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March 30, 2009

近藤等則に会う

 音楽はポップ、ロック、クラシックと人並みに好きといった程度ですが、20年以上別格にファンでいるのが、フリージャズの世界的トランペッター、近藤等則さん

 知っている人はいるかな。

近藤等則(こんどう としのり、1948年12月15日 - )は愛媛県今治市出身のトランペッター音楽プロデューサーである。愛媛県立今治西高等学校京都大学文学部英米文学科卒業。本名は俊則

国際的に活躍する日本を代表するフリージャズトランペット奏者である。トランペットは極めて特徴的かつ激しい吹奏を行うことで知られている。 海外に渡って数々の大物・一流アーティストとセッションを重ね、新しいサウンド手法を次々と取り入れたオリジナリティ溢れる演奏は海外でも評価されている。 演奏ライブに留まらず画家とライブペインティングを行うなどプロジェクトなども精力的に進める。 洋画家の智内兄助とは中学高校の同級生であり友人。二人で絵本なども出版している。

芸名は20代後半に占い師から「名前を変えた方がいい」と言われたことによるもの。

現在東京とアムステルダムを行き来して活動している。Wikipediaより

 最近はご無沙汰してたけど、大学時代から何度もライブ、コンサートに足を運びました。

 近藤さんを知ったきっかけは、80年代半ばに日本にトランスパーソナル心理学を紹介していた吉福伸逸さん(私はこの方に私淑していました。参考:勝手に師事した恩師たち)と対談して意気投合していたのを知ったこと、そしてやはり好きだった中沢新一さんとも近藤さんは仲良しでよく雑誌やテレビに出ていたことでした。

 しかも近藤さんは、自身の演奏を支える体力・気力を作るために新体道という武道を本格的に学んでいたことも、当時武道を始めた私の興味・共感を喚起しましたね。

 以来、ずっと(お金がないから精神的)追っかけです。

 その近藤等則さんが山梨の小さなライブハウスに来るというのですから、万難を排して行くのは当然!

 3/28(土)大月のイタリアレストランの二階で、これも有名(らしい)な写真家・平澤寛氏とのコラボレーション・ライブ。

 1時間前に会場に来て前列の席で満を持して待っていると、狭めの会場は70人ほどですぐに満員。

 そして近藤等則さんが登場。

 おお、こんなすぐ目の前で生で見るのは初めてじゃ。
 近藤さんは、軽く会釈しておもむろにエレクトリックトランペットを吹き始めます。背景には平澤氏の作品がスライドショーとなって流れていきます。街や高速道路、山、富士山、花、空、湖などたくさんの写真が、近藤さんのサウンドと絡みます。

 近藤等則のラッパの音は、聴いたことのない人にはわからないかもしれませんが、独特の金属的なストレートさと歪み、反響があって、攻撃的、破壊的な印象が強くありますが、実は、とても気持ちよい。
 頭蓋の中に音刺激が直接的に届くというか、激しくマッサージされるようで、快感です。
 はっきりいって、いわゆるヒーリング・ミュージックより癒される。そして「活」が入る。一層元気が高まる。

 いやあ、よかったー。
 かっこいい。

 しかし、近藤さん、御年60歳だって。どうしてあんな強い音が出せるんだ。
「毎日還暦パーティーじゃあ」
 と言っていたが、
 やはり武道の鍛錬の賜物か。
 まさに達人だ。

 さらに演奏が終わったら、そのまま近藤さん、去らないでお客さんたちに向かって軽くおしゃべり。

「4日前にヨーロッパから帰ってきてまだ時差ボケ。いや『爺さんボケ』だな。アハハハ。惚けてくるといいぞ。惚けると本当のものが見えてくる」
「(外国を見ていると)ドルは崩壊するね。アメリカのヘゲモニー(覇権)は崩れる。評論家は今年が(経済は)底で来年から上がるなんて言っているが、それはない。日本は60年アメリカの属国だった。日本はようやく独立のチャンスが来る。ドルが崩壊すれば、地域通過の時代、円と元が結ばなければならなくなる、だが、日本の政治家に中国と対等にできる力があるかどうか」
「21世紀は、20世紀の悪いところを反省して、新しいものを作る時代。20世紀は自然を壊し、魂を壊し、テクノロジーを悪用した。21世紀は環境を甦らせ、魂を復活させ、テクノロジーを良い方向に使わないといけない」

 なんて書くと実に堅い話を、独特の明るいあんちゃん風に言うのでした。
 世界を飛び歩いている人が肌で感じていることなので、説得力がある。
 まさにいつも私が考えていることと、ピッタリ重なることなので、またうれしかったね。

 そして、ライブが終わったので、帰ろうと通路の込み具合を見ながらまだ席にいたら、なんと近藤さんがコーヒーを飲みながら目の前にやってきて、空いた席にどかっと座って休み出すではないか。

 私は思わず立ち上がり、近藤さんの側に寄って、先輩の前で自己紹介する新入部員のようにカチコチになって、

「あ、あのすみません。ぼ、僕は近藤さんがIMAバンドをやってた頃からのファンです。甲府から来ました・・・(あとは自己紹介しようとしたけど支離滅裂)」
 近藤さん、ニコニコと笑って、
「おお、そうか、ありがとう。お名前は?今日の感想を送ってよ」
 と答えてくれました。
 そして、ツーショットで写メまで。

 ああ、うれしかった。

 実は今度書きますが、最近大きな変化が身に起こったので、ちょっと内心ガタガタしていたのですが、昔から密かに自分を支えてくれた近藤等則さんに、ちょうど良いタイミング出会えて、気合いが入りました。

 近藤等則さん、ありがとう。

 近藤さんのプロジェクト、「地球を吹く-BLOW THE EARTH」で活動の様子がうかがえます。

 NHKBSでのその様子。http://www.youtube.com/watch?v=z47zAdu0krQ&feature=related

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