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December 31, 2010

この1年・自分(武術・心理学)

 紅白に今年ブレークのK-POPが出ないからおかしいな、KARAが出なくて残念だなと思ってたら、今発売中の「サイゾー」1月号(あの苫米地英人さんがスポンサーらしいね)にその裏事情が暴露されてました。
 何でも芸能界に君臨するといえるほどの絶大な影響力のあるバーニングプロダクション社周防郁雄社長の「鶴の一声」で、NHKは企画していたにもかかわらずKARAや少女時代は見送りになり、変わりに伍代夏子や中村美津子の演歌勢を押し込んだとか。何だよ、全く。詳細は同誌をお読み下さい。
 そんなんで最近はレコード大賞も紅白も白々しく感じられてしまうな。

 さて、最後に自分自身の一年を振り返ります。

 武術的には特に今年めざましい進展があったかというと、うーん、正直あまりなかったですかね。
 というより、公私ともに忙しくなりすぎて、東京の本部道場にもろく行けないので老師にも会えず、こちらでの自分の1人稽古もままならない日々が続いてしまったのです。
 体を動かすのは週1、2回の自分の主宰する支部の稽古のみ。
 これじゃダメだ。

 幸い甲府支部の生徒さんたちはかなり上達を果たしてくれてますが、先生の私がこれではいけません。

 それでも忙しい中、体の動きの質は落とさないように、暇を見つけては気功やゆる体操、動作法、自己催眠などをやってはおりました。

 ただ、足裏の操作など、いくつかの動きの発見・体感はあり、背骨も以前よりさらによく動くようにはなり、ささやかな稽古でも続けることが大事だと思いました。
 本ブログは、あまり稽古日誌のようなことはしていませんが、来年はその辺の記録もしていこうかな。

 武的実力の進展はなかったけど、ひとつ大きなことは、武術と心理臨床というまさに私がテーマにしていることが、日本心理臨床学会で自主シンポジウムという形で現実化したことです。武術と心理臨床シンポジウム 
     武術と心理臨床シンポジウム・2
 これは企画者の黒木賢一先生に呼んでいただいて、ほんとに良い経験になりました。
 自分の好きなことをお話しするのは楽しかったですけど、また自分の不勉強やまだ言語化しきれていないことがたくさんあることに気づく機会ともなりました。
 これからも本ブログを中心にさらに精進し、武術心理臨床仲間を増やし、いつか本とか何かの形になったらいいなと願っています。

 臨床心理学に関しては、仕事の現場が精神病院の外来・病棟の心理査定と心理療法、思春期のデイケア、アルコール依存症の集団認知行動療法、医療観察法の勉強など(人使いが荒いな)と実に多岐に渡り、当然精神医学と関わりのあるところで、多くの知識・技術の蓄積と実践ができました。

 そんな中でやはりアドラー心理学の臨床上の使い心地の良さについて、改めて実感しましたね。
 そして、学んだことを多少でも世間にお伝えする機会を今年はさらに持つことができました。

 中でも大学時代から尊敬する藤波先輩のいる北陸先端科学技術大学院大学に呼んでいただいたり、アドラー心理学と武術を北陸に伝える
葛飾区で講演させていただく機会がありました。

 ここ数年続けている学会活動としては、ブリーフサイコセラピー学会では初めてアドラー心理学を発表させていただいたり、教育心理学会の自主シンポジウムでもお話しさせていただき、今年もアドラー臨床家仲間との地道な活動を続けることができました。
 アドラーとブリーフ
 教育心理学会アドラー自主シンポジウム

 ヒューマン・ギルドでは今年で3回目となる子どもの発達と心理療法についての二日間の講座を持たせていただき、アドラー派カウンセラーを目指す方たちと自分の知識と経験を分かち合うことができました。講師体験

 いつかこれらが豊かな実を結ぶことを祈りたいと思います。

 アドラー心理学については私以外にも、潜在的、顕在的に動きが活発化しているようです。

 得意とする親支援・子育て支援はSMILEを中心に全国各地のグループが活発だし、我が山梨でも定期的にアドラー心理学学習会やSMILEが開かれていて、着実に参加者は増えています。

 また、昨年辺りより岸見一郎先生(「困ったときのアドラー心理学」)(「アドラー 人生を生き抜く心理学」)や我が師・岩井俊憲先生(「心の雨の日の過ごし方」)の著書が立て続けに出ているほか、赤坂真二先生の「先生のためのアドラー心理学」、岡野守也先生の「仏教とアドラー心理学」など、さらに最近は古庄高著「アドラー心理学による子どもの教育」(ナカニシヤ出版)というのも出たようです。

 ただ教育や産業分野はいいのですが、臨床心理学の世界はまだ反応が鈍くて、アドラーの本は売れないと思われているらしく(確かにやる人が少ないから無理ないけど)、出版不況のおり、なかなか思い切って出そうという出版社はないようです。
 多分これからでしょう。
 それには私のような現場人間だけでなく、研究者的な人材もさらに必要かもしれません。

 来年も微力ながら、この流れに協力・貢献していきたいと思います。

 というわけで、今年1年、本ブログにお越しいただいた方々、ありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします。

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Comments

お世話になりました。
また渋谷で、甲府で、来年も宜しくお願いします。

Posted by: 渡辺 | December 31, 2010 11:37 AM

渡辺さん

こちらこそありがとうごさいました。
来年はもっとお会いしたいですね。

Posted by: 深沢 | December 31, 2010 06:04 PM

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