ナラティヴ・セラピー入門WS
ブリーフセラピー学会の続きの特別ワークショップが、8月29日(水)、相変わらず酷暑でありましたが、駒澤大学であったので参加してきました。
講師はジョン・ウィンズレイド博士(カリフォルニア州立大学サンバーディノ校教授)という方、ナラティヴ・セラピーの専門家として世界中で指導しているそうです。ナラティヴ・セラピーはいわゆるポストモダン思想を背景にしているためか、どこか哲学者的な雰囲気が醸し出されています。でも話しぶりやデモンストレーションの様子を拝見すると、とても暖かく包容力のある方だと感銘しました。
テーマはコンフリクト・コーチング。「対立状況においても『自分自身のことを気にかける』ことを可能にする会話の状態を作り出すこと。これは同時に『その相手のことをも気にかける』ことも意味する」ということで、対立や葛藤関係をいかに解消し、それまで支配的だったストーリー(他者への非難や自責や自罰など)を変えていくかという発想や技法を学びました。
講義ではミシェル・フーコーやドゥルーズの言葉が頻繁に出てくるので、科学としての心理学しか学んでこなかったり、思想に関心のない人にはとっつきにくく感じたかもしれませんが、話自体は実践的でした。臨床や相談実務をしている人には非常に納得でき、使ってみたくなったのではないかと思います。
私も知っているようでよくは知らないナラティヴ・セラピーだったので、大変良い確認と復習の機会になりました。
印象的だったフレーズは、
「会話のアート」
・古代ギリシャや古代ローマ時代において、自己への配慮の実践は、回想や瞑想と密接に関係していた。
・現代の治療的会話は、瞑想の一形態である。「ストーリーは選択されたものである」
・一つのストーリーに含まれる事柄はたくさんある。
・ストーリーを作るということは、常に選択するということを意味する。
・どのような関係においても、常にいくつものストーリーが考えられる。
など、非常に含蓄のある言葉が多かったです。
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