愛育会で講演
1月28日に今年第一弾の講師の仕事。
甲府盆地東部を管轄する峡東保健所主催の愛育連合会の集まりに呼ばれて「地域における子育て支援」というお題で、約50人の前で講演いたしました。
といっても行政的な固い話でなくて何でもいいというので、ここは多くのお母さん、お祖母さん方の関心のあるところであろう「子どものやる気を出すには」というテーマでお話させていただきました。
「やる気のない人間・子どもはいない。ただその『やる気』を気に入るか、気に入らないか価値判断する大人がいるだけ」というところから始め、でもより健全な方向へやる気を出してもらうにはどうすればいいかという話をしていきました。
「強化の原理」から外発的・内発的動機づけの違い、そしてお得意のアドラー心理学の勇気づけを紹介させていただきました。
といってもほとんどの参加者は子育てというより、孫育ての世代である妙齢のご婦人方(要するに田舎のおばちゃん、お婆ちゃん)とお見受けしたので、難しい話は私を心理のプロと信じてもらうためのネタとして使って、後はいかに笑わせるかに心を砕きましたよ。
おかげさまで大変良く笑っていただき、帰りに会長さんから、「子育てはもう終わったので、孫を育てるのに使っていきます」とおっしゃっていただけました。
愛育活動は昭和30年代辺りから始まり、日本全国にネットワークを作ったようですが(確か皇后陛下が会長でしたっけ)、今はなかなか活動が沈滞気味だったり、人が集まらなかったりで大変らしいです。
最近の若いお母様たちは、昼間は仕事でいなかったり、「めんどくさい」「わずらわしい」で関心を持たないことが多く、今年度で愛育活動を終える地域もあるとのことでした。
これも時代の流れかもしれませんが、地域の「おせっかいおばさん」が減っていくのは、少々寂しい気もいたしました。
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