことはけっこうやっているからな。日々の武術や臨床心理学のお稽古はけっこう既に①、②とも入っているような気がします。
 快だからこそ続いているのは間違いない。
 あえていえば、必要性を感じながらもなかなか時間を割く気になれない英語の文献の読書かな。

 やめたいこともないな。ダイエットは一切する気がないし、オヤジギャグもやめる気ない。むしろ周囲が迷惑してやめてほしいなら、私に条件づけして下さいな。
 強化子はもちろんお金かかわいい女の子で。

 

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December 15, 2008

オバマの未来

 風邪で書く気が起きないので、おぼえに入れておきます。

 周知の通り、オバマが時期米大統領になり、米国でも黒人を始め多くの人たちが歓喜したようですが、世界恐慌に真っ逆さまという大変な時になってしまって、ほんと、かわいそうだと思います。

 副島隆彦氏が、彼の「暗い未来」を予測しています。http://soejima.to/
 3年も前に「次の大統領選はオバマで決まり」と断言していた人だけに、やはり傾聴に値すると思います。

 最近は下の記事を裏付けるオバマ閣僚予定者の分析がなされていてとてもおもしろいのですが、会員用ページですので、ここでは引用しません。関心のある人は貧乏研究所のようですので、会員になってください。

 オバマの未来、アメリカの未来は暗い、のか・・・。

 「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」2008年12月1日の記事から

副島隆彦から

週刊SPA!誌 の11月中ごろ発売の号に載った私へのインタヴュー記事を載せます。

(原稿。著者校正済み)

外交・経済政策は、転換点に!?
2年後にはオバマからヒラリーへの政権交代!?

―オバマ新政権の先行きは多難である……という言論人が。昨年4月にオバマ新大統領を予言していたという副島隆彦氏だ。

「オバマ新大統領は、4年の任期はまっとうできないだろう。2年で辞任するだろう。そのあとはヒラリー・ローダム・クリントン上院議員が勤める。そして、フランクリン・ルーズベルト大統領がやったのと同じ社会主義的統制の、強権発動の政治体制にして、アメリカは金融恐慌を乗り切るつもりだ」

―予言的発言だが、果たしてその裏付けはあるのだろうか?

「フジサンケイグループも大きくはロックフェラー石油金融財閥と仲の良い、愛国派を気取る日本のメディアであるから、アメリカの大統領がデイヴィット・ロックフェラー(93歳)を頂点とするニューヨーク金融財界によって実質的には決められている、という考えに賛同はしないだろう。それは構わない。

 日本はアメリカの属国なのだ。対等な関係ではない。多大な資金供与をしてきた。オバマは当選直後の演説で『人民の、人民による、人民のための政治体制は、この地上から消え去ることはない』というリンカーンのゲチスバーグ演説を引用して、隠れた特権的な富裕層のための政治はしないと力説して世界中を驚かせた。

が、実際には金融財界を無視した政策はとれない。迫り来る世界恐慌を喰い止めることは出来なくて民衆の不満が高まって辞任に追い込まれるだろう」

―過剰な金融部門のマネーゲームに狂奔したアメリカならば、確かに財界の意向は色濃く政治に反映されそうだ。で、「オバマ後」は誰が担うのか?

「オバマのあとはヒラリーが大統領になる。そういう動きがみられる。ヒラリーはロックフェラー家に忠実だったフランクリン・ルーズヴェルトのニューディール政策と同じ、社会主義的な統制経済化を推し進めるだろう。アメリカは金融機関と基幹産業を救済するために、裏づけのないドル紙幣と米国債の刷り過ぎてハイパーインフレになる。そこでデノミ(通貨単位の切り下げ)を実施して対外借金は実施的に減価する。そしてドルの基軸通貨からの脱落と、アメリカの世界覇権は次第に終わってゆく」

ーそれでは米国債を大量保有する日本は大ダメージ! アメリカとは距離をおけってことでしょうか?

「そういうことだ。ディヴィットが所有する世界最大銀行だったシティグループも来年には破綻する。そのあとを引き継ぐのは甥っ子のジェイ・ロックフェラーで、彼が‘勝ち組’のゴールドマン・サックスのオーナーである。

 ゴールドマン出身のポールソン現財務長官は中国の清華大学で長く講師を務めて、現国家副主席で3年後の国家主席である習近平(ルビ;しゅうきんぺい、シー・チンピン)らを育てた男だ。だから世界覇権はやがてアメリカから中国にシフトする。日本は沈没するアメリカにこれ以上貢がないで、アジア諸国や資源大国であるBRICsとの結びつきを強めていくべきだ」

(別の記事)

――ご本を読ませていただいたのですが、現在の金融危機の状況を5年前に予言していたというのに驚きました。

副島 私はもう90冊、本を書いているんだ。私の本を1冊ぐらい読んだぐらいで驚いたとか言うな! 私はこれまでにベストセラー本を20何冊も書いて出しているんだ。それでも貧乏だ。アメリカの手先をやっているテレビ局5社、新聞5社は、私があまりに本当のことを書くから怖くて近寄らない。

