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April 09, 2012

武道の必修化について:甲野善紀氏出演

 武道の必修化について、甲野善紀氏が出ています。

 基本的に必修化は疑問の立場から、武道を巡る問題を主張されていて、私も同意見です。「武道はスポーツではない」と考える人はほとんど同意されるのではないでしょうか。

 一般の人に最も役立つ武道の技は甲野氏も言うとおり「受け身」で、全ての人ができていた方がよいのですが、最も単調、退屈なもので、こればっかりだと武道に対する生徒の内発的な動機づけが生まれるのは難しいでしょう。

 完全に近い安全性を求めるなら、そもそも武道は「危険」というものを前提に組み立てられているので、スポーツ的な柔道であれ、古武術的な合気道であれ、本格的にやればやるほどケガや事故は不可避であるのも事実です。私たちはそれをある程度承知で、お金を出してわざわざ危険な技を学ぶので、そこにそれ以上の価値を認めているからですが、生徒に無理にやらせてもどうかなあとは思います。

 私自身は高校から合気道と弓道をやっていたので、高校の体育で柔道をやるのは楽しかったですけどね。

 昔京大の数学者、森毅先生が、マンガばかり読む子どもを変えさせるにはどうしたらいいか、という質問に「全ての教科書をマンガにすればいい」と傑作な回答をしてくれましたが、要するにそういうことです。

 やはり最も安全な武道というと太極拳になるのですが、健康法だけでなく武道としてちゃんと教えられる指導者が少ないし、そもそも「日本の伝統と文化」を伝えるという趣旨に反するので、「右」の人には受け入れらないでしょうな。

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