地元で学び、講演
6月11日(火)夜には私のオフィスすぐ側の山梨学院大学で、動機づけ面接法の研修会があり行ってきました。
動機づけ面接法は、主に依存症のような「やめたいけど、やめたくない」みたいなアンビバレンスを持った人への効果的面接法として開発されたものです。
しかし、特別なものというより、非支持的カウンセリングと支持的カウンセリングの統合としてパッケージ化されています。とても理解しやすくカウンセラー以外の職種の人も使いやすく、エビデンスも示されているということで、注目されているアプローチです。
この動機づけ面接法研修会は、山梨で禁煙外来をしている医師らでつくるヤマナシたばこ問題研究会がシリーズで企画しています。
アドラー心理学(勇気づけ面接法とでもいおうかな)から見ても、何ら矛盾はないというか、よく似ているというか、そのものというか、採用しやすいと思いました。
13日(木)昼は、韮崎こすもす教室という不登校児のための適応指導教室で行われた「思春期の子どもと向き合う保護者のためのセミナー」で、今度は講師として登壇。主に不登校児の保護者、30名ほどの人たちに、「思春期の子への勇気づけ」と題してお話をさせていただきました。
その後、保護者同士の話し合いに助言者として入り、実際の生活や悩みの様子をうかがい、私自身も大変参考になりました。
その夜は甲府のあるホテルで「思春期・青年期の発達障害の理解と対応」という医療者向けの研修会に参加。最新の脳科学や薬物治療の知見を学び、どうして近年発達障害が増えたのか、実際の臨床での工夫など多岐にわたる情報を得ました。
現代社会は多量の情報処理、複雑な対人関係をこなさなければならず、脳に過剰な負担がかかるようになりました。柳田国男の「遠野物語」には、ある農民は一日にたった24語しか言葉を発しなかったとあるそうです。それに比べて私たちは膨大な量の言葉を発しているわけで、そのために膨大な情報を処理しているはずです。
それに対する適応戦略として、発達障害的現象が起こるという話は興味深かったです。
脳への負荷に対して、ADHD的戦略(次々と来る新しい情報に優先的に対応する)か自閉症スペクトラム的戦略(決まった情報だけに集中してあとは排除する)になりやすいのではないかという説でした。なるほど、ですね。
臨床については日記法といって、クライエントさんに日記を書いてきてもらって話し合うセッションの話が興味深かったです。日記の内容をとおして、発達障害者の体験を詳しく聞き取ることが、体験の振り返り、共有、そしてメタ認知を育てることになり、達成できている成果を認めることがまさに勇気づけになるようでした。
これに近いことは私もよくやるので、さらにやってみようと思いました。
というわけで、今週もまた一歩、達人に近づいた(?)
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