――でも、一般庶民にすれば、『恐慌前夜』の内容はびっくりすることばかりですよ。なぜ現状を予見できたのか、ぜひとも聞きたいところです。

副島 日本国民は洗脳されているんだろ、長いこと。そのための道具がテレビ、新聞だ。

――洗脳? 著書のなかでも、ゲシュタポ金融庁とか、かなり辛辣な批判をされていましたが。

副島 私が、ゲシュタポ金融庁と繰り返し書いたら、やはり、外資の手先になって相当悪いことをしていたようで、金融庁は財務省の中に戻して責任追及から逃れさせることになったようだ。麻生首相と中川財務・金融大臣が決めた。自民党も官僚たちもアメリカが怖いから言いなりなんだ。それで日本国民の大切な資金を今もまだどんどん貢ぎ続けている。

――そのへんは、この本を読んでよくわかりました。

副島  そうか。だからみんなアメリカに洗脳されているんだ、戦後63年ずっと。どうにもならんのだ。まだアメリカのポチたちがそこらじゅうに満ちあふれている。アメリカにしがみついて生きてゆく気だ。電通がただの広告会社の振りをして、お前たちのこの雑誌まで支配している。

――庶民は、世界中で金(きん)の地金(じがね)が底を突きそうだと聞いて、金ショップに列を作っているそうです。

副島 それは大変いいことだ。今も日本では報道管制が敷かれていて、大切な本当のことは報道しないのだ。

――でも、著書の後ろの方でも書かれていましたが、副島さんは自分の本の読者だけは救いたいと。

副島 そうだ。私の本を真剣に読んでくれる人たちだけには、今のアメリカ発の金融恐慌で大損をしてもらいたくない。私はこうやって巧妙な言論弾圧を何とか逃れて、1冊1600円の本の1割の160円をもらって、これで食べているんだ。

――ある種の啓蒙の本ですか?

副島 そうだ。私は啓蒙家(enlightenmentist、エンライトンメンティスト)であり、国民に真実を伝える活動家だ。

――エンライトメント……。

副島 ちがう、エンライトンメント enlightenment ! 「この世に真実の光(ライト) を当てる」という意味だ。私はこの国の大きな真実を暴き立てるように書いてきた。それで数万人の読者を獲得して、これでようやく食べてゆけるようになった。邪魔をしないでくれ。

 なぜ私の予測、予言が当たるかと言うと、それは大きな外側世界の真実を分かりやすく日本国内に伝えているからだ。アメリカ国内にも本当のことを書いている少数の優れたジャーナリストたちはいる。みな虐められている。

 勉強すればわかるこなんだ、頭の良い人間には。洗脳されているバカたちにはわからない。私は敢えて危険な道を選んで生きてきた。あなたたちの背景までも見えるよ。

――副島さんの金融本の読者たちは、今の急激な金融危機突入で、不安で仕方がないから読んでいるのでは・・・。

副島 きっとそうだろう。ひどい目に逢って、ウソばかり教えられて、投資で大損しているから、そろそろ真実を知りたいんだろ。この世界の大きな構造を知りたいのだ。日本人は、自分たち自身がどうもあやつられている、ということに気付き始めている。キミたちとは違うのだ。

――私たち(編集部)はどうにもなりませんか?

副島 どうにもならないね。なぜなら、もうさんざん読者に投資コーナー記事で、毎号、損をさせて本当は責任問題が出ているはずだからだ。 キミらのようなライターのことを、“100円ライター“と言うのだ。私も昔、宝島社で百円ライターをやっていたからよく分かるよ。先輩なんだぞ。

――どうやったらベストセラー本を書けるんですか?私もこのみじめな境遇から抜け出したいんですか。

副島 その頭じゃ無理だな。私をただのそこらの「陰謀論者」扱いする気がなくなったら、私の本を真剣に読んで、それから「副島隆彦の学問道場」サイトに来なさい。本当の文章の書き方を教えてやるよ。

――ありがとうございます。「金儲けさせないで大損させたコーナー」が潰れたらよろしくお願いします。副島さん、それでも庶民は、どうしたらいいか必死で知りたいんですよ。どうしたらおカネを儲けることができて今の重労働の仕事と、貧乏から抜け出せるかと悩んでいるんです。是非、教えてください!

副島 分からん。それは私にも教えられない。今は、黙ってじっとして、これ以上、損をしないでいいように慎重に考えることだ。大恐慌になってもどうせ人間は生きてゆく。まわりも皆、同じだ。どうしたらいいか、どころか、キミら自身が、ウソばっか書いて(机を叩く)! 

