氣と心理WS
7月24日(水)は、南アルプス市にある訪問介護事業所ケアポートアトムに出向き、「職場のメンタルヘルス入門」の研修をしてきました。1時間の短い講義でしたが、日々介護をとおして多くの人に接している人たちなだけに、心理学的な内容の話の通りがよかったです。
25日(木)は久しぶりに本部道場に行って八卦掌の稽古。私も新しい型に入り、老師より丁寧に教わることができましたが、その傍ら、トップクラスの大先輩の八卦掌の動きを見て目を奪われていました。これはすごいというか、ただ事ではない雰囲気(勁力と呼ぶべきか)で、こんなのに打たれたら大変なことになると確信しました。
「ずいぶん差がついちゃったなあ」と思ったけど、私なんかとは修練の度合いが違うので、実力差は当たり前ですが、もうちょっとしっかり稽古しようと、肝に銘じましたよ。
さてそこでというわけではないですが、立教大学でアドラー心理学を研究している浅井健史先生よりお知らせをいただきました。浅井先生は先ごろ開かれたコミュニティ心理学会で勇気づけの研究を発表されて、好評を得たそうです。
合気道も学ばれていて、そこの先生(この方も素晴らしい)とのコラボ企画第3弾です。面白そうですよ。
卯酉館アカデミック・ワークショップ
「氣」と「心理」のつながりを探る(第3回)
~推手を通して「中心から生まれる力」をさぐる~
古来より「氣」の力は武道や治療法・健康法に活用されてきましたが、学問の領域では神秘的で捉え所のない物と見なされ、その解明は十分に進んでいません。
心理学は、研究や臨床実践を通して人間の心のあり方を究明するとともに、成長・発達を促進し、人間と環境との調和を目指します。いっぽう武道も、心身を一如として捉え、人間が潜在能力を十全に発揮し、自然や宇宙と調和するよう導きます。すなわち方法は異なっても、心理学と武道は究極的には同じような地点を目指して人間にアプローチしているように思われます。両者の知が協働して「氣」を探求すれば、互いに豊かな実りをもたらすかもしれません。
そこで心理学やメンタルヘルスの研究・実践に携わる先生方にご参集いただき、体験を通して「氣」を考えるワークショップを開催いたします。今回は講師が考案した「インナーセンス・トレーニング」より太極拳の「推手」をアレンジしたワークを行い、身体の中心から生まれてくる「氣」の力を実感するとともに、それがどんな心身の条件から発動したかを検討します。質疑やディスカッションを深めながら、「氣」と「心理」の接点をともに探りたいと思います。手探りの試みですが、関心をお持ちの皆様にぜひご参加いただきたく、ご案内申し上げる次第です。
◆開講日時◆ 2013年8月10日(土) 13:00~15:30
◆場所◆ 卯酉館(ぼうゆうかん)
板橋区中板橋2-11 (東武東上線「中板橋」下車徒歩5分)
道順はHPをご覧ください http://chizuz.com/map/map51291.html
◆参加費◆ 3000円(当日お支払いください)
◆対象者◆ 心理学および関連領域の研究や実践に携わっている方/心理学および関連領域を専攻する大学生・大学院生/その他の対人援助の仕事に携わっておられる方
◆申込方法◆ 卯酉館(boyu-kan@mbr.nifty.com)または浅井(aae19090@pop21.odn.ne.jp)のメールアドレスまでお申込み下さい。お問い合わせもこちらまでお願いいたします。
◆定 員◆ 10名 (定員になり次第締め切りますので、お早めにお申し込みください)
※当日はジャージ等、動きやすい服装をご用意ください。
◆講 師◆
田嶋 和樹 (研鑽会合氣道 館長)
昭和38年生まれ。「田嶋治療院」院長。合氣道3段・居合道2段・大東流合氣柔術初伝初段・中国武術2段。 鍼灸学校で東洋医学・西洋医学を学び、『氣の力、人体の本質的な動き、心身の状態を快適に高める』ためには、違った角度から見なければならないと感じる。怪我や故障に苦しめられ、克服してきた経験も加えて、体の弱い方や元氣になりたい方の心身を楽にする、武道が基本の体系を考案する。(研鑽会合氣道ホームページ http://boyu-kan.jimdo.com/)
◆世話人◆
浅井 健史 (臨床心理士)
立教大学・明治大学 兼任講師 / 東京都市大学・国際交流基金日本語国際センター カウンセラー
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