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July 13, 2009

学校教育相談学会でお話

 ここのところ帰りが遅くて、デイケアで日中は始終体を動かしているため、疲れ切ってほとんど更新できずにいます。
 軽く日記を。

 7月12日(日)、日本学校教育相談学会の山梨支部の勉強会に呼ばれて、3時間ほどお話しさせていただきました。
 アドラー仲間の先生が同学会員で僕を指名してくれたんですね。

 テーマは「子どものSOSにどう対応するか?」

 講義は、児童虐待についての基本的なところを導入に、児相や学校、関係機関との連携のコツ、家族療法やブリーフセラピーの考え方とアドラー心理学の紹介を駆け足で行い、後半は参加者の先生から事例を出していただき、検討会をしました。
 事例検討会では、児童虐待のアセスメント法で、私が好んで使うジェノグラム(家系図)とサインズ・オブ・セイフティー・アプローチによる事例の捉え方を披露しました。

 学会の性質上、参加者はほとんどが教育畑、小中学校の先生やスクール・カウンセラー、スクール・ソーシャルワーカーで、臨床畑の私とは隣接領域、何かと連携し合う間柄でもあり、同じように現場で汗にまみれているので、共通理解に達しやすいと感じました。

 検討したい事例をいくつも出していただいたのですが、時間が足りなくなってしまい、学校の先生たちは本当に困っていることがたくさんあることを改めて実感。

 実は前月の同会の学習会には、児童虐待・トラウマ研究で日本の第一人者である西沢哲先生(山梨県立大学)をお呼びして最新の情報を学んだそうで、その後を受けての実践編みたいなことを期待されていたみたいです。
 だから正直、
「あのトラウマ学の権威・西沢先生の後は厳しいな。こっちは研究者じゃないし、知識も経験も及びもつかないし・・・」
 とちょっとつらい気分もあったのですが、持ち前の楽天性と、困ったら得意のアドラーでぶちかませばいいかと乗り込んでいったのでした。

 ちなみに同学会山梨支部長さんは、日本の心理療法、催眠療法の草分けの一人である甲斐志朗先生(甲斐教育心理研究所)で、もう80才を越えておられると思うのですが、話を聞きに来て下さいました。
 とても明るい人で、まだまだかくしゃくとされており、講義の後勇気づけについての質問もいただき、同じ地域に住んでいてもなかなかお会いする機会がなかった大先生にお目通りがかなって光栄でありました。

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Comments

盛り上がりましたね~
3時間があっという間でした。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
山梨に一歩ずつ、着実にアドラーの種が
蒔かれていることを感じました。
若い教師にも魅力的な講義でした。
アドラーが先駆けた、教育研究所も
あんな雰囲気だったのかも知れない。
後半の事例検討会で感じました。

Posted by: 蕪 | July 14, 2009 at 10:32 PM

 蕪さん

 お招きいただきありがとうございました。
 あんなんでよかったですかね。

 皆さんと熱心に討議ができて楽しかったです。

 そうか、アドラーのカンファレンスもあんな風だったかもしれない、そう思うとうれしいですね。

 またやりましょう。

Posted by: アド仙人 | July 15, 2009 at 12:45 AM

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