 若い読者たちをダマしてきたんじゃないか。こういう時は何にもしないのが一番いいんだ。現実はこのまま進んでいく、それだけだ! どうすればいいですかなんて。健康第一だ。体さえ元気なら、それでいい。それ以上はあまり望むな。

――でも、お金のことでどうにかしなさいっていう本じゃないんですか?

副島 それはそうだ。私は冷酷に客観予測だけをやってきた。こうなって、次はこうなって、その次は、アメリカのニューヨークの金融ユダヤ人どもの大銀行が自己責任の、因業のはてにバタバタつぶれて、と冷静に未来予測をやってきた。自分の主観や願望は一切混ぜない。そうしたら予言は当たる。そうやって私の本のまじめな読者だけは助けた。それだけだ。

――そうですね。他の本とはちがって厳しいことばっかり書いていますね。そしてほとんど当たっています。驚くべきことだ。

副島 いまの最新の情報を教えてやろう。株式や債券はまだまだ下がる。ドル円の相場ではドルが暴落してゆく。来年は一ドル60円で、さ来年は30円だ。やはり金の地金を買うことだ。今年の8月から金は先物市場で奇妙な暴落を始めている。

 米ドルの信認の低下を阻止するために、石油と金をアメリカ政府がニューヨークの金融界とグルになって計画的に暴落させている。だから、いまのうちに金を買っておきなさい。どうせ金(きん)はそのうち暴騰するよ。アメリカが石油(原油)の値段を意識的に暴落させている。

 それは、敵である大産油国のイランとロシアとベネズエラに儲けさせないためだ。あれらは強烈な反米国家だ。それでもアメリカ帝国(世界覇権国)の没落と衰退はもう誰にも止められないんだ。これは大きな歴史の法則だ。自然の流れと言ってもいい。

――誰が金と石油を暴落させているんです?

副島 今一番追い詰められているニューヨークの金融ユダヤどもと、アメリカ政府だ。巨大銀行のトップたちだ。それとシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のレオ・メラメド名誉会長だ。彼が必死でゴルードマンサックスと組んで、アメリカ政府(ニューヨーク連銀)から「金の貸出し」を受けて先物市場(フューチャー・マーケット)で空売りをかけているんだ! 

――なぜ金の空売りを?

副島 今、世界中でまともな人間なら金を買いに殺到している。中国人もインド人も買う。ヨーロッパでは金貨(一オンス)が、1100ドルもするのだ。それなのに先物市場ではわざと700ドルまで落としている。

 日本円でいえば1グラム2300円だ。本当は1グラム300円であるべきなんだ。 ロシアとイランはついにドルとユーロさえも捨てて、金(きん)を国家準備金(リザーブ)にしつつある。今、世界は「パーパーマネー(紙切れでしかないお札や株や債券)から実物経済(タンジブル・エコノミー)へ」になりつつある。

 これは私が5年前に書いた本の書名だ。それから「預金封鎖」だ。緊急の金融統制体制に突入するだろう。  

 ドルは紙切れになるぞ。いくら米ドルの価値を守って暴落させないようにすると言っても限度がある。あと半年だろう。ドルの大暴落が起きる。対実物・現物資産との関係で金(ルビ;きん)が上がる。

――そういう状況下で、オバマが金融危機を回避するには、とにかくドルを刷ることだという人もいます。

副島 オバマが次の大統領になると3年間からはっきりと予言したのも私だ。オバマは優秀で人間もしっかりした、いいやつなのだ。が、ニューヨークの金融財界の言いなりにならなければ済まない。 

 だから、オバマは2年で辞任するだろう。金融・経済政策に失敗して責任を取らされて。そのあとは、ヒラリーが登場するだろう。そのように、実はもう決まっているのだ。これも私の予言だ。今のうちから予言しておくよ。

 ポール・クルーグマンは、すぐには財務長官にしないだろうけど、ワルだから、2、3年後にはなるんじゃないのか。金融恐慌がもっとひどくなって、状況が今よりも悪化していったら、世界中を社会主義的な官僚支配の統制体制にしてしまうだろうね。

 クルーグマンも先生のミルトン・フリードマンもドル刷り散らかし派だ。大銀行を助けるためにいくらでもドルと米国債(国家の借金証書)を発行する。日本では、公的資金投入と言うが、英語では、はっきりとタックス・マネー・インジェクション(税金投入)と言う。

 民間企業を国が助けるのだ。本来はやってはいけないことだ。倒産(破綻)させるべきなのだ。とにかく、お札を刷り散らかすんだ、国債も。あいつらにはもうそれしか手がないんだ。裏付けも実体もないのに、お札だけを刷り散らかしてその場しのぎの救済をする。一体どうなると思う?

