原発事故雑感
福島の原発の周辺に住んでいたために計画的避難区域に入ってしまい、強制的に家を追われて避難している友人と連絡が取れました。会津若松にいるらしい。幸いご家族もみんな無事でした。
久しぶりに聞く声は元気で明るく、
「いやー、まいった、まいったよ」
と、陽気めかして言っていましたが、実際は役場職員なので大変な毎日のようで、自らも被災者でありながら、国の方針と住民の狭間に立ってもろに苦情やクレーム、相談を受けなければなず、時に放射能でうち捨てられた死体の捜索に村に戻って関わったりということで、相当なストレスを抱えているようでした。
彼と彼が家族と造った家にはいつか帰ることができるのでしょうか。
結局原発事故は、一次的には津波による電源喪失ではなく、地震によって起こったことがばれてきて、武田邦彦先生が最初から主張していた通りだということでした。
武田先生からは、科学的思考をちゃんと詰めていくことが大事だと学びました。
先生曰く、「原発は地震によって壊れるようにできている」
最近の筆致も冴えています。 武田邦彦(中部大学)
さらに1号機のメルトダウンももばれて、「デマを飛ばすな」と非難されていたジャーナリストの上杉隆さんたちの言っていた通りだということで、東電・政府・マスコミの伝えることを信じた連中は、完全に負け戦とあいなりました。
私の地域からは最も怖い浜岡原発の一時停止の管首相の決断は、「黒い猫でも白い猫でもネズミを捕る猫は良い猫だ」(byトウショウヘイ)によれば支持できるのでしょうけどそのきっかけが、青山繁治氏が暴露したように、「横田や横須賀が危ないから」とアメリカ政府が命じられたからだというのだから、悲しい。日本国民を守るためでなく、米兵を守るためだったとは。
多分これは本当だろうな、と多少でも日米関係に関心のある人は感じたのでは。
以前、ここでも「日本にリーダーはいたのか?」で嘆いたとおり、管さんは、リーダーではなく、やはり中間管理職だったのです。
ついでにいうと、前福島県知事の佐藤栄佐久氏を陥れた検察特捜部の検事たちは、この状況をどう思っているのだろう。彼らの中にも東北や福島出身者や係累、友人のいる人はいるだろうに。
少しは責任を感じているのだろうか。うかがいたいところです。
今や時の流れは反原発に流れて、最初は「安全だ、安全だ」と叫んでいた政府・東電も、今は「危険だ、いやいますぐ危険ではない、でも危険だ、逃げなさい」とよくわからないけど、危ないと叫んでいます。そして放射能は漏れ続けています。
最近になって、隠されていた情報が次々に明らかになってきて、長年苦労した反原発の研究者や運動してきた人たちの苦労が報われて良かったね、と思っていたら、果たしてそれでいいのかと根底的な批判をしているのが副島隆彦氏。
政府の態度の変更は、原発周囲20キロを封鎖し、そこに住む人々を追い出し、そこを日本中の核廃棄物の処理場としてしまおうという画策ではないかという主張は、ハッとさせられました。
それで、東大名誉教授の西村肇氏(けして御用学者ではない)が厳密な計算によって、「本当は放射性物質の総放出量はチェルノブイリ級どころか、その10万分の1、100日間の合計でも1000分の1しかない」と明らかにしたのを押さえつけ、隠して、「危ない、出て行け」と言いだしたのではないかというのです。副島隆彦の学問道場
本当にそうなら、実に恐ろしい、悪魔のシナリオです。
長年抑圧されてきた反体制派と「放射能怖い」と今や集団ヒステリー状態の「気分は反原発派」の勢いを利用して、真面目な彼らを騙して、乗せて、一気に支配していく、戦術的にこれはあり得ると思うのです。
とにかく今は、福島という共同体が壊され、そこを境に東北と関東以西が日本の共同体として分断されていくような危惧を感じてしまいます。
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