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November 11, 2009

「太極拳に学ぶ身体操作の知恵」

 スポーツや武道の世界では、身体をうまく使うためのコツやヒントを伝えるための言葉があります。
 簡単なところでは「肩の力を抜け」という誰もが言うことから、「体の左側に壁をイメージする」「軸を意識する」というその専門種目に特有のものもありますし、「腰をぎゅっと入れろ」「きた球をパッと打て」といった感覚重視、擬態語満載の長島語みたいなフレーズもあります。

 太極拳は中国でできたものですから、当然そういうコツを漢字で表します。

 それは多くの場合、漢字の国らしい4文字熟語で含蓄のある内容になっています。

「太極拳に学ぶ身体操作の知恵」は、その太極拳を初めとする中国の伝統武術が人類に残したといっていい言葉をわかりやすく解説した本です。

 著者の笠尾楊柳氏は太極拳・中国武術界の人なら知らなければもぐりといってもよいくらいの有名人。
 元々早稲田大学の空手部主将だったりと空手出身の方ですが、日本の太極拳黎明期、楊名時老師や私の学ぶ王樹金老師の太極拳・形意拳・八卦掌を学び、その奥深さに魅せられ、その後中国武術の歴史研究に足を踏み入れて、興味深い著作を出し続けた市井の研究者です。

 だから私からすれば、広い意味で兄弟子筋になるのでしょうか。

「虚霊頂勁(きょれいちょうけい)」「含胸抜背(がんきょうばっぱい)」「用意不用力(よいふようりき)」なんて太極拳を知らない人には何のことかわからないでしょうけど、太極拳学習者は絶対に知らなければならない、守らなければならないポイントなんです。

 でも、本当は身体を動かす人(ということはほとんど人類の全員)が、より良く、効率的に動くためにもとても役に立つ知恵でもあります。

 太極拳は今や世界中に何百万だか何千万だかわからないけど、膨大な数の愛好者がいます。その魅力の元は、今から約百年前の清朝末期の動乱の中国において、およそ今の形に生まれました。
 それはまさに、世界の武術・運動史の中でも頂点を極めた武術家たちが多数現れた時代だったと思います。
 それが今の太極拳・気功法ブーム、カンフー映画の源流になります。

 その太極拳の知恵を本書ではわかりやすく、面白いエピソード満載で解説されています。

 そのいくつかを紹介いたしましょう。

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Comments

こんな本が出ていたのですね。探してみます。

ある意味、笠尾先生も私にとっては恩人の一人です。

Posted by: 渡辺 | November 12, 2009 at 01:58 AM

 渡辺さん

 貴方には初歩的すぎるかもしれませんが、改めて太極拳を見つめ直すにはよいし、人に説明するのにも役立つかもしれませんよ。

 よろしく。

Posted by: アド仙人 | November 12, 2009 at 11:19 PM

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