――おカネの価値が下がりますね。

副島 そうだ。大暴落だ。だからドルの大暴落は目に見えるようだ。この事態を日本からじっと見つめている私とあいつらとの戦いなんだ。ニューヨークの金融ユダヤ人たちが、目先の強欲に走って、自分たちだけ手早く大金持ちになろうとして、それでくだらない「デリバティブ」と総称される金融商品を死ぬ程、作りまくって、周囲をダマシテ売り散らして、そして、それがついに大爆発したのだ。

 自分たちだけで手数料と利益を何百回も抜きあって、それで善良で健全な金融業者だというふりだけした。天罰がついに落ちたのだ。いい気味だ。デリバティブだけで、残高が4京(4千兆円の10倍)もあるんだぞ。

 どうやって、これだけの巨額の契約を消し込み、解消するというのだ。これをなんとか無かったことにして片付けるということは、血が噴き出すということだ。だから、もうお札経済、紙切れ経済は終わっていくんだよ。

 アメリカは大借金国家だから物価が暴騰してハイパー・インフレになる。だから暴動が起きる。

 日本はまだまだあと2年はデフレが続く。お札(紙幣)に力がある。お札が一番いい。物価も下がって賃金も下がる。時給千円ぐらいでアップアップしながら生きている若者がたくさんいる。従業員の給料も、キミたちだってギリギリまで減らされているだろう。

――まあ、はい。今回の金融危機は、87年(ニューヨークの株暴落)や97年(アジア通貨危機)とは規模も違って、実体経済のバブルクラッシュが同期していないことが特徴だと……。

副島 あのな、実物経済、実体経済という言葉を使い出したのもオレだぞ。副島隆彦が使い出したんだ。その前はそんなコトバは経済学者たちも使わないし、存在しなかったんだ。物流とか流通とか、そういう言葉しか使わなかった。

 急に実体経済(リアル・ウエルス・エコノミー)、実物経済(タンジブル・エコノミー)とか言い出すな。このバカ雑誌が!客(読者)に損ばっかさせた週刊誌とかは反省しなくていいのかね、ウソばっかり書きましたとか。このバカ雑誌って副島が言ったって書いとけよ! 絶対に!

――はい、そうします。それを言うなら、日経新聞の罪ってのはないんですか?

副島 あるよ! あんなもの野村証券とアメリカの手先新聞じゃないか。日本人の資産家や投資家を洗脳して損をさせるための新聞だ。手先のバカ新聞めが。それでも私も日経を読んでるよ。

 産経新聞のようなバカ右翼新聞(愛国派の振りをして本当はやっぱりアメリカの手先)に比べれば、ずっとインテリがそろっていて、世界の金融情報を日本に持ち込むから日経‘翻訳’新聞と呼んでいるのだ。役にはたつよ。

 日経の記者たちは私の本をコソコソ読んでいるから、最近は私の文体が記事ににじみ出ているよ。日本の金融・経済新聞が主体的に何かを報じたってことはない。アメリカの情報を日本語という言語に書き換えるだけだ。翻訳新聞だ。

――要は、単なるスピーカーだったってことですか?

副島 スピーカーねぇ、インターミディエイト(仲介者、媒介者、さや取り業者)じゃないのかな。 「属国日本論」を書いたのもオレなんだぞ、もう18年前だ。日本はアメリカの属国だって。

――いま、そういうこと言ってる人は多いッスね。

副島 そうだろうなあ。タクシーの運転手でもぶつぶつ言っているよ。政治家たちもアメリカの言いなりで仕方がない国だって。オレが初めに言ったんだ! 何十冊もの私の本にもなっている。本屋に置いてあるよ。

 私の苦闘の25年間だ。全部、私が自力でやってきたんだ。だから、言論人や学者たちは、どいつもこいつも私の前に現われられないんだ。偉そうにしてテレビでヘラヘラ言っている。反米でまだましな、金子勝とか森永卓郎でも、自分では虐められていていると思っているのだろうが、私の冷や飯の喰い方に較べればかわいいものだ。

 年季が入っているんだ。もう25年、ずっと日本のメディア(テレビ、新聞)からは干されたままだ。どいつもこいつも、泥棒どもめ、って会えば、まず一言目に言ってやる!

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December 09, 2008

アドレリアン・大前研一

 もう一月前になりますが、ビジネス誌「週刊ダイヤモンド」「使える心理学」特集というのをやっていました。

 同誌は神田昌典さんとか人気のビジネス・自己啓発リーダーがいつも出ているらしいのですが、畑が少し違う私はこれまで読むことはありませんでした。

 しかし今回は得意の心理学の特集、「心理テストはウソでした」の村上宣寛富山大学教授が「ビッグファイブ理論」を紹介したり、ハイダーのバランス理論、交流分析やグリーフケアなどの基礎的理論から、血液型性格診断のウソ、商品開発やセールス、宣伝での心理学の利用(悪用?)の例がたくさん出ていて、けっこう真面目に心理学していて、「なるほど、こうやって心理学は使われているのか」と知ることができてためになりますよ。

