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May 10, 2013

「自閉症スペクトラム」

 今度改訂されるDSMでは、アスペルガー症候群がなくなって、重い自閉症からアスペルガーまで連続的に捉えようということで、「自閉症スペクトラム障害」に一本化されるという報道がありました。
 それにはいろいろな波紋があるようですが、これは自閉症がデジタルに分節できる疾患単位ではなく、普通の人との連続線上にある「器質・気質」に近いものであるという考えになってきたように思えます。

 そんな時宜にかなったのが本田秀夫著「自閉症スペクトラム-10人に1人が抱える『生きづらさ』の正体」(ソフトバンク新書)

 著者の本田先生は精神科医で、著名な発達障害の研究者、臨床家で、山梨県立こころの発達総合支援センター所長でいらっしゃいます。
 私のオフィスでもいつもケースをとおして連携させていただいています。サインもいただいちゃった。

 本書では「障害」といわれるほどではないけれど、どうも共通した特徴がありそうな人を「非障害自閉症スペクトラム」と呼ぶことを提案しています。よく「あの人、アスぺっぽいよね」と専門家も当事者の周辺も言っていたのを、きちんと見ようということで、私と同じく、器質を理解するために自閉症の知見を積極的に使おうということだと、私は受け取っています。

 本書をアスペルガー障害の子を持つお母さんに紹介したら、大変勉強になったとお礼を言われました。

 発達障害の理解のために、是非ご活用ください。

 

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