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February 18, 2013

名人に学ぶ

 週末は土日連チャンで、地元で二人の心理療法の名人から学ぶ機会を得ました。

 16日(土)は学校臨床心理士委員会主催のスクールカウンセラー向け研修会で「暴力的逸脱行動へのABA(応用行動分析)」というテーマで、秋山邦久先生越谷心理支援センター、常磐大学准教授)から学びました。

 実は私は山梨県学校臨床心理士委員会の副委員長を務めさせていただいているので、主催者側であり、「今年の研修は秋山先生にしよう」と特権的に決めてお呼びしたのです。

 秋山先生は、子ども、家族支援の分野で、私が見る限り日本でトップレベルの治療者です。行動療法、催眠、家族療法、ブリーフセラピーなどがご専門です。
 もうお付き合いさせていただいて長いのですが、その見立ての鋭さと介入方針の立て方の的確さは、舌を巻くほどです。先生の話を聞いているといつも大変啓発されるのですが、その刺激を若手のスクールカウンセラー、臨床心理士の人たちに浴びてもらおうと思ったのでした。

 そして講演は、予想に違わずおもしろかった。
 先ず、これまで臨床心理の分野で、受容・共感ばかり唱えて立派なことを言うけど、夜尿も不登校も治せない臨床心理士、スクールカウンセラーがいかに弊害をまき散らしてきたかを秋山先生は鋭く指摘したので、会場には凍りついた人もいたんじゃないかな。
 しかし、先生は問題を指弾するだけでなく、臨床人間学と臨床心理学の違いを説明し、心理学の立場からスキルの重要性をわかりやすく説いて、誰もがレベルアップの可能性があることを説得的に教えてくれます。

 講義というより、もはや話芸というレベルでけして飽きさせないので、若手や専門家は是非、直接学ばれることをお勧めします。

 17日(日)は臨床動作法山梨研修会による「臨床動作法山梨ワークショップ」で吉川吉美先生(愛知学院大学教授)から、非常に繊細で効果的な動作法を学びました。

 吉川先生の動作法はすばらしいので、WSはできるだけ参加しているのですが、今回は、腰、背、首のゆるめ方、膝や足首のゆるめ方、動作法による体の温め方などをやりました。

 ペアになってやり合う体験型のWSなので、終わるころには心身共にスッキリとしました。これは聴講型のWSとは違う動作法ならではの良さです。

 一連のワークが終わった後、立位になると、ピターっと足の裏が床に吸い付いて、体の重みが下に抜けるようになって、実際に押してもらうとやる前より明らかに体が安定感が増し、重くなっていました。
 武術的にもとても有効なアプローチであることを再確認しました。

 心理療法でも武術でも、名人に教わることで啓発されるとともに謙虚になれ、自分の実力が少しでも上げられるような気がして、大切なことだと改めて思いました。

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