 しかもその中で、アドラー心理学が取り上げられていたのです。

 アドラー心理学を絶賛していたのはなんとあの大前研一氏

 実は大前氏は以前からアドラー心理学に密かに注目し、社員、部下に書籍を勧めていたという情報を得ていましたが、今回それを初めて明らかにしたようです。
 大前氏はアドラー心理学を本当に気に入ってくれ、自らの生き方、考え方に取り入れていました。
 経営者らしく好奇心旺盛で、頭の回転が速く、やたらパワフルな人だと思っていましたが、正直、これほどアドラー好きとは思いませんでした。

 大前氏の「特別提言 ビジネスに心理学を活用せよ!」は6ページに及ぶのですが、その中でアドラー心理学に関する部分を全文引用します。

「心理学に2つの大きな流れ プラス思考のアドラー心理学」
 心理学は根本的には二つしかないと私は思っている。フロイト心理学とアドラー心理学である。
 フロイト心理学はたとえば幼児期の怖い体験が一生トラウマになるといった考え方で、リビドー(本来強い欲望を意味するラテン語。ジグムント・フロイトの解釈では性的なエネルギー)という概念に基づいて構成されている。

 一方のアルフレッド・アドラーは、フロイトと同じ研究室にいたのだが、考え方はフロイトと正反対であり、心の持ち方によって人生はいくらでも変わるという心理学を唱えた。要するに「この世の中は楽しいものだ」とポジティブに考える。ポジティブに考え始めると、人生にはよい回転がおこるというのだ。

なにか課題に対して、常に「私にはできるに違いない」と向き合い、今できなければ「あと三年かけたら絶対にできるようになる」と考える。そのように考えて努力を続けるアドラー派と、「子どもの頃にああいう恐怖の体験をしたから、今の私はこうなっている」などと、運命論を語るフロイト派では、人生に大きな開きが出ることだろう。

 いきなり大前さん、素人の強みで「心理学にはフロイトとアドラーしかない」などと極端なことを言いだしましたが、関係者の皆さん、怒ってはいけません。
 でも、これ、特に臨床心理学に関しては、いいところを突いていると思います。

「哲学の歴史はプラトンとアリストテレスの焼き直しだ」みたいなことを哲学の世界ではよくいわれると、哲学科出身の認知科学者の友人に聞いたことがありますが、臨床心理学が誕生して100年余り、全ての学派はフロイトとアドラーの創ったパラダイムに乗っかっているかのように私には思えるからです。

 私が出会った賢者はアドラー派がほとんどだ。松下幸之助さんは小学校中退だからもちろん英語を喋れないのに、フィリップスがすごいと思ったらオランダのフィリップスに勉強しに行ってしまう。そこで、経営を徹底的に学び、事業部制の骨格を作ったのだ。ヤマハの中興の祖である川上源一さんは、ピアノを作るためになんと会社の資本よりも大きいピアノを造ってしまった(1947年ピアノフレームの鋳造を開始。後にピアノ生産量世界一に)。

 他にも私はさまざまな戦後の経営者と仕事をさせていただいたが、偉業を成し遂げた経営者は皆「できないかもしれない」とはほとんど考えない。超ポジティブ思考でずんずんと進み、次々と壁を突破していくのである。稀代の経営者である稲森和夫さんや本田宗一郎さんもまさにこのタイプだ。

 じつは私も典型的なアドラー派である。どのくらいアドラー派かというと、人生で「私にはできない」と思ったことがない。阿呆なのである。戦後、日本を世界第二位の経済大国にした原動力は、後先考えない超ポジティブ思考。アドラー心理学であったと考えている。

「後先考えない超ポジティブ思考」がアドラー心理学かどうかは、しかも「阿呆」と一緒にされてしまって、真面目な正当派アドレリアンの「玄人」には疑義のあるところかもしれませんが、でもそういうところがあるのも事実でしょう。

 むしろ精神分析学のように文学的でもなく、行動療法のような科学そのものでもない、しかし臨床という弱者の救済から、教育、自己啓発、そしてビジネスという強者同士の競争社会のトップクラスまで幅広く魅了し、使いこなせば大いに役に立つアドラー心理学の真骨頂だと思います。

 まさに阿呆=愚者の知恵=真の賢者といえるでしょう。

 ここまで褒めちぎってくれたのだから、大前研一氏を名誉アドレリアンに認定したいと思います!

