原発について学ぶには
うれしいニュースがありました。
福島県楢葉町の大学時代からの友人がご家族共々無事であることがわかりました。
本当によかったです。
しかし原発の20キロ圏内であるため、家にいることができず会津若松で避難所生活を送っているとのことです。
家に帰ることはもしかすると半永久的にできなくなるかもしれず、大変な状況であることには変わりありません。
結局原発とは、想定とか確率論が本質的には無意味で、ひとたび何かあると人々の生活の場を根こそぎ奪っていく、どうしようもないものだということでした。そしていかに東電がいい加減だったか、体制側の危機管理が当てにならないかを痛みとともに学びました。
今回の事故で唯一よかったことは、私を含めてめちゃくちゃ原発や放射能への関心が高まり、にわか原発評論家が激増したことでしょう。
「寄らしむべし、知らしむべからず」が統治の基本ですから、これは体制側にとっては長期的には大変都合の悪いことになるでしょう。
原発には今の日本の問題の全てが集約されていたのです。これを学ぶことは日本の今を学ぶことになるのです。
といっても私のようなにわか原発評論家は、実は優れた人たちの発言を追っかけたり、集めたりしているだけですが、それでもこの短期間でもけっこうな量になりました。
それらはもう多くの人が知っているソースでありますが、改めて多少のコメントを付してここにも載せておきます。
武田邦彦氏は、今回原発事故について語っている中で、最も信頼できる人でしょう。
http://takedanet.com/
この人の発言をずっと読んできたのですが、科学的思考の重要性、迫力を感じます。
結局原発は壊れるものなんだと考えることが正しいのです。
また武田氏の視点は、「家庭を持ったお父さんの立場ならどうするとよいか」、というところから論を進めているので、とてもリアリティーがあってわかりやすい。
よい教育者だと思います。
また、武田氏は原子力科学、行政に携わっていただけに、またその科学的思考は、正しい思い、思想、覚悟に基づいていなければ何にもならないと主張されるところも完全に同意できます。
大前研一氏の動画は最も大きな影響力を持ったひとつで、元原子炉設計者だけにその説明は詳細で簡潔、最もわかりやすかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=5mBlngPiaSY
ちなみに大前氏は、アドラー心理学ファンで、公言してくれている人です。ですから大前ファンはアドラー心理学にも関心を持ってくれるとうれしいです。
http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2008/12/post-c11c.html
今回の発言は経営者らしく、技術的なことを語りながらも視点の位置が高いというか、常に俯瞰した大所高所から物事を捉えていて、こちらもパースペクティブが広がっていきます。技術者らしくないというか、この人がただの技術者で収まらなかったのがよくわかります。
思想的にはグローバリストというか親米派で、私が敬愛する副島隆彦氏と正反対なのですが、こと原発事故、放射能の現状と安全の認識については同じなのが興味深かったです。
ただ、行動面が違うのはお二人の性格、アドラー心理学でいうライフスタイルのゆえでしょう。
願わくば大前氏には、「復興のために期限付きの1%の消費税増税を」なんて小さいことを言わずに、先ずは「アメリカに10兆円でもいいから返せ」ぐらい言ってほしい。「オトモダチ」なんだからね。消費税なんて必要ない。
彼が言うとインパクトあるだろうけど、思いつきもしないか、言えないんだろうな。
そして今回の事故で、それまで「非現実的だ」とさんざん悪口を言われてきたけど、結局正しかったことが証明された原発反対派の意見に謙虚に耳を傾けることでしょう。
私もこれまではほんとに不勉強でしたが、 調べるといっぱい資料やサイト、ブログ、動画があるんですね。
特によかったのは、原発で働いていた人の告発サイト、原発がどんなものか知ってほしい
先ずはお勧め。
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ネットで「原発がどんなものか知ってほしい」などという怪文書が(昔から)出回っています。多くの間違いが含まれていますので、うっかり信じ込まないためにも反論「Re:原発がどんなものか知ってほしい」で検索して、そちらもチェックすることが大切です。その上で、各自で考えて判断すべきです。私は専門家ではないけれど、それでも明らかな間違いがあるとわかります。平井さん原子力のしくみについては、専門家ではないと思われます。
下記が反論サイトの例です。
http://www.faireal.net/dat/d2/d20903.xml
この中の eifye.zip をダウンロード解凍すると反論文書があります。
Posted by: Powerstation | April 09, 2011 04:07 PM
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。極端なのは文面を読めばある程度わかっていました。
ご紹介のサイトにある「原発がなければ生活が成り立たない」というのはどうかな。
私とは立ち位置が(多分貴方とも)多少違うのでしょう。
どちらにも真実はあるのでしょうけど、敵はあまりにも巨大で狡猾なのは明か。まず疑うべきは権力側です。
総じて原発を巡る主張には反対派に分があり、と私は見ています。
Posted by: アド仙人 | April 09, 2011 05:26 PM