「自分を勇気づける技術」
前記事で山梨のアドラー心理学ベーシック・コースに岩井俊憲先生が来県することをお伝えしましたが、その岩井先生の最新作。
「カウンセラーが教える 自分を勇気づける技術」(同文館出版)
これまで岩井先生は勇気づけに関する著書は多く出されていて、「勇気づけの心理学」(金子書房)が代表的ですがそれは内容的に密度が濃い分、教師やセラピスト、講師などプロ向きという感じがありました。
本書はまさに誰でも勇気づけが理解できるようやさしく書かれていて、しかも実践しやすいという、リーダーフレンドリーな本です。
表紙もすっきりと清々しく、見ただけで気分がよくなりそうな感じです。
勇気づけの解説本として新たな決定版となるでしょう。
内容としては、自分自身への勇気づけ方、感情のコントロールについて、失意や落ち込んだ時にどのような心持ちになって勇気づけるといいか、アドラー心理学のエッセンスが縦横に散りばめられて説かれています。
私は自分のクライエントさんに読書療法の一環としてお薦めしたいし、病院でやっているグループにも適宜選択して使えると思いました。是非、やってみます。
本書を核に、アドラー心理学や勇気づけの輪や運動がさらに広がりを持つようになるでしょう。
後に続く私たちはいかにそれを様々な現場で実践して理解を深めていき、アドラー心理学の可能性を検討していくことが課題だと思います。
関心のある方、是非、お読みください。
また、山梨にお住まいの方でアドラー心理学に関心のある方、カウンセリングを受けたい方は心理臨床オフィス・ルーエにお問い合わせください。
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