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November 20, 2010

突然の訃報

 先日、トランスパーソナル心理学の論客・ケン・ウィルバーやアメリカの禅の本の翻訳などを何冊も手がけていた翻訳家・松永太郎先生が11月15日突然亡くなったという知らせが届きました。

 松永先生はヒューマン・ギルドで毎月1回平日の夜、親しい仲間と「英語でスピリチュアリティーを読み解く会」を主宰されていました。
 英米にある仏教や神秘思想、トランスパーソナル心理学のテキストを英語で輪読するという、ちょっと珍しい会でした。

 若い頃ウィルバーに傾倒していた私は、「是非参加したい」と仕事をさぼって2回ほどその会にお邪魔し、その謦咳に接したことがあります。

 その時、松永先生のやさしい声と堪能な英語力、そして博覧強記といえる東西の哲学・思想の知識に深い感銘を受けたことをよく覚えています。

 ウィルバーの本や上座部仏教のテキストを朗読しながら、先生が主客の一致、心を今ここに留めておくこと(いわゆるマインドフルネス)など仏教瞑想のエッセンスをわかりやすく説かれていました。不思議なことに英語を通した方が、スッと自分の中に入ってくる気がしたものです。

 是非会への参加を続けたかったのですが、あいにく遠方であるため都合がつかず、そのまま幽霊会員になってしまいました。
「(きっと会はあるだろうから)またいつか時間ができたときに行けばいいや」ぐらいの気持ちがあったのですが、やはり別れは突然来て、そんな甘い思いは吹き飛ばしてしまうものです。

 もう少しお会いし、ウィルバーの話などさせていただきたかったです。
 今となっては大変残念です。
 これもまさに諸行無常、仏教の教えの学びなのだと思いますが。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。

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Comments

私は17日の晩にお通夜に行ってご冥福をお祈りしてきました。

松永さんとはほぼ同世代、さんざんグループでお酒を飲んだ仲だけに悲しみが深いです。

松永さんの損失は計り知れないです。

Posted by: 岩井俊憲 | November 20, 2010 at 04:31 PM

 松永先生と岩井先生のお付き合いについてはお二人からうかがったことはなかったですが、おそらくそうだったのだろうと推察していました。

 僕もここ数日、ふと松永先生のことが思い出されることがあります。

 本当に残念です。

Posted by: 深沢 | November 21, 2010 at 12:59 AM

お久しぶりです。
アド仙人さんのお気持ち、告別式の時に僕からもお伝えしておきます。
太郎さんも、アド仙人さんの人柄、知識の豊富さに感心されていて、また会いたいと何度か言っておられました。
彼とは10数年の付き合いで、師であり親友でしたので、なにか心の中にぽっかりと穴が開いた様な感じがしております。
受け入れるのにもう少し時間がかかりそうです。
棺に、鈴木俊隆の「禅マインド・ビギナーズマインド」(原著の方)をそっと入れておきました。

Posted by: 天目太郎 | November 21, 2010 at 09:16 PM

 天目太郎さん

 お久しぶりです。
 こんなことでコメントを交わすことになろうとは。

 ご連絡いただいたこの一週間は、折りにつけ、惜しいことをしてしまったと悔やんでいます。

 天目さんは特に悲しみは深いだろうとお察します。

 私も改めて先生の訳された本を読んでみようと思います。

Posted by: 深沢 | November 21, 2010 at 11:38 PM

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