心理臨床学会アドラー自主シンポ・3
アドラー心理学に関する学会自主シンポのレポートについては以上ですが、今回この企画を打ったことで、思わぬ出会いがありました。
我々以外にアドラー心理学を研究している人たちがいて今回登場していたのです。
何たる偶然、いやシンクロニシティーか?
今回の心理臨床学会のポスターセッション(壁新聞のようにボードに研究結果をまとめた紙を貼って、来場者に見てもらい、ディスカッションしたり情報交換するもの)で、勇気づけについての研究を発表している方がいたのです。
浅井健史先生(立教大学)、箕口雅博先生(立教大学)のお二方。
自主シンポの会場に聞きに来てくれ、終了後に挨拶して下さいました。
何でも箕口先生はコミュニティ心理学の大家らしいですね。やはりシンポに来てくれた知人が先生の講座を受けたことがあるらしく、教えてくれました。
そんな方がアドラー心理学に興味を持っていたとは。
でも確かにアドラー心理学の視点は、明らかにコミュニティー心理学に通じるものがあります。しっかりと注目してくれていたのはさすがだと思いました。
先生たちが今回発表したのは
「「勇気づけ」が生じるプロセスの研究-生活場面における「勇気づけられた経験」の回想から」
勇気づけとは実際どのような体験のことをいうのか、どのようなコミュニケーションのことであるのか、質的研究法(ここではKJ法を使用していました)で明らかにしようとしていました。
研究の目的や意義として、いただいた資料には、
①アドラー心理学における勇気づけ概念の精緻化と実践の質的向上につながる。
②メンタルヘルス専門家が勇気づけという事象を深く理解することで、関わりのバリエーション拡大したり、有効性を高めるための基礎資料となる。
③教育・育児をはじめ、さまざまな場面におけるコミュニティ成員間の相互援助を促進したり、効果的な心理教育を行うための基礎資料となる。
とあり、その結果は「1勇気づけのもたらす関わりの態様。2勇気づけのプロセスに関するモデルの生成」にまとめられていまいた。
とても理解しやすく、これから私が勇気づけについて考えたり、説明するときに是非参考にしたいと思います。
今回の自主シンポジウムで学んだことは、やはり何か動いてみて、やってみれば、意外な広がりが生じるものだ、ということです。
細々やってきた私たち自身も勇気づけられました。
浅井、箕口両先生、ありがとうございました。
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