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March 18, 2013

呉式太極拳体験

 17日(日)は甲府で行われた呉式太極拳の講習会に参加しました。以前からの知人の山梨呉式太極拳研究会の主催者の方よりお招きを受けたからです。

 呉式太極拳研究会の沈剛先生を東京よりお招きしての講習会でした。

 呉式太極拳は、日本ではあまり知られていませんが、中国は上海、香港の中国南部から東南アジア方面にまで広がる伝統太極拳の流派です。華僑がよくたしなんでいたために、その方面に広がったらしいです。

 一番普及している簡化太極拳などに比べるとマイナーなようですが、実は武術の歴史上、達人や実戦名人を輩出している実力者集団といってもいいでしょう。太極拳マニアならその名を知っているでしょう(ここでは知らない人ばかりでしょうからいいませんが)。

 しかしその呉式太極拳は、大きな動作の一般の太極拳や派手なアクションのカンフーとは真逆の、実に地味で小さく、とてもわかりにくい動きが特徴的です。
 その分、とても精密な技を内部に豊富に有しています。

 沈先生はその呉式太極拳の四代目伝人、正統な後継者で、ある意味太極拳界の保守本流を守る存在といえるかもしれません。
 ちなみに私の属する流派は形意拳の保守本流といえます。

 そして沈先生は、とても穏やかで優しい人でした。名刺をいただいたら、なんと「社会福祉主事」をお持ちで、日本で福祉の仕事をされていたらしい。
 先生はまず講座の冒頭で、昨年の中国における反日デモでデパートを襲撃、破壊した中国人がいたことに大変心を痛めていることを話され、なんと頭を下げられたので、逆にこちらが恐縮してしまいました。私、直接関係ないしね。実に謙虚で、実直な人です。

 しかし人柄だけではない、さすがは嫡流継承者は違う、という動きや技を随所に見せてくれました。とても眼福になった。

 私も体験させていただいて、呉式の推手は武術や格闘技をする者なら学ぶ価値があると思いました。また、私がこれまで学んできたこととの共通点も少なからずあることも確認しました。姿勢などに違いはあるけれど、「内家拳」と同じカテゴリーに分類されるだけあって、身体的感覚としては違和感がなかったです。

 

 内容は沈先生のブログにあるとおりですが、骨盤を動かさないことの重要性を強調されていました。「骨盤主義」といってもよいくらいの強調さでしたね。でも確かに、動きをよくして、強い力を出すためにはそのとおりです。

 今後、貴重な呉式太極拳が日本にも広まることを祈りたいと思います。

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