「児童心理」に載りました!
昨日8月12日発売の「児童心理 2011年9月号」(金子書房)に私の拙論が掲載されました。
特集は「向上心のある子」
向上心とは何か、子どもにどうしたら向上心を育てることができるか、という興味深いテーマについて、各界の著名人や教育学者、心理学者、教師がわかりやすく論じています。
私は「子どもが向上心をもてないとき」の章で、「向上心のつまずきと回復」と題して、アドラー心理学の観点と日々の臨床実践から思うところを書かせていただきました。
また、社会学者の上野千鶴子先生、水泳の鈴木大地さん、作家の中村うさぎさん、マジシャンのマギー司郎さんが自身の体験からユニークな見解を述べられています。
他にも世界各国の向上心教育の事情など、興味深い内容で、全体としてなかなか良い仕上がりになっていると思います。お買い得ですよ。
同誌の編集後記にもありますが、向上心は日ごろ誰でも使い、一見心理学的でありながら、意外にピタッと心理学の専門用語にはまらない言葉のようです。「達成動機」が一番近い概念ということですが、そのままというニュアンスではありませんね。
このようにわかりやすいようで、とらえにくい向上心について、その分、論者や実践者の多様な考えを聞けて、興味深いと思いました。
ぜひ、お買い求めください。
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