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May 15, 2012

おおえまさのりさんと再会

 前記事のアドラーキャンプの終了後、その足で同じ北杜市白州町に住むおおえまさのりさん宅を訪問しました。

 なんと20数年ぶりの訪問、再会です。

 おおえまさのりとは-はてなキーワード

1942年生まれ。

65~69年にかけて映画制作のためニューヨークに渡り、スピリチュアルムーブメントと出会う。

その後インドを旅してチベット仏教に出会い、『チベット死者の書』を日本語翻訳。

以後精神世界ニューエイジの展望を切り開くさまざまな企画・出版・学塾などに携わる。

現在は、自然農法を実践している。

 70年代の日本のヒッピー・ムーブメント、80年代以降のいわゆる「精神世界」の草分け、本家本元の一人でその世界では知る人ぞ知る大人物です。
 しかし内面のトリップに走りがちなスピリチュアル文化だけでなく、社会と個人の内面の統合を目指すディープエコロジーの推進者の一人でもあり、脱原発運動や自然農にも深くかかわっていました。
 あまりマスメディアには出ませんが、「チベットの死者の書」を日本に初めて紹介した人として知られています。

 私は大学時代から20代半ばまで、先輩や友人と何度も当時小淵沢にあったお宅にうかがい、夜遅くまで語らい、相談し、昼は農作業や大工仕事を手伝ったりしていたのでした。今にして思うと、私の人格形成に大きな影響を与えた恩人といってもいい人です。

 今回おおえさんのお宅のすぐ側でキャンプをやっていたことで、なんか急にお会いしたくなって、アポなしで突然訪問したのでした。3.11後のこの日本の状況でどのように過ごしておられるのか、何をお考えなのか、知りたくなったのかもしれません。アドラーキャンプの仲間の佐藤さんもお連れしました。

 70歳になるおおえさんは、すぐに「深沢君か」と気づいてくれ、昔と全く変わらない自然の中に溶け込んだ仙人のような風貌とやさしい笑顔で僕たちを迎えてくれました。

 山間にある自作の家は赤い泥の壁が印象的で、素朴だけど頑丈そうで、すごく住み心地が良さそうでした。

 自然農で不耕起の田んぼには水が張られ、オタマジャクシがたくさん泳いでいました。その上を柔らかく暖かい風が流れて気持ちよく、強い生命力を感じました。

 おおえさんがいれてくださったチャイを飲みながら、しばらくお互いの近況を報告し合いました。
 おおえさんは最近、近隣の仲間たちと自然農の実践をしながら、地域通貨、エコロジー、先住民文化の伝承、震災支援、脱原発運動などに携わっているようでした。
 おおえさんはとても包容力のある人だから、今でもたくさんの人が集まって、活動を広げていて、さすがだなあと感動し、勇気づけられました。

 私は時代柄か性格ゆえか、ヒッピーにもならず農業やエコロジーの世界にも入らなかったけど、結局今はある意味でドロップアウトしているわけだし、根底にはそういう精神があるのかもしれないと今回訪問して改めて実感しました。

 あまりにうれしくて写メを撮り忘れので、おおえさんのインタビューのあるサイトをリンクします。こんな感じの方でこんな感じの風景です。

 サイケデリックとチベットと自然農

 おおえさんの日記サイト

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Comments

お一人で暮らされているんでしょうか?
お会いしていろんなお話をうかがっみたいなと思いました…。

 吉川さん

 奥さんと二人暮らしです。

 関心があれば、いつかご案内しますよ。

 素敵な「元祖ヒッピー」です。

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