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December 13, 2012

「陰謀論とは何か」

 選挙戦後半ですが、ほんとに世論調査のとおり自民は300議席行くのだろうか?世論調査とは世論操作であるというのは、もはや常識になりつつあるけど、これも誘導であるように思えてなりません。

 私は公共事業は必要だと思っているので、国土強靭化案には賛成ですが、ツイッターなどの噂によると、基本的人権の否定とか徴兵制とか最低賃金の廃止とか、どことはいいませんが、物騒な言葉が飛び交っていますね。戦争という最大の公共事業までも考えている人がいるのだろうか。ついでに安倍さんはお腹も強靭化していただきたいと思いますが、大丈夫でしょうか。気功をお勧めします。

 山梨の選挙区の私は、誰に入れたらいいのかわからず悩んでいますよ、ほんとに。そんな人が実際は多いんじゃないかな。

 ところで、私は政治を考えるときに最も重要な視点は、俗にいう「陰謀論」だと思っています。そういうと条件反射的にひく人がいるのは困ったものです。陰謀論がわかってないな人ほど、「陰謀論に陥らないように」などと訳知り顔にいうものです。じゃあ、何が政治を動かしているんだ?何かをほしい(権力、金、優越感など)人の意図に決まっているではないか。

 およそある集団がある利益を得ようと動くとき、プランを立て、そのプランが反対者が多いとか抵抗が大きい時には、徹底的に隠密裏に事を運ぼうとするのは当然のことです。
 その点では、これまで私もいくつも小さな陰謀を巡らせてきましたよ。

 普通に社会人していれば謀(はかりごと)なんて当たり前の事が、なぜか政治や経済という大きい枠組みを考えるときに無視してしまうのは、人のスコトーマ(心理的盲点)ゆえでしょうか。それとも立派な建前や理想や法則が政治を動かしていると思いたいのでしょうか。

 

 どのような人が陰謀論を否定しがちかというと、ひとつには「頭の良い(と自分で思っている)人」。文献や学問的理論のようなものを頼りに、政治の動きを説明しようとします。そういう人は目に見える要素の動き、既存の知識による構造の中でのダイナミクスで説明することが、事実だと思う人です。「陰謀論に陥らないように」説明することが知的だとでも思っているのでしょう。

 もう一つは「頭の弱い人たち」。最近よくいうB層といわれる人たちです。いわゆる知能が低め(というのもひどい言葉だが、確かに知能=情報処理能力には人によって優劣はある)で、言われたことが自分の考えにそのままなってしまう、郵政民営化の選挙の時にターゲットにされたといわれる人たち。
 今でもテレビのヴァラエティ番組やCMの主要ターゲットです。キャスターや解説者のいうことを「そうなんだ」と素直に信じることのできる「いい人たち」です。「陰謀論なんかないというだからない!」と信じることができ、自分が大損するかもしれないのに支持できる、ある意味うらやましいです。

 さらに支配層やその指示を受けて動く「上の方の」人たち。これはそれによって利益を得る立場なのだから、徹底的に陰謀を否定し、隠すのは当然です。「儲かりまっか?」と聞かれて「えらい儲かってます」なんていうわけありませんよね。

 しかし、明らかにくだらない陰謀論が実際に横行しているのも事実です。玉石混交は世の常ですが、確かにひどいものもある。読んでて面白いけど。数ある陰謀論のあり得るものと偽物を峻別する態度や目を養う必要があると思います。

 その点で、陰謀論(conspiracy)という言葉は手あかにまみれて誤解を生みやすいので「権力者共同謀議論」とでも言い直そう、正しく陰謀論を考えようというのは副島隆彦先生の「陰謀論とは何か」(幻冬舎新書)。

世界の財閥による「共同謀議」は確かに有る

 まず、金融ユダヤ人という言葉でいいと思うのですが、世界の金融・経済の一番大きなお金、資金を握っている人々が、おそらく今の世界を公職の人事面から操っている人々だと思います。このことを私は否定しません。むしろ肯定します。

 世の中はやっぱり平等でも公平でもありません。民主政治というのは形だけで、実質は、特権的な人々によって、私たちの日本も上から動かされているのだと思います。巨額のお金、世界で一番大きなお金を動かしたり、巨大企業の経営権を握っていたり、IMFや世界銀行などの国際機関や各国の高官たち(政治家たち)の人事権をもっと上の方から握っている人たちがいる。各種の金融市場で自分たちが裏からいいように価格を決めている。表面上は自由な市場取引で、市場価格で公正に値段が決められているふりをしている。

 しかしそんなのはウソっぱちだと私は思います。実際は特殊な、ごくごく一部の限られた人間たちによって、この世界は動かされている。当然、日本も動かされている。株価や為替(円ドル相場)や鉱物資源の価格などもますます統制されているように感じます。日本は世界の一部分であり、先進国の一つとして主要な金融大国です。それなのにもう20年も不景気が続いてホントにヒドイ国になってしまいました。 p36

 数ある陰謀論の真贋判定や世界の陰謀論の歴史が整理されていて、頭がすっきりしました。政治の季節には是非お薦めです。

 陰謀論を考えたからといって正解にたどり着けるとは限りません。多くは証拠不十分で真実はやぶの中でしょう。我々庶民には(失業や戦争とかで)最終的に類が及ぶとしても、直接は関係ありません。

 しかし、マスコミや学者・評論家が提供する既存の知識や常識の根底を疑う訓練にはなり、さらに人の行為には目的があって主体的に手段を選択しているのだ(この場合は往々にして悪い手段ですが)という見方を身につけることはできると思います。

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