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December 19, 2012

安倍さんの心と体

 前記事で総選挙結果への違和感を書きましたが、報道によれば、やっぱり自民への得票数はさほど変わらず、むしろ下がっているそうです。
 やっぱりそうだんだろう。前回自民に入れた人が今回他に行くということは少ないだろうから、全体の投票行動は民主を避けたというだけで、あまり変わっていないと思われます。自民に積極的に入れた人は必ずしも多くはないことがはっきりしました。これで少し実感に合ってくる。

 そうすると、識者による選挙結果の意味づけはあまりあてにならず、ただ小選挙区制度と低投票率と組織票の3セットが現象面での「原因」ということになるのでしょう。こういうのを「民意」というのは間違いでしょう。
 

 とにかく、安倍晋三氏が勝って次期首相ということで、是非頑張っていただきたいですが、さて、この人の心と体は大丈夫でしょうか?5年前のお腹の問題もあるけれど、先日のテレビでの表情、顔色を見て、皆さんはどう思ったでしょうか?
 私は率直に言って、
「大丈夫か?」
 と思いました。面構えはまあ政治家だから大体みんな悪いけど、顔色や表情はさえなかったし、姿勢もよくなかった気がします。少なくとも政治家に本来必要な胆力を養う丹田や柔軟で正確な判断ができるだけの心身のゆるみがあるようには見えなかった。

 そこで医学的な意味ではなくて、「生きた心身」を洞察できる人のご意見をうかがいたいと思っていたら、運動科学者・高岡英夫先生が実に興味深い記事を載せていました。現代の代表的政治家、安倍晋三、石原慎太郎、橋下徹、渡辺美智雄各氏の「身体意識」を分析しているのです。

 人類遺産サイト

 ここで高岡理論による身体意識論を説明する余裕はないのですが、人には身体感覚、運動感覚の情報を組織化する身体意識という意識の層があり、それを意識化して構造化させることで、優れた認識力や運動パフォーマンスの向上が図れるという考え方です。武道の「正中線」や「丹田」、バレエの「センター」などがその例とされます。

 高岡先生は、人の身体意識の状態が読み取れると称して、数多くのアスリートや格闘家、武道家、人物を分析して発表してきました。非常に興味深いものばかりで、私は大いに参考にさせていただきました。

 しかし、どうやってそれがわかるかというと、高岡先生独自の能力、洞察力や観察力、ある種の超能力的な直感によるとしかいいようがなく、客観的なものではありません。「オカルト」と非難する向きもあります。だから、そういうのはあり得ないと否定的な人は、ここはスルーしてかまいません。

 ただ、非常に優秀な指導者や達人は、一目見ただけでその人の身体的、心理的特徴を洞察できるものです。もしかしたら高岡先生はその洞察を、共感覚的に受け取れる人なのかもしれません。

 さて、それで安倍晋三氏ですが、高岡先生によると、他の政治家も含めてみんな、部分的には良いところがありながらも、一国のリーダーとしては全く不十分な身体意識でしかないと判断しています。

 安倍氏については、そこそこ下丹田の形成はあるにはあるがまだ弱く、意識は未来に向かわず、過去に向かっているとしています。そのため未来に対する想像力や構想力は欠けるようです。

 さらに懸念されるのは安倍氏は、かなり「拘束的な意識」が強く、ほとんど病人といえるほどではないかと推測しています。心と体を縛り付け、緊張させる意識状態が強いようです。
 私が学んでいる臨床動作法ではそういうのを「慢性緊張」といいますが、心の緊張が体に現れやすく、ストレス対処能力はかなり落ちると思われます。
 お腹の症状はまさにその現れだったのでしょう。

 たとえどんなよい政策を行おうとしても、リーダーがこれでは、その遂行も危ぶまれますし、下の部下、関係者(官僚など)を的確に動かし、我々国民が気分よくついていこうという気にさせることは難しいと思われます。

 むしろ苦しい拘束的な身体意識からは、やはり拘束的で緊張感のある、抑圧や厳しさを感じさせるような発想が出てくる懸念もあります。それにある勢力が乗っかったりすると危険なことになるかもしれません。
 いずれ敏感な国民は、それを直感的に感じ取るようになるかもしれません。そうなると、また流れは変わるかもしれません。それともやはりまたうまいこと操作されて流されてしまうかのなあ。

