心身一如の週末
先週末土曜の4日は、山梨大学で開かれた臨床動作法の研修会に参加。
臨床動作法は人の動作という視点から、「こころだけ」や「からだだけ」にとどまらず、健やかな人の営みをはぐくむ心理援助法であり、当研究会顧問である九州大学名誉教授成瀬悟策博士が提唱した日本オリジナルの画期的なアプローチとして知られております。
「臨床動作法」を定義すると、それは「動作を主たる道具とする心理臨床活動」であり、援助する場をセッション場面とするならば、その目的は「治療セッションにおける動作体験を通して、クライエントの日常の生活体験のより望ましい変化を図る心理療法」となる。(日本臨床動作学会より)
臨床動作法山梨研修会と日本在宅ホスピス研究会山梨支部が主催で、吉川吉美先生(愛知学院大学)をお招きしての、大変丁寧で充実した講習会でした。
腰から背中、肩、首の力を抜くにはどうするか、その援助をどうしたらよいかをみっちり実習しました。終わったあと体の中にスッキリとよどみない空間が開けた感覚がして、実に快適でした。
動作法は本質的に太極拳や気功法に通じるので、これからも研鑽して身につけていきたいと思います。
日曜5日は状況、ヒューマン・ギルドで「インタラクティブ・フォーカシング」の講習会。講師は日本の心理臨床界のアントニオ猪木、燃える闘魂・諸富祥彦先生(明治大学)!
インタラクティブ・フォーカシングとは、ジェンドリンのフォーカシングを発展させたもので、話者と聴き手二人の間に生じるボディセンスを確認し合いながら進め、「深く密度の濃いこころとこころの相互作用を大切にした」ものです。
傾聴のトレーニングとして素晴らしい方法だと感じました。
それよりも、こんなに面白い講座は滅多にない、いや笑った笑った、今年一番の講座でした。
諸富先生は噂に聞いていたけど、本当にすごいというか、濃いキャラの人で、本質的にオタクなんだろうけど、嫌みがなく、実に面白い人でした。
やはり天才的なんでしょうね。
ちなみに先生は本当に猪木オタクで、オークション番組「ハンマープライス」で猪木と戦う権利を落札して、番組でリングに立ち、猪木と戦った(技をかけられた)人です。やっぱり普通じゃないわな。
ヒューマン・ギルドで先生が講座を持つのは11年振りとのことで、その頃確か先生は売り出し中の新進気鋭の心理学者といった感じで、トランスパーソナル心理学などの講座をヒューマン・ギルドでよくやっていました。
先生と同じくウィルバー・ファンだった私は、是非行きたいと念願しながらもあいにく諸事情で果たせなくて、長年同じ心理業界にいて共通の知人がいたにもかかわらず、意外にも今回が始めてのナマ諸富との対面でした。
ですから一ファンとして、簡単にご挨拶させていただきました。
フォーカシングもまさに心と体の境界、交わるところを扱うといえ、終了後は胸の中(中丹田)が充実した感覚がありました。
アドラー心理学の全体論的視点からも、是非取り入れるべきアプローチです。
今も自分の心身が柔らかく、ほっこりと柔らかくなった感じがします。
帰りは鈍行に乗って山梨へ、アドラー仲間の蕪先生とこの日の感想と今後の打ち合わせをいたしました。
心身をケアする良い週末でした。
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