連チャン、アドラー研究会
2月24日(金)はここでもお知らせしたとおり、山梨のアドラー心理学学習会があり、約20名が参加してくれました。
今回のテーマは交流分析。
講師に穴水博美さん(産業カウンセラー、交流分析士インストラクター、NLPマスタープラクイティショナー)に来ていただき、みんなでエゴグラムを作りました。
エゴグラムは私も日ごろのアセスメントに使うことの多いツールです。
交流分析は精神分析的概念を使いながら、発想はアドラー心理学的なので私にも使いやすく、クライエントさんとも結果を共有しやすいのでいいですね。
私は元からそうですが、FC(自由な子ども)が最も多く、NP(養育的親)、A(大人)が多く、AC(いい子)が一番低いということですが、以前よりややプロフィールがフラットに近くなったかなという印象でした。少しは大人になったのでしょうか。
そこで参加者に同じく武道家がいるのですが、「武道をやると交流分析のプロフィールのアンバランスが減ってフラットになってくる説」を彼と話して盛り上がりました。
戦う視点を養うのはCP、指導者・先輩として人を育てることはNP、合理的身体技法を追及することはA、脱力して自由闊達な境地を得ることはFC、厳格な師匠に従うことはACに通じる、ということですかな。
翌2月25日(土)は早稲田大学で最近行われている早稲田大学アドラー心理学研究会、心理学者の向後千春教授の主催によるもので、初めて所沢キャンパスまで行ってきました。
母校でもあるし、以前から行ってみたいと思っていたので、スケジュールが合ったので参加させていただきました。
テーマは「アドラー心理学による研究」。
アドラー心理学が知られるようになってきた昨今、どうやってそれを伝えていくか、また学びを深めていくにはどうしたらよいか、ということが重要になってきたと最近考えています。
そのためには研究という視点や方法が重要になると思います。しかし素養がないと、なかなか気軽に手をつけにくいところでもあります。私もめんどくさがりだし、研究なんて向いていないからと手をつけがたく感じていました。
今回は、アドラー心理学の領域で研究をしてみたいという人のために、どんな研究トピックがあり、アプローチするための方法はどのようなものがあるかについて話しましょう。もちろん、まだ研究は考えていないという人にも興味深いものになるはずです。研究の視野は、アドラー心理学の内側で線を引くのではなく、「アドラー心理学×生涯学習×ライフコース×ポジティブ心理学×身体学習」というように外に開いたものを考えています。
向後先生はイメージ通りとても楽しく気さくな先生で、参加者もゼミ生さん、早稲田のeラーニングの学生さん、院生さんなどですが、みんな社会人経験者でいろいろな職種の方がいらして、初参加の私を暖かく迎え入れてくれました。
向後先生のきれいな研究室でやったのですが、とても話しやすい雰囲気でした。
アドラー心理学だけでなく、まさに生涯学習の実践として向学心にあふれた方たちの話をうかがい、とても知的刺激を受けました。
私も何かやってみたくなった。誰か一緒にやらない?
今年は、いろいろな学びの場に出向いて自分の力を磨いてみようと思っています。
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