 高岡先生の解説です。

次に、国政を担うリーダーに、これがあっては困るという、ネガティブな身体意識についてみていくことにいたします。

 もっとも代表的なのは、拘束的な身体意識です。つまり自分の身も心もガチガチに固めてしまうような、そして圧迫感と息苦しさにつつまれ、身体的にも心理的にも代謝、活動性を低下させてしまう、拘束的な身体意識があるのかないのか。まずはそれを見ていきましょう。

 この拘束的な身体意識が一番目立つのは、何といっても安倍晋三です。次が野田佳彦という順番です。

 安倍晋三の拘束的な身体意識は相当な強さで、しばしば見かける例で言えば、病人、しかも中程度に重い病人に観察される程度の、強さと広がりを持った拘束が形成されています。

 野田佳彦は、安倍晋三に比べれば半分程度だと言えます。

 いずれにせよ、これだけ強い拘束的身体意識の持ち主だと、自分自身を拘束しているその身体意識と、まずもって日々戦い続けながら生きているわけです。

 わかりやすいたとえでいえば、皆さんが風邪をひいた状態のことを思い浮かべてみてください。悪性の風邪をひき始めて、ちょうど熱が出かかっていくときというのは、頭や身体中が締め付けられるような感じがして、かなり辛い状態になります。

 それでも、もし重要で休めない仕事を抱えていれば、いわゆる責任感と根性で頑張るはずです。しかしそれでは本当にいい仕事はできませんし、なおかつ辛さは何倍にもなるはずです。したがって、その頑張り状態を何週間も何ヶ月も継続するのは極めて困難です。

 安倍晋三のように強い拘束的身体意識が全身にかなりの規模で形成されている政治家の場合、学問・知識として、これまでどれほどの優れた勉強をしてきたか、さらには党との関係の中で、どのような政策を選択し、あるいは新たに作成したものを持っていようといまいと、それらをトップとして遂行していくという観点で見たとき、これだけのハンデを背負いながら、それを遂行するというのは大変な苦しみと戦いぬいていくことになりますし、継続ということを考えると、果たしてどこまでそれを続け得るのか、心配にならざるを得ません。

 せっかくですので、彼のその拘束の中でもとくに強い部分を指摘しておきますと、下腹部と首から肩に広がる菱型の2種類の身体意識が、その最たるものといえるでしょう。

 この下腹部に関しては下丹田の所でも触れましたが、2007年に潰瘍性大腸炎が悪化し、内閣総理大臣を辞任することになったのは記憶に新しいので、再び激務にみまわれた時にそうした体調への悪影響が出るのでは、と大いに危惧されます。

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Comments

興味深いです。ありがとうございます。

当方は、来年衆参W選挙で、第三極が政権を取ると踏んでいます。
どう見ても安倍さんは心配です。
過去の失敗を繰り返さぬようにという原因論で、
過去と結果を出すことに執着が見られます。

Posted by: 谷鹿監一 | December 30, 2012 at 06:57 PM

 谷鹿さん

 お久しぶりです。
 
 面白い見立てですね。

 そうなるといいですね。

Posted by: アド仙人 | December 30, 2012 at 07:58 PM

通りすがりの者ですm(__)m。
高岡英夫先生の超越揮観ですね。
以前、鳩山由紀夫元総理のDSを非常に高く評価されていましたが、

鳩山政権と第一次安倍政権の実績を比較すると、
鳩山政権は大きなマイナス、第一次安倍政権はマスコミはほとんど伝えませんが、並の政権の5年分くらいを1年で達成した優れたものでした。
あまり気にしない方が良いのではないかと思います。

Posted by: ディヤングルタ | January 07, 2013 at 09:21 PM

 コメントありがとうございます。

 さて、結果がどうなるか見物ですね。無事に勤めあげられればいいですが。
 報道によると、安倍さん、できるだけストレスを賭けないように首相でありながら、ゆったり目のスケジュールとのことです。

 前回の安倍内閣は悪くはなかったかもしれませんが、同じ対米自立志向として、鳩山さんもけして大きなマイナスと私は思っていません。
 それまで対米従属の自民でできなかった年次改革要望書をやめたし、東アジア共同体構想も、沖縄米軍基地のアイデアもよかったと思います。

 ただ、二人とも官僚とアメリカの壁に跳ね返されてつぶされたということでしょう。
 そういう挫折の際には、人は弱点が出ると私は見ていて、安倍さんは「身体症状」として現れ、鳩山さんは自ら「自分は脇が甘い」と昔言っていましたが、何だかわけのわからない腰砕けになったのかもしれないと、推測しています。二人とも下丹田はなさそうですな(笑)。

 お坊ちゃまの弱さを感じますね。

Posted by: アド仙人 | January 08, 2013 at 09:30 AM

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