いじめ問題研修会
5月26日(日)、臨床発達心理士の資格更新研修会で日本大学文理学部に行ってきました。
今回のテーマは「いじめ」で、いじめ研究の第一人者、戸田有一先生(大阪教育大学)と、小中学校での激しいいじめ被害の経験から今はサポート活動をしている宮川正文さん(子どもの権利条約総合研究所特別研究員)の話を聞きました。
内容はなかなか濃く、専門的な情報が多くてここで書けない部分もあるので、印象的なところだけメモします。
まず、宮川さんの凄まじいいじめの経験と経歴のお話し、そしてそれらを脱した今の飄々とした佇まいが印象的でした。
宮川さんは驚くべき行動力のある人で、不登校の若者の居場所を作ったり、ぱれっと掲示板というネットでのいじめやひきこもりの相談活動を長くしているそうです。よかったらのぞいてみてください。また、経歴を買われて中卒でありながら富山大学の非常勤講師をしていたこともあり、名刺の肩書を「非常識講師」としていたそうです。面白い人ですね。
戸田先生をはじめ、実践家と連携して、積極的な運動を展開しています。
・いじめの予防ということがしきりにいわれるが、実は予防と介入だけでは足りない。学校にいじめがなくなるということはない、風邪と同じこと。ただエスカレートさせないことが必要。自殺や犯罪にまでさせないことを目指すべき。
・いじめ被害者の予後の研究が足りない。いじめ被害者が自尊感情が戻ってきたときのサポートが必要というのが世界の研究者、臨床家の認識となっている。それがないと、復讐心となって、大量の人を巻き込んだ巻き添え自殺が起こる危険性がある。アメリカ、コロンバイン高やフィンランドのスクール・シューティング、銃の乱射事件は、犯人はいじめの被害者だった。
・いじめの中心者を変えさせるのはかなり難しい(その理由は省略します)。SSTや説諭で簡単に変わるものではない。ピアサポートは共感性の高い周辺の子たちを中心にした方がよい。戸田先生たちもいろいろ試行錯誤で実践している。
・岡山県の悩める教師ためのサポート活動、沢田の杖塾の紹介。
いじめに関する私の視野が少し広がったように思います。
« 「『むすび』の武術と植芝盛平」 | Main | ライブのお知らせ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「経営は知られてなんぼ」(2026.01.13)
- 田舎で開業するには(2026.01.07)
- 熊目撃情報の真偽(2025.11.19)
- 自主シンポジウム続きます(2025.09.28)
- メタトロン体験(2025.08.27)




















Comments