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January 10, 2013

父は嫌われた方が子は自立する

 今発売中の「児童心理 2013年1月号」(金子書房)に興味深い記事がありました。

 目白大学教授の小野寺敦子先生による「子どものやる気はどうすれば育つ?-自律性の発達を軸に考える」で、中学生の自律性の発達に関するある研究に言及して、「父親について否定的な見方をしている子どもの方が、そうでない子どもよりも自律性が高い」という結果を報告しています。

 おもしろいですね。いわゆる反抗期というか、思春期の子(特に娘!)の父親への反発、嫌悪はひどいことがあります。お父さんはつらいよね。

 小野寺先生は、

 筆者はこの結果を見た時、少し意外な結果だと感じました。父親と良好な関係にある子どもの方が自律性が高いと推測していたからです。しかし青年期の特徴をよく考えてみたら、この結果に納得がゆきました。つまり、中学生という時期はそれまでの親子関係が大きく変化する時期であり、親のことを一人の人間として客観的に見られるようになり、親を批判する時期です。「勉強しなさい」とか「だらけている」と自分のことをしかる親の方が、自分よりだらけているのではないか・・・・という疑問を抱き始めると、子どもは親を批判するようになります。しかしこのように親を批判できる子どもは、批判するための語彙力と話術をもっており、将来、精神的にたくましい大人に成長し、意欲あふれる仕事をする可能性が高いのです。むしろ、心配になるのは、親の言いなりになっている素直すぎる「よい子」たちです。 p14

 と述べています。

 そうだよね。

 私もよく父に逆らった。今もそうか。

 全国の思春期の子どもを持ち、嫌われているお父さん、それでいいのだ、安心せよ!(と自分に言い聞かせる)

 なお、同誌には、アドラー仲間で教育心理学会で一緒にシンポジウムをした原田綾子さんが「やる気を失っている子へどうかかわるか」という論文を寄稿しています。嫌われているお父さんも、是非参考にしてください。

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Comments

見習うなら、きちんと関わってくれる父親。
そんな関係性があれば良いのでしょうか?

ここ数年体調が優れなかったのですが、ここ数日、体調と気分が楽になってきました。
何だか支配されていたものから少し、離れることが出来てきたのかもです。

前進したいです。

Posted by: 吉川 | January 10, 2013 at 01:17 PM

 吉川さん

 同論文では、嫌われていることの効果を強調していて、関係があるかないかは問われていません。
 子どもはたくましいということでしょう。

 今年はいい年にしたいですね。

Posted by: アド仙人 | January 10, 2013 at 03:46 PM

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