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March 10, 2009

属性化からの離脱

 「アドラーに学ぶ」から

 勇気を持つために、私たちはどのようなときに自分に価値があると思えるのか。

 著者の岸見氏は、まず、自分自身が他者からの評価(あなたは~だ)、期待(~になりなさい)に縛られること(これを属性化といいます)から自由になることが大事であるといいます。

 自分のことを他者からどのように評価されるかにとらわれ、よくいわれれば、喜び、悪くいわれれば、悲しんだり憤慨する人は多い。それはおかしいのではないか。他者が自分のことを悪くいえば、自分の価値は、まさにその評価によって下がるのだろうか。そんなことはないだろう。よい、悪いは、他者の評価であって、あらゆる人が同じ評価をするはずはない。・・・・(中略)・・・・

 反対のことを考えればわかる。他者が自分を高く評価すれば、私の価値は、そのように評価されたことによって高くなったのだろうか。そんなことはないだろう。他者からの評価によって自分の価値はいささかも下がりもしなければ、上がりもしない。p47

 全くその通りです。
 ただ、この「評価されたい病」はそれが染みついた人にとっては「分かっちゃいるけどやめられない」ものなんですね。
 人の評価から自由になること、人に合わせないように自立するには、勇気が要ります。

 自立とは行動面だけのことをいうのではなく、このように、人が自分について持っているイメージから自由になることも意味している。とはいえ、そうすることによって、他者は自分のことをよくは思わないかもしれない。人から嫌われるということもあるだろう。そして、そのことを望まない人はあるだろう。しかし、誰からも嫌われないという人がいるとすれば、そのような人は、嫌われないために、他者が自分について持つイメージに合わせているからである。今いった意味で自立し、自由であるためには、自分のことを嫌う人がいるということは、自分が自由に生きていることの証であり、支払わなければならない代償であるといえる。p49

 どうりで私を嫌う人が多いわけだ(笑)。

 嫌われ者は、自信を持ちましょう。

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Comments

私も「評価されたい病」の自覚症状が有りますが、「わかっちゃいるけどやめられない」です。
こんな事を書く事自体既に、その病気の症状かもしれません。

あまり不自由もしていませんが、嫌われる事も覚悟が必要という事でしょうかね。
考えさせられる言葉です。

Posted by: 渡辺 | March 10, 2009 at 01:42 AM

 渡辺さん

 そうだったんですか?意外な気もしますが。

 ハラができてきたから、嫌われても軽く弾き飛ばしましょう。

 

Posted by: アド仙人 | March 10, 2009 at 09:45 PM

「嫌われ者は、自信を持ちましょう」と言っていただけたので、なんだか気持ちと身体と動きが自由になり、軽くなり、楽になってきました。
「僕を好きになるも嫌うも、他者たちの感情と心の自由なんだ。他者たちのことは僕がコントロールできる領域じゃないんだ」とあらためて自覚できました。
「八方美人&イエスマン」を演じて生きてきた、今までの自分の大きな側面を認めています。

自分の内に「自由でありたい。自由に動き、自由に学び知り、自由に表現したい」という強烈な欲求があるのを感じます。
この欲求(=より良く生きたいという欲望)に素直にしたがって、行動していたいです。

ただし、自分の自由な行動が充分に「いい仕事(GOOD・JOB&NICE・WORK)」になり得るためには、「目的と責任」と「フォームと技芸&技術」が必要だと思っています。
(また、他者たちのことはコントロールできませんが、「ある程度まで」尊重と理解と受容はできます。
そして、自分のことであれば、かなりの大部分コントロールできるようです。)

説明不足で申しわけないですが、「強い自由欲求」をGOOD・JOB&NICE・WORKのレベルで自己充足していくためには、基礎体力も技能・技術・技芸も知識も、そして戦術・戦法や戦略も必要になってきますね。

GOOG・JOB&NICE・WORKとして「自由欲求(多分、自己実現欲求のこと)」を充足していける優れたフォームとしては、武術や芸術は最善最良のアート形式だと思っています。

僕の場合は、文章を書くことと、授業することと、卓球することで、「自由欲求(多分、自分が自分でありたいという欲求)」をGOOD・JOB&NICE・WORKに具現化したいのです。

自分はそうして生活し生きていたいのですから、嫌われても仕方ないんですね。
相手や会社にとってのGOOD・JOB&NICE・WORKである前に、先ず第一に「自分にとっての、自分を褒めてやれる 『いい仕事』をしていくことが大切なんだ」と痛切に感じ、再認識できました。

ありがとうございます。

書き出したら長くなって、すみません。

Posted by: しんぷる | March 12, 2009 at 12:16 PM

 しんぷるさん

 コメントありがとうございました。
 とても納得、共感できます。

 嫌われればいいと開き直るだけでなく、「GOOD・JOB&NICE・WORK」のためのあらゆる努力はすべきだし、僕もしんぷるさんもその途上にいるのだと思います。

 お互い励んでいきましょう。

Posted by: アド仙人 | March 12, 2009 at 11:33 PM

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