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August 02, 2009

植草はガリレオだ!

 植草一秀氏は、小泉・竹中路線に容赦ない批判を浴びせてきた人ですが、それゆえに「敵」からかなり憎まれていたみたいです。当時の氏を巡る状況に関する面白いエピソードがあります。

「売国者たちの末路」から

植草「小泉政権は不必要な不況促進政策を発動して日本の国民を苦しめ、逆に外資系ファンドにはおいしい思いをさせました。小泉・竹中路線は外国勢力と手を携えたものだと思われます。私はこのことに対しても容赦ない非難を浴びせていましたから、とても目障りな存在だったと思います。

 私は自分の事件のあと、知人にこんな話を聞かされました。その知人は外資系の会社を日本で立ち上げて、日本で不良資産の買い取りと資金回収をやっている人です。いわゆる外資一族とツーカーの関係にあるのですが、彼によると外資系ファンドの人々の集まりがあったとき、私のことが話題になった。そしてそこにいた人々が口々に言ったそうです。
植草はガリレオだ。ガリレオは火あぶりにしろ!』」

 興味深いのは、ガリレオは「真実」を言ったからこそ教会から弾圧されたのであり、外資系ファンドの面々も、植草氏の発言は「真実」だと思っていたことがうかがえることです。

 それにしても本書を読んで驚かされるのは、植草氏の胆力。ただの日和見学者が多い中で、どんなに卑劣な目に遭ってもけして動じず誠実に言論を貫く様には、端倪すべかざるものがあります。

 真の武士道を身につけた最上級の人物であると思います。

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