 同誌はもう書店にはありませんが、バックナンバーがあるようなので、よかったらこちらからお買い求め下さい。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HZFQ92/yamanashirito-22

 

 

 

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December 07, 2008

ニュース雑感・大麻はJTに

 最近のニュースで「またか」とウンザリするほど多いのは、麻生総理の失言と大麻の摘発事件だと感じます。

 しかし、日本は大麻を異常なほど目の敵にし過ぎる、もう病的といえるほどと感じるのは私だけではないはず。

 大麻の薬理的問題の有無は随分長いこと議論され、大方否定的な見解が多いこと、つまりホントは酒やたばこほどには大したことはない、実は全然「麻薬」になれないからわざわざ「大麻取締法」なんて法律をGHQの指示ででっちあげたときっこさんがいうことが正しいと私も思う。

 もちろん精神状態に作用する薬で、全然無害、影響がないなんてことがあり得ないのは、大麻と同じく「麻薬でない」酒やたばこを見ても明らか。
 要はその影響の質と程度でしょう。

 無断転載禁止だから引用しませんが、超人気ブログ、「きっこの日記」の2008年9月6日「時代錯誤の大麻取締法」や2007年5月4日の「大いなる麻の話」の日記を読んでみて、この通りだと思っています。
 日本は昔から麻を大事にしていた文化なんです。忍者も跳躍のトレーニングに使ってたっていうしね。「日本の伝統、大麻は友達」なんていうと過激すぎるかな。

 大麻を巡る日本の理解と敵視的状況は海外を知れば知るほど不可解で、心理学的な関心さえ湧きます。
 そう思うと、大麻の精神的作用、つまり五感の鋭敏化、多幸感と連帯感の高揚、宗教性というか思考や常識の枠を越えたメタ認識の獲得を権力者側が無意識的にか警戒しているのではないかと感じることがあります。

 ハイになることを禁じる文化が今の日本にはあるのではないかな。

 脱洗脳の名人、苫米地英人氏流にいうと、大半の人は無意識に洗脳され「奴隷の人生」を歩まされていて、そこから目覚めて「常識」から脱する人間が出ては権力側としては困るということかもしれない。
 実際の大麻の力はそれほどでもないと思うのですが。

 トランスパーソナル心理学のK・ウィルバーもいうように、人には様々な変性意識のスペクトル(帯域)があり、普段の日常意識の状態も含めて、ちょっとした方法、手段でいろいろと変性意識状態を体験することができるのです。
 催眠だけでなく、ジョギングやスポーツ、音楽、セックス、宗教的行、酒もたばこもそう。あるいは昨今のお笑い番組もそうかも。
 どの意識状態を是認して、あるいは否定するかに、そこの文化の特徴が現れているように思われます。
 大麻以外のことを見渡しても、日本はその点、ちょっと狭いな。

 ただ、一時的な作用しかないドラッグに頼らずに本当に脱洗脳つまりお悟りを得るには、ちゃんと瞑想するか、苫米地や私(?)のような優秀なセラピストにかかることでしょう。

 しかし一方で確かに存在する深刻な問題は大麻が「ゲートウェイ・ドラッグ」となって、若者を中心にそこからブラックの世界へ、ほんとのハードドラッグ、麻薬の世界へ流れて依存になる人が大量に出てしまうことです。

 しかし、これにも簡単な解決策があります。

 大麻を表の世界で扱う、解禁にして、例えばJTが専売するのです。

 禁酒法時代の酒みたいにするから、闇で扱われてそうなるという単純な話なのだから、日の光にさらすだけでいい。
 実際今町中を歩いていて変な外人から、「お兄さん、いいビールあるよ、安いよ、やらない?」と怪しい誘いが全く受けないのがその証拠。

 たばこみたいに好き嫌いはあるけど、個人のたしなみにならOK、飲酒運転と同じく「吸飲運転」だけは厳罰にしておけばいい。

 JTからはいろんな大麻製品が出て、落ち目のたばこに変わって収入倍増、国も税収増で潤います。構造改革必要なし。

 大麻のCMにはもう、一流ミュージシャンや俳優がこぞって出てくれるに違いありません。
 私としては、昔来日時に大麻所持で捕まっちゃったポール・マッカートニーに先ず出てほしいですね。

 私がこんなこと書くとビックリする人がいるでしょうけど、大麻を頭から極悪扱いするのではなく、この程度のオープンな話ができるようになってほしいと思うのは私だけではないはずです。

 ザ・タイマーズの忌野清志郎に見習おう。http://jp.youtube.com/watch?v=JSQfL3kDxnQ&feature=related

 
 

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December 05, 2008

ニュース雑感・また発達障害か?

 厚生労働省元次官ら連続殺傷事件の容疑者小泉毅のエピソードを聞いて、前記事の麻生総理と同様、「経験」のある人は彼に発達障害の傾向を感じない人はいないでしょう。

 これはことがことだから、慎重に言わないといけないのですが、子ども時代からの対人関係の悪さ、転職の多さなど社会適応の悪さ、数学が妙に得意だったこと、何より子どもの頃の動物を殺された恨みが突然フラッシュバックしたかのようなことが凶行の動機だということなどなど・・・。

 これから精神鑑定があるでしょうけど、類似の事件は山梨でも起きているし、おそらくここ数年続く「不可解な」殺人・暴行事件の多くに発達障害的エピソードが多いので、「またか?」と顔を曇らせた関係者も多いかもしれません。

