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December 09, 2012

「CONTRIBUTIONS TO ADLERIAN PSYCHOLOGY」

 最近勉強のつもりでえっちらおっちら読んでたのが、James Robert Bitterの「CONTRIBUTIONS TO ADLERIAN PSYCHOLOGY」です。アメリカのアドレリアンとして有名な方ですが、その名も「アドラー心理学への貢献」というタイトルがすごい。表紙にはアドラーの写真がでかでかと。著者の自負なんでしょうか。アメリカにはこういうのよくあるのでしょうか。
 著者の論文集のようです。
 

 でもその名に違わず面白かったです。
 著者は、アドラー心理学を臨床活動の根本にしながら、ゲシュタルト・セラピーや家族療法、ブリーフ・セラピー、ナラティヴ・セラピーを高名な先生(ゲシュタルトのポルスターや家族療法のサティアら)に就いて学び、統合的に実践してきたようです。
 

 そして本書では「アドレリアン・ブリーフ・セラピー」を提唱しています。

 著者の考え方や実践を読んでいると、誠に僭越ながら、私の志向、嗜好とほとんど重なり、同じようなことを考えてやっているような気がしました。
 まあアドラー派をやっていて他のアプローチを折衷していこうとすると大体その辺になるということでしょう。だからとても共感できました。是非、この先生にも学んでみたい。

 本書には、アメリカのアドラー派の偉大な先駆者であるハインツ・アンスバッハーやハロルド・モサックへのインタビュー、アドラー派的なグループカウンセリング、カップルカウンセリング、家族療法、フェミニスト・セラピーの理論と実践が報告され、ナラティヴや社会構成主義との統合の考察など、多岐にわたっています。
 厚い本ですが、お得感はありました。

 アドラー派の臨床本は少ないので、こんなのがもっと紹介されるといいですね。

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