選択理論を学ぶ
12月11日(日)、ヒューマン・ギルドで「選択理論心理学入門」を受講してきました。
アメリカの精神科医、ウィリアム・グラッサーによって作り上げられた選択理論心理学(カウンセリング場面では現実療法と呼ばれる)は、基本的発想、理論構成がアドラー心理学との類似性が高いと以前から指摘されていましたので、好奇心いっぱいで参加させていただきました。
講師は、磯部隆先生(静岡英和学院大学短期大学部教授)、選択理論心理学会の理事であり、日本カウンセリング学会認定スーパーヴァイザーで、実はアドラー心理学も80年代の前半から学び出したという、大先輩アドレリアンでもあります。
だから、80年代後半からアドラー心理学を学び始めた私は、昔何度も講座や学会でお見かけしたことがあったのでした。お会いしたら「あ、あの人だ」と思い出し、そういう方だとは全く知らなかった。
講義はとても丁寧で、おそらく基本的なところをばっちりお伝えしていただいたと思います。
人間の心を自動車に例えて、「ハンドルを握っているのは本人、4輪のうち前輪は行為と思考、後輪は感情と生理反応、エンジンは基本的欲求(選択理論では5つの欲求にまとめています)」という話はわかりやすく、個人の主体性を重視し、人生は選び取るものだという考え方は私に合っていると感じました。
また、「上質世界quality world」という本人とって大切な人やものが、人生の選択の軸になるという考えは、いわゆる「自己理想」の具体的、質的側面を言い表しているように思え、そこから人生や生活を見直していくと面白いワークになると思いました。
さらに磯部先生は選択理論とアドラー心理学を知り尽くしているので、二つを対比して共通性を明確にしてくれました。
これは参加者の皆さんにとってもありがたかったでしょう。
アメリカでも何年か前に北米アドラー心理学会にグラッサー博士が呼ばれて講演をしたことがあり、両者の共通性、類似性は論じられているところのようです。
日本でもさらに連携が広がり、深まればよいと思います。
下に紹介するのは磯部先生の最新刊。選択理論だけでなく、先生が学ばれた心理学(論理療法、NLP、ブリーフ、フォーカシングなど)が紹介されています。もちろん、アドラー心理学もばっちり紹介されています。
人生に心理学を役立てたい人にお薦めです。
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選択理論の講座だったのですね。
私も聴いてみたかったです。
選択理論はアドラー後に知った概念だったので
齧ることもなく留保のままだったりします。
アドラーを知った後はどうも「仕入れ」を怠っているようです(^_^;)。
Posted by: ぐうたら三昧 | December 12, 2011 10:26 PM
ぐうたら三昧さん
おもしろかったですよ。
ぐうたら三昧さんみたいに大学院に行っていれば、自然に仕入れられているのではないですか?
いつかご研究も発表されて下さいね。
Posted by: アド仙人 | December 13, 2011 09:24 AM