 もしそうなら、困ったことだけど逆に、被害者にも加害者にもなるリスクが高い発達障害者に対する世の一層の理解と、このような「加害者」をもう生み出さないための教育、臨床体制の整備が求められる機会となるべきかもしれません。

 しかし、本当にそうなのか、裏に相当なことが隠されている事件ではないかとはみんな直感で感じているのではないでしょうか。

 何でもあの官僚2人は、民主党長妻議員に証人喚問される予定になっていたとか。
 それなら、あの小泉純一郎が厚生大臣時代に年金担当で制度設計をし、裏も表も知り尽くしていた2人が国会で喋ってまずいことがあったのでは、と疑われてもしかたないですね。

 小野寺光二さんによると、http://archive.mag2.com/0000154606/index.html

小泉容疑者の事件だが、

○自首する小泉は替え玉である。殺人の実行犯は、別にいる。そして殺人を指示した人物がいるはずである。

○現在、以下のことがわかっている。(一部メデイアで報道)

埼玉県警関係者の情報によると

○小泉毅は、ある広域暴力団の手先をやっていた。債権取立ての際に威嚇する程度。

○埼玉県大宮駅西口に広がる繁華街の南銀座でフィリピンパブの客引きをやっていた
のを見たことがある。

○事件直前に、所沢ナンバーの黒いベンツに30代の男と一緒に小泉が乗って、
殺人現場の近くを
下見していたらしいという目撃情報。現在捜査中。

○株の取引をやっていたこともあるが小額であり、ほとんど利益は出ていなかった。

○昨年暮れに大宮のスナックで小泉が、ある男と会っているのを見たという目撃情報。

そのある男とは、暴力団らしい。その男は黒いベンツに乗っていた。地元大宮の暴力団ではないらしい。

○殺し方は肋骨がくだけるほど強いやりかたで刺している。
かなり人を殺しなれている人間でなければ
できない。

初めてでは絶対に無理。

○凶器となったナイフにツバをつけたりグリップ分に布をまいていた。

刃物で刺すと返り血を浴びて握りが滑って自分を切ってしまうこともあるため、
ぬれたサラシか
包帯を巻くと手がすべらないことを知っていた。

○事件前に小泉は自宅の電気、ガスを停止させている。
インターネットのプロバイダ契約を解除している。

あと、これは本来、埼玉県警に出頭すべきものを警視庁に出頭している。
いうまでもなく警視庁は
東京都内のことを管轄している。

埼玉県警のほうが地元に詳しいはずである。

 社会不適応状態の発達障害の傾向のある人をうまいこと見つけて、人の裏を読めない、信じ込みやすい傾向を利用して「育て」て「洗脳」して犯行を仕掛けたのか。

 あるいは頭のいい悪い奴が、そういう人たちのエピソードを学んで、小泉毅に発達障害を騙らせたとも考えられます。犯人になってくれさえすれば動機なんてどっちだっていいのだから。
 どちらにしてももしそうなら、発達障害を利用したともいえ、許せないよな。

 小泉内閣以来、ライブドアの副社長やりそなの会計士や読売記者の怪死、植草一秀先生の痴漢事件など、権力や政治には古来殺人や陰謀がつきものとはいえ、近年はこんなことがよく続くような気がします。

 私の先輩に県から厚生労働省に出向していた人がいたけど(障害福祉だから年金とは関係ないけど)、私に出向させてくれていたらどんどん暴露して、「殺し屋」ともバトルするんだけどなあ。

 行けなくて残念、舛添大臣、使ってくれませんか?

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December 02, 2008

ニュース雑感・麻生さんって

 最近のニュースの感想をしばらくテキトーに書きます。

 麻生総理の「アホぶり」に国民の皆さん、知識人の方々はあきれ顔のようです。

 漢字がろくに読めない、口を開けば「失言」ばかり、場にそぐわないスピーチなど就任以来次々に露呈する失態はどうしたことでしょう。

 お坊ちゃんだから?海外生活が長いから?おたくだから?

 いえいえ子どもの特別支援教育、心理臨床をやっている人なら、ピンとくるものがあるでしょうね。誰も言わないけど。

 読みの困難さがあること、いわゆる場を読めないことなどからある種の学習障害(LD)など発達障害の傾向を感じざるを得ません。

 というのを書こうと思ってたら養老孟司先生が同じことを話してくれていたらしい。

「未曽有(みぞう)」を「みぞゆう」、「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」など麻生太郎首相が漢字の誤読を連発しているが、ベストセラー『バカの壁』で知られる解剖学者で東大名誉教授の養老孟司氏=写真=は「読字(どくじ)障害ではないか」との見解を示した。

 読字障害とは、知的能力に異常がないのに、書かれた文字を読むことが困難な症状で、原因は分かっていない。欧米では人口の10%、日本でも5%が何らかの読字障害を抱えていると言われている。

 ただ、「読字障害の人は、特異な能力を発揮することが多い」と養老氏は指摘する。発明家のエジソンや理論物理学者のアインシュタイン、芸術家ではロダンやピカソ、推理作家のアガサ・クリスティや俳優のトム・クルーズなど天才的な能力を発揮した人も読字障害だったといわれている。

 政治家ではチャーチル元英首相やブッシュ米大統領らの名前が取りざたされている。

 麻生首相は学習院大政経学部卒で、スタンフォード大大学院やロンドン大政治経済学院への留学経験もあり英語も堪能。麻生セメント社長として企業経営の経験もあり、日本青年会議所会頭も務めた。クレー射撃の選手としてモントリオール五輪にも出場経験がある。知的能力や運動能力ともに、人より劣っていては不可能な経歴ばかりだ。

 そんな麻生首相が誤読を連発したことで、首相としての資質を疑問視する声も高まっているが、逆に養老氏はプラスの側面に目を向ける。

 「読字障害は病気ではない」としたうえで、「官僚が漢字を読み間違えることは絶対になく、政治家が同じ能力で競っても勝てないだろう。官僚と戦うためには別の能力を持つ人が必要だ。麻生首相やブッシュ氏は時代に求められたとみることもできる」とエールを送った。

 景気対策や年金問題など政権が抱える課題は山積している。麻生首相にはいまこそ天才的な能力を発揮してほしいところだ。

 【読字障害】学習障害の一つで、知的能力や会話には支障がないが、文字を読むことが難しいという症状。その一方で、物事を視覚的にとらえたり、空間を把握する能力が高く、芸術や工学などで優れた能力を発揮するといわれている。

http://www.zakzak.co.jp/gei/200811/g2008112601_all.html

 そういうことです。
 もちろん、これは発達障害界にとって悪いことと早計してはいけません。
 仮にも総理だし。一応は社会適応の極限ともいえるのですから。
 確かに総理という仕事には向いてないかもしれないけど。

 麻生さんも世間からのアホ呼ばわりを払拭するために、ここはきちんと一流の先生に診察、検査、診断してもらった上で確定診断がついたら、カミングアウトしてほしいな。

 そうすれば、アホではなくて「ハンディキャップ」であり「個性」なんだから仕方ないと言い訳が立ち、攻撃を防げます。

 そして発達障害の子ども、成人までの臨床、教育、就労に財政出動とからめて巨額の投資をするのです。
 社会保障費2200億円削減なんて、それこそアホの仕業。
 財源不足なんて嘘っぱちなのだから。

 人口の5~10%はいるといわれる発達障害、自称他称を含めればもっといるかもしれません(私もその1人)。
 味方につければ、支持率もアップするかも。

 

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December 01, 2008

第1回アドラー心理学学習会無事開催

 前記事の通り、11月28日(金)に甲府市で山梨初のアドラー心理学の学習会を無事立ち上げ、開催することができました。

 アドラー心理学を基盤とする学習会や自助グループは全国各地にさまざまな形でありますが、これまで山梨にはありませんでした。

 取りあえずいつものメンバー5人ほどで細々と、ひっそりと始めればいいかなと思っていたら、蓋を開けてみたらなんと18人も集まった!

 ここ数年スマイルネット山梨を中心にスマイルの地道な活動が続き、昨年は岩井先生の「アドラー心理学ベーシック・コース」を、今年はペルグリーノ博士の「勇気づけワークショップ」を山梨で開催し、アドラー心理学に関心を持つ人が増えてきたことが、実を結んだといえると思います。

 しかもスマイルネット山梨のHPを見ての飛び込み初参加が2名と、アドラー心理学に関心を持ちながらも全く学ぶ機会のなかった人までいたのには驚いた。

 やってみるもんだね。

 参加者は、私のような心理臨床家だけでなく、精神科医(山梨県立大学准教授の坂本玲子先生ね)、教員、障害者の職業指導に携わる人、公務員、自営業者、会社経営者、美容師、主婦など実に様々、この参加者の多様性がアドラー心理学の懐の深さといえ、いかにも「らしい」会となりました。

 その第一弾のお話は私が受け持ち、ファシリテーターを務めました。

 仲間内の会だからちょっと専門チックにカウンセリングや早期回想の話でもしようかと思ってたら、初めて接する人もいるというので急遽アドラー心理学の概論、導入的な内容に切り替えました。
 アドラー心理学の歴史、目的論、対人関係論、勇気づけなどについて講義。
 つい難しくなりがちな私の話にみなさんついてきてくれたかな。

 最後の感想で、「出会えてよかった」「これから勉強したい、お仲間に入れて下さい」といってくれた方が何人も出てくれて、よかった、何とか通じたかもしれない。

 まだ形は見えないけれど、先ずは第一歩ということで。

 スタッフのアドママさん、蕪さん、れいかさん、Sさんご苦